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64Cuの分離精製方法及び64Cuの分離精製装置

国内特許コード P130009417
整理番号 S2012-0157-N0
掲載日 2013年6月20日
出願番号 特願2011-263139
公開番号 特開2013-113821
登録番号 特許第5880931号
出願日 平成23年11月30日(2011.11.30)
公開日 平成25年6月10日(2013.6.10)
登録日 平成28年2月12日(2016.2.12)
発明者
  • 小田 敬
  • 甲村 巌根
  • 公文 裕巳
  • 小野 俊朗
出願人
  • 住友重機械工業株式会社
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 64Cuの分離精製方法及び64Cuの分離精製装置
発明の概要 【課題】本発明は、高精度な64Cuの分離精製を行うことができる64Cuの分離精製方法及び64Cuの分離精製装置を提供する。
【解決手段】本発明は、混在するNi及び64Cuの中から64Cuを分離精製する64Cuの分離精製方法であって、Ni及び64Cuを溶液で溶解する溶解工程と、溶解したNi及び64Cuを通すことで、64Cuを第1の陰イオン交換手段に吸着させる第1の吸着工程と、第1の陰イオン交換手段に吸着した64Cuを当該溶液に溶出させ、64Cuを含む溶液を回収する第1の回収工程と、64Cuを含む溶液の濃度をニッケル溶出用濃度に調整する濃度調整工程と、調整した溶液を通すことで第2の陰イオン交換手段に64Cuを吸着させる第2の吸着工程と、第2の陰イオン交換手段から64Cuを含む溶液を回収する第2の回収工程と、を有する。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


放射性金属核種である64Cuの製造方法として、金プレートにメッキされた金属ニッケルに陽子ビームを照射することにより64Ni(p,n)64Cu核反応を利用して64Cuを得る方法が知られている。この方法では、金属ニッケルメッキ中に極少量の64Cuが混在することとなり、64Cuを精度良く分離精製する必要がある。



64Cuの分離精製方法としては、64Cuが混在する金属ニッケルメッキを塩酸等で溶解させた後、CuとNiのクロロ陰イオン錯形成能の差異を利用して陰イオン交換樹脂により分離することが知られている(非特許文献1~3参照)。

産業上の利用分野


本発明は、放射線金属核種である64Cuの分離精製方法及び64Cuの分離精製装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
混在するNi及び64Cuの中から64Cuを分離精製する64Cuの分離精製方法であって、
混在するNi及び64Cuを溶解する溶解工程と、
前記溶解工程で溶解したNi及び64Cuを含む溶液を第1の陰イオン交換手段に通すことで、64Cuを前記第1の陰イオン交換手段に吸着させる第1の吸着工程と、
前記第1の陰イオン交換手段にハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出用濃度の溶液を通すことで、前記第1の陰イオン交換手段に吸着した64Cuを当該溶液に溶出させ、64Cuを含む溶液を回収する第1の回収工程と、
前記第1の回収工程で回収した64Cuを含む溶液におけるハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度を銅溶出濃度よりも高いニッケル溶出用濃度に調整する濃度調整工程と、
前記濃度調整工程で銅溶出濃度よりも高いニッケル溶出用濃度に調整した溶液を第2の陰イオン交換手段に通すことで前記第2の陰イオン交換手段に64Cuを吸着させる第2の吸着工程と、
前記第2の陰イオン交換手段にハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出用濃度の溶液を通すことで、前記第2の陰イオン交換手段に吸着した64Cuを当該溶液に溶出させ、64Cuを含む溶液を回収する第2の回収工程と、
を有することを特徴とする64Cuの分離精製方法。

【請求項2】
前記第1の陰イオン交換手段は前記第2の陰イオン交換手段と同一である請求項1に記載の64Cuの分離精製方法。

【請求項3】
前記第1の回収工程の後、前記第2の吸着工程の前に、前記第1の陰イオン交換手段にハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度がニッケル溶出用濃度の溶液を通す陰イオン交換手段調整工程を有し、
前記第1の回収工程で64Cuを含む溶液が回収される第1の回収容器に所定濃度の塩酸溶液が予め入れてあることにより、前記濃度調整工程が行われる請求項2に記載の64Cuの分離精製方法。

【請求項4】
混在するNi及び64Cuの中から64Cuを分離精製する64Cuの分離精製装置であって、
混在するNi及び64Cuを溶解するための溶解槽と、
前記溶解槽からの溶解したNi及び64Cuを含む溶液を通して64Cuを吸着する第1の陰イオン交換手段と、
ハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出用濃度の溶液を前記第1の陰イオン交換手段に送るための第1流路と、
前記第1流路を通じて前記第1の陰イオン交換手段に送られ、前記64Cuが溶出した溶液を回収する第1の回収容器と、
前記第1の回収容器に回収され、かつ、ハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出濃度よりも高いニッケル溶出用濃度に調整された溶液を通して64Cuを吸着する第2の陰イオン交換手段と、
ハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出用濃度の溶液を前記第2の陰イオン交換手段に送るための第2流路と、
前記第2流路を通じて前記第2の陰イオン交換手段に送られ、前記64Cuが溶出した溶液を回収する第2の回収容器と、
を備えることを特徴とする64Cuの分離精製装置。

【請求項5】
前記第1の陰イオン交換手段は前記第2の陰イオン交換手段と同一である請求項4に記載の64Cuの分離精製装置。

【請求項6】
ハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度がニッケル溶出用濃度の溶液を前記第1の陰イオン交換手段に送るための第3流路を更に備え
前記第1の回収容器には、前記64Cuが溶出した溶液を回収する前に、前記64Cuが溶出した溶液をハロゲンイオン濃度又は擬ハロゲンイオン濃度が銅溶出濃度よりも高いニッケル溶出用濃度に調整する所定濃度の塩酸溶液が予め入れてある請求項4又は請求項5に記載の64Cuの分離精製装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011263139thum.jpg
出願権利状態 登録
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