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抗体性拒絶反応抑制剤 新技術説明会 外国出願あり

国内特許コード P130009380
整理番号 F08088-JP
掲載日 2013年6月14日
出願番号 特願2011-511287
登録番号 特許第5757483号
出願日 平成22年4月19日(2010.4.19)
登録日 平成27年6月12日(2015.6.12)
国際出願番号 JP2010002825
国際公開番号 WO2010125762
国際出願日 平成22年4月19日(2010.4.19)
国際公開日 平成22年11月4日(2010.11.4)
優先権データ
  • 特願2009-110887 (2009.4.30) JP
発明者
  • 大段 秀樹
  • 伊禮 俊充
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 抗体性拒絶反応抑制剤 新技術説明会 外国出願あり
発明の概要 生体防御機能を大きく損なうことなく、ABO式血液型が不適合なドナーからの移植や自己免疫疾患の発生抑制などを可能にする。
NKT細胞1とB細胞2との間のシグナル伝達を阻害して抗体の産生を抑制する抗体性拒絶反応抑制剤である。この抗体性拒絶反応抑制剤には、抗CD1d抗体3が含まれている。
従来技術、競合技術の概要


近年、医療技術の進歩から臓器移植が一般治療化されつつある。しかし、臓器提供者(ドナー)が圧倒的に不足しており、ABO式血液型の異なるドナーからの移植が安全に施行可能となればドナー不足解決の一助となりえる。



しかしながら、このようなABO式血液型不適合ドナーから臓器移植を行う場合、抗体性拒絶反応という大きな問題がある。すなわち、A型やB型の血液型糖鎖を有する抗原が標的となり抗原抗体反応により移植臓器が廃絶されるのである(これら血液型糖鎖を有する抗原を血液型糖鎖抗原ともいう)。



そのため、多剤併用の免疫抑制法が提案されてはいるが、いずれも治療効果は不確実、一時的なものであるうえ、非特異的であるため免疫機能全般が一様に抑制されてしまい、免疫機能の低下を招くという問題がある。



このような状況の下、抗原抗体反応では各種リンパ球細胞が重要な役割を果たしていることから、これらに着目した検討が行われている。例えば、抗HM1.24抗体がB細胞やT細胞の活性化を抑制するという知見に基づき、T細胞の幼若化やB細胞の抗体産生の抑制を可能にした、リンパ球の活性化抑制剤などが提案されている(特許文献1)。



本発明者らもまた、上述した血液型糖鎖に反応性を示すB細胞について研究を行っており、これまでに血液型糖鎖に反応するレセプター(受容体)はB細胞の中でもB-1細胞に帰属していることや、このB-1細胞の分化がカルシニューリン阻害剤で抑制されること、カルシニューリン阻害剤はペプチド抗原(微生物やウイルス等の一般的な外敵由来の抗原に相当する)に反応するB-2細胞の分化には影響しないことなどを確認している(非特許文献1~4)。

産業上の利用分野


本発明は、抗体性拒絶反応抑制剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
異種移植を対象としない抗体性拒絶反応抑制剤であって
抗CD1d抗体を含み、
NKT細胞とB細胞との間のシグナル伝達を前記抗CD1d抗体で阻害することにより、ペプチド抗原に対する抗体の産生を抑制しないで、ヒト由来の血液型糖鎖抗原に対する抗体の産生を特異的に抑制することを特徴とする抗体性拒絶反応抑制剤。

【請求項2】
請求項1に記載の抗体性拒絶反応抑制剤であって、
前記B細胞がB-1細胞を含む抗体性拒絶反応抑制剤。

【請求項3】
請求項1に記載の抗体性拒絶反応抑制剤であって、
前記抗CD1d抗体がモノクローナル抗体である抗体性拒絶反応抑制剤。

【請求項4】
請求項3に記載の抗体性拒絶反応抑制剤であって、
前記抗CD1d抗体がヒト型抗体である抗体性拒絶反応抑制剤。

【請求項5】
請求項1に記載の抗体性拒絶反応抑制剤であって、
血液型の異なるドナーからの移植に用いられる抗体性拒絶反応抑制剤。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011511287thum.jpg
出願権利状態 登録


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