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医療用ドリルユニットおよびドリルならびに医療用加工装置 コモンズ

国内特許コード P130009424
掲載日 2013年6月20日
出願番号 特願2012-089881
公開番号 特開2012-228510
出願日 平成24年4月11日(2012.4.11)
公開日 平成24年11月22日(2012.11.22)
優先権データ
  • 特願2011-087815 (2011.4.11) JP
発明者
  • 村上 良彦
  • 堀内 宰
  • 桝田 正美
  • 寺川 進
  • 山▲崎▼ 友和
  • 鈴木 浩之
出願人
  • 国立大学法人豊橋技術科学大学
  • 国立大学法人浜松医科大学
発明の名称 医療用ドリルユニットおよびドリルならびに医療用加工装置 コモンズ
発明の概要 【課題】 顎骨等の骨に穿孔する際、顎骨等の骨の内部の血管等が存在する位置を検知するために、光学的検知信号を被切削物から取り込んで解析装置に伝送できるドリルユニットと、そのドリルユニットに使用するドリルを提供し、さらに医療用加工装置を提供する。
【解決手段】 駆動部3を有するユニット本体1と、ユニット本体に保持され、光学的解析装置の光を駆動部に伝送する第1の光伝送部5と、シャンクおよびこれに連続して切れ刃が形成される刃部を備えたドリル本体2を有し、駆動部に着脱自在に装着されるドリルと、ドリル本体に内蔵され、基端部近傍と先端近傍との間で光を導出可能な第2の光伝送部6と、第1の光伝送部と第2の光伝送部との間に介在される光結合手段7とを備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


一般に、外科的治療においては、骨に穿孔することを要求される場面があり、特に、歯科口腔外科の領域においては、いわゆるインプラント治療のために顎骨を穿孔する必要があった。インプラント治療は、義歯を顎骨に埋め込むにあたり、顎骨を穿孔し、金属を埋め込み、これを人工歯根(インプラント)として義歯を固定する治療法であるが、顎骨を穿孔する場合には、穿孔ドリルが歯槽管に到達することによって、歯槽管内部の歯槽神経または歯槽動脈もしくは歯槽静脈等を損傷させるおそれがあり、これらの損傷の程度によっては大量出血や神経障害を招来させることがあった。また、顎骨以外の骨を穿孔する場合においても、骨の内部に存在する骨髄または血管等を損傷させないように、穿孔しなければならないものであった。



従来は、骨を切削する際の状態を確認する装置として、内視鏡付きドリル装置に関する技術があった(特許文献1)。この技術は、内視鏡によって切削状態を観察しつつ穿孔作業を可能とするものであって、被切削部分に面する側を透明に形成したドリルを使用するものであり、内視鏡は、ドリル以外の装置に固定され、また、内視鏡を挿入するための挿入穴を設けてドリル先端面に対峙して配設されており、透明なドリル部分を介して被切削部分の映像を入手し得る構成であった。

産業上の利用分野


本発明は、医療用ドリルユニットおよびそのドリルユニットに使用するドリル、ならびに医療用加工装置に関し、特に、顎骨等の骨の穿孔に使用されるドリルユニットおよびドリルならびに医療用加工装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光源および光検知手段を備える光学的解析装置に光学的に接続される医療用ドリルユニットであって、
駆動源によって駆動される駆動部を有するユニット本体と、
そのユニット本体に保持され、前記光学的解析装置からの光を駆動部に伝送する第1の光伝送部と、
シャンクおよびこれに連続して切れ刃が形成される刃部を備えたドリル本体を有し、前記駆動部に着脱自在に装着されるドリルと、
そのドリルのドリル本体に内蔵され且つ該ドリルの駆動に伴って回転されると共に、シャンク基端近傍から刃部先端近傍までの間で光伝送可能な第2の光伝送部と、
前記第1の光伝送部と第2の光伝送部との間に介在される光結合手段と、
を備えたことを特徴とする医療用ドリルユニット。

【請求項2】
前記ユニット本体に保持される前記第1の光伝送部の駆動部側端部に連続して設けられた第1の集光手段と、前記ドリル本体に内蔵される前記第2の光伝送部のシャンク基端側端部に連続して設けられた第2の集光手段とを備え、前記第1の集光手段と第2の集光手段とは互いの端面を対向して配置してなることを特徴とする請求項1に記載の医療用ドリルユニット。

【請求項3】
前記光結合手段は、屈折率整合剤としての結合油であることを特徴とする請求項1または2に記載の医療用ドリルユニット。

【請求項4】
前記光学的解析装置は、光学的干渉断層計であり、前記第2の光伝送部から伝送され、被切削物に向けて照射した光の戻り光および参照光により光干渉信号を取得し、被切削物の異相部を検出する光学的解析装置であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用ドリルユニット。

【請求項5】
前記駆動源は、前記ユニット本体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用ドリルユニット。

【請求項6】
前記駆動源は、モータまたはエアタービンであり、ユニット本体はハンドピースのハウジングであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用ドリルユニット。

【請求項7】
前記光結合手段は、前記ユニット本体の内部に配置されており、前記第1の光伝送部と第2の光伝送部は、前記ユニット本体内部において光学的に結合されてなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用ドリルユニット。

【請求項8】
前記駆動部は、前記シャンクの挿入を許容する筒状の回転部と、この回転部において該シャンクの一部に当接して所定の位置に位置決めする当接部とを備えた駆動部であり、
前記ユニット本体は、前記回転部が回転可能に保持される貫通孔を有し、この貫通孔に前記回転部を保持させた場合に、該回転部に挿入された前記シャンクの基端が該貫通孔の片方の開口端近傍に配置されるように形成されており、
前記第1の光伝送部は、前記ユニット本体の外部に保持されるとともに、前記シャンク基端が配置される前記貫通孔の開口端近傍に到達可能な第1の光伝送部である
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用ドリルユニット。

【請求項9】
請求項1ないし8のいずれかに記載の医療用ドリルユニットに使用するドリルであって、
シャンクおよびこれに連続して切れ刃が形成される刃部を有するドリル本体と、
このドリル本体の軸心に沿って設けられ、シャンク基端および刃部先端に開口部を有する貫通孔と、
この貫通孔内に配設された第2の光伝送部とを備えたことを特徴とするドリル。

【請求項10】
前記貫通孔の刃部先端側は、透光性を有する部材が配設されており、前記第2の光伝送部の刃部先端側の端部は前記部材に到達するように配設されていることを特徴とする請求項9に記載のドリル。

【請求項11】
前記ドリル本体の刃部は、切れ刃を螺旋状に形成してなるツイスト型の刃部であって、前記貫通孔は、チゼルエッジに刃部先端側の開口部を有する貫通孔であることを特徴とする請求項9または10に記載のドリル。

【請求項12】
前記第2の光伝送部の刃部先端側端部に連続する第3の集光手段を備えたことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載のドリル。

【請求項13】
請求項1ないし8のいずれかに記載の医療用ドリルユニットを備える医療用加工装置であって、
前記医療用ドリルユニットに光を送出する光源と、
前記医療用ドリルユニットから送出され、被切削物に向けて照射した光の戻り光を検知する光検知手段と、
その光検知手段により検知された光の状態から導出される特定要素の光情報を処理する処理装置とを備え、
前記処理装置は、前記光情報に基づき被切削物内部の異相部を検出する処理装置であることを特徴とする医療用加工装置。

【請求項14】
前記処理装置は、検出された異相部の位置情報から被切削物のうちの加工対象部分の肉厚を算出する手段と、
その算出結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする請求項13に記載の医療用加工装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012089881thum.jpg
出願権利状態 公開
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