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ビオロゲン化合物及びカリウムイオンの定量方法

国内特許コード P130009414
整理番号 P01-001
掲載日 2013年6月20日
出願番号 特願2001-253939
公開番号 特開2003-064080
登録番号 特許第5066701号
出願日 平成13年8月24日(2001.8.24)
公開日 平成15年3月5日(2003.3.5)
登録日 平成24年8月24日(2012.8.24)
発明者
  • 桑原 哲夫
出願人
  • 国立大学法人山梨大学
発明の名称 ビオロゲン化合物及びカリウムイオンの定量方法
発明の概要

(修正有)【課題】カリウムイオンを選択的に定量することができるビオロゲン化合物及びカリウムイオンを選択的に定量することができるカリウムイオンの定量方法の提供。
【解決手段】下記の一般式Iで示されるビオロゲン化合物。上記ビオロゲン化合物の可視吸収スペクトルを用いるカリウムイオンの定量方法において、「少なくとも2個のビオロゲン化合物と少なくとも1個のカリウムイオンとの間で形成される分子間電荷移動錯体」に帰属される吸収ピークを用いるカリウムイオンの定量方法。上記ビオロゲン化合物と芳香族ジカルボン酸カリウム又は芳香族カルボン酸との間で形成される分子間電荷移動錯体に帰属される吸収を用いて、芳香族ジカルボン酸カリウム又は芳香族カルボン酸の定量方法。
(式中、X?はPF6?イオン、BF4?イオン又はハロゲンイオンである。)

従来技術、競合技術の概要
生体内においては、カリウムイオンのナトリウムイオンに対する存在比は非常に小さい。そのうえ、カリウムイオンとナトリウムイオンとは化学的によく似ており、カリウムイオンを検出しようとするとナトリウムイオンも同時に検出されてしまう。このため、カリウムイオンのみを選択的に精度よく定量することは容易ではない。そこで、生体内のように、カリウムイオンがナトリウムイオンなどの類似の金属イオンと共存し得る環境下のもとにおいても、カリウムイオンのみを選択的に精度よく定量することのできる指示薬や定量方法の開発が望まれている。
【0003】
従来、そのようなカリウムイオンを選択的に定量する方法としては、以下の2つの方法があった。
【0004】
第1の方法は、「電界効果トランジスタのゲート電極」上に「ポリ塩化ビニルを母材として可塑剤及びバリノマイシンを分散させたカリウムイオン選択性膜」が形成されたイオン選択用電極(ISFET)を用いて、カリウムイオンを定量する方法である(特公平6-84951号)。
【0005】
第2の方法は、「フルオロイオノホア/γ-シクロデキストリン錯体」の水中での蛍光スペクトルを測定してカリウムイオンを定量する方法である(J.Am.Chem.Soc.Vol.121,2319-2320(1999))。
【0006】
しかしながら、前者は、天然物のバリノマイシンを用いるため安定性に問題があるうえ高価であるという問題があった。また、後者は、存在する夾雑(きょうざつ)物により蛍光がクエンチされやすいという欠点があり、また、カリウムイオンの定量に3成分系(▲1▼フルオロイオノホア+▲2▼γ-シクロデキストリン+▲3▼被定量物質)励起状態での会合種からの蛍光を用いているため定量条件の設定が容易ではなく、さらにまた、励起光として紫外光を用いる必要があるので装置が大がかりになり測定も煩雑である、という問題があった。従って、いずれの場合においても、これらの問題が解決されることが望まれていた。
特許請求の範囲 【請求項1】 下記の一般式[I]で示されることを特徴とするビオロゲン化合物。
【化学式1】
(式中、X-は、PF6-イオン、BF4-イオン又はハロゲンイオンである。)
【請求項2】 請求項1に記載のビオロゲン化合物の可視吸収スペクトルを用いてカリウムイオンを定量することを特徴とするカリウムイオンの定量方法。
【請求項3】 請求項2に記載のカリウムイオンの定量方法において、「少なくとも2個のビオロゲン化合物と少なくとも1個のカリウムイオンとの間で形成される分子間電荷移動錯体」に帰属される吸収ピークを用いてカリウムイオンを定量することを特徴とするカリウムイオンの定量方法。
【請求項4】 請求項3に記載のカリウムイオンの定量方法において、「2個のビオロゲン化合物と1個のカリウムイオンとの間で形成される分子間電荷移動錯体」に帰属される吸収ピーク(以下、「吸収ピーク(2:1)」という。)を用いてカリウムイオンを定量することを特徴とするカリウムイオンの定量方法。
【請求項5】 請求項1に記載のビオロゲン化合物とカリウムイオンとを含むことを特徴とする分子間電荷移動錯体。
産業区分
  • 有機化合物
  • 薬品
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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