TOP > 国内特許検索 > エレクトロスプレーによるイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置

エレクトロスプレーによるイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置 外国出願あり

国内特許コード P130009392
整理番号 P09-039R
掲載日 2013年6月18日
出願番号 特願2011-545278
登録番号 特許第5277509号
出願日 平成22年12月8日(2010.12.8)
登録日 平成25年5月31日(2013.5.31)
国際出願番号 JP2010072511
国際公開番号 WO2011071182
国際出願日 平成22年12月8日(2010.12.8)
国際公開日 平成23年6月16日(2011.6.16)
優先権データ
  • 特願2009-278458 (2009.12.8) JP
発明者
  • 平岡 賢三
出願人
  • 国立大学法人山梨大学
発明の名称 エレクトロスプレーによるイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置 外国出願あり
発明の概要

前処理なしの生体組織などを対象試料とすることができるようにする。
先端部に小さな孔11aがあけられた中空な絶縁性試料保持器11の先端部内に試料を入れ,試料保持器11内に後部から挿入された金属細線12を試料保持器11内の上記試料に接触させながら孔11aを通して試料保持器11の外に突出させ,金属細線12の先端が孔11aから外方に突出している時間帯の少なくとも一部において金属細線12に高電圧を印加して,金属細線12の先端に付着している試料をエレクトロスプレーによりイオン化し,分析装置に導入して分析する。

従来技術、競合技術の概要


生体試料や工業製品などを対象としたイメージング質量分析法の代表的なものにマトリクス支援レーザ脱離イオン化法(MALDI=Matrix-Assisted Laser Desorption Ionization)による質量分析法がある。この方法ではMALDI試料の作成という前処理が必要である。
近年,生体単一細胞の分子分析が活発に行なわれるようになり,そのための有効な分析法としてナノ-エレクトロスプレー・イオン化法による質量分析法(nano-electrospray ionization(ESI)mass spectrometry(MS))が提案されている。
Mizuno,Tsuyama,Harada and Masujima“Live single-cell video-mass spectrometry for cellular and subcellular molecular detection and cell classification”J.Mass Spectrom.2008;43:1692-1700
この方法は,口径(内径)がミクロン・オーダの先端をもつガラス製のESIチップ(キャピラリー)の先端に対象細胞またはその細胞液を吸い込み,イオン化用溶媒(一例として,正イオン・モードの場合は0.5%の蟻酸を含むアセトニトリル,負イオン・モードの場合は0.5%アンモニア水)をESIチップ内に加えて10倍以上に希釈した上で,エレクトロスプレーにより希釈した細胞試料をイオン化し,分析装置に導くものである。この方法によると,当然ながら,溶媒も質量分析されるから,溶媒由来の分子によるイオンシグナルも質量分析スペクトル中に現れる。

産業上の利用分野


この発明はエレクトロスプレーによるイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
先端部に小さな孔があけられた中空の絶縁性試料保持器の少なくとも上記先端部内に試料を入れ,
上記試料保持器内に挿入された導電性線状体を,その先端が上記孔から外方に突出または内方に退入可能に支持し,
上記線状体の先端を上記試料保持器内の上記試料に接触させながら上記孔を通して試料保持器の外に突出させ,
上記導電性線状体の先端が上記試料保持器の上記孔から外方に突出した後に,上記導電性線状体に高電圧を印加して,上記線状体の先端に付着している試料をエレクトロスプレーによりイオン化する,
エレクトロスプレーによるイオン化方法。

【請求項2】
一つの試料について,上記導電性線状体の先端の突出と退入および試料のエレクトロスプレーを複数回繰返す,請求項1に記載のイオン化方法。

【請求項3】
エレクトロスプレーによって導電性線状体の先端の試料が消費されたときに上記高電圧の印加を停止する,請求項1に記載のイオン化方法。

【請求項4】
上記試料保持器の先端に試料を直接に採取する,請求項1から3のいずれか一項に記載のイオン化方法。

【請求項5】
液体試料を上記試料保持器に液体クロマトグラフから供給する,請求項1から3のいずれか一項に記載のイオン化方法。

【請求項6】
大気圧下で行う,請求項1から5のいずれか一項に記載のイオン化方法。

【請求項7】
少なくとも先端に疎水化表面処理または親水化表面処理を行った導電性線状体を用いる,請求項1から6のいずれか一項に記載のイオン化方法。

【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載のイオン化方法によりイオン化された分子を分析するイオン化分析方法。

【請求項9】
先端部に小さな孔があけられた中空な絶縁性試料保持器を支持する支持機構,
上記試料保持器内に挿入された導電性線状体を,その先端を上記孔から外方に突出させまたは内方に退入させる駆動装置,および
上記導電性線状体の先端が上記試料保持容器の上記孔から外方に突出した後に,上記導電性線状体にエレクトロスプレーのための高電圧を印加する高電圧発生装置,
を備えたエレクトロスプレーによるイオン化装置。

【請求項10】
請求項9に記載のイオン化装置と,イオン化された分子を分析する分析装置とを備えたイオン化分析装置。
産業区分
  • 試験、検査
  • 電子管
  • 電力応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2011545278thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
上記の特許・技術に関心のある方は、下記問合せ先にご相談下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close