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導電性組成物 コモンズ

国内特許コード P130009428
掲載日 2013年6月25日
出願番号 特願2012-097887
公開番号 特開2012-236983
出願日 平成24年4月23日(2012.4.23)
公開日 平成24年12月6日(2012.12.6)
優先権データ
  • 特願2011-101942 (2011.4.28) JP
発明者
  • 小長谷 重次
  • 入山 浩彰
  • 小倉 孝太
  • 尾塩 岳治
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
  • 三菱レイヨン株式会社
  • 株式会社スギノマシン
発明の名称 導電性組成物 コモンズ
発明の概要

【課題】導電性高分子の含有量が少ないにも拘らず高い導電性を示す導電体が得られる導電性組成物を提供する。
【解決手段】スルホン酸基および/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー(A)と、前記水溶性導電性ポリマー(A)以外の水溶性高分子化合物および/または水分散性高分子化合物(B)と、体積固有抵抗が10Ω・cm以上のナノファイバー(C)と、水性媒体(D)を含有する導電性組成物。ナノファイバー(C)はセルロースナノファイバー又はキチンナノファイバーであることが好ましい。セルロースナノファイバー又はキチンナノファイバーは、30~245MPaの高圧噴射処理により製造されたものであることが好ましい。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


電子部品の包装材料、帯電防止フィルム、ICキャリアテープ等には、電子部品等に影響を及ぼす静電気を蓄えない帯電防止性能が求められており、帯電防止性を付与した基材が一般的に用いられている。基材に帯電防止性を付与する方法としては、従来、基材樹脂にカーボンや金属等の各種導電性のフィラーを練りこむ方法や、界面活性剤を基材表面に塗布する方法等が知られている。
しかし、導電性のフィラーを練り込む方法においては、帯電防止性能を発現させるために、フィラーを基材100質量部に対して10~30質量部程度練り込む必要がある。そのため、着色により美装性が悪化する問題や、クリーンルーム等で使用される場合にはフィラーの滑落等によりクリーン環境を汚染してしまう等の問題がある。また、界面活性剤を基材表面に塗布する方法においては、美装性の悪化、滑落などの問題は生じにくいが、使用環境により導電性が変化し、特に低湿度の環境では導電性が大きく低下し帯電防止性能が低下するという問題がある。



そこで、湿度等の環境による導電性能の変化が生じにくい導電性ポリマーからなる導電性膜を基材表面に形成する方法(例えば特許文献1~3等)が提案されている。しかしながら、導電性ポリマーからなる導電性膜を基材表面に形成する方法においては、導電性ポリマー自身の着色の為、基材の色調に影響を与えてしまうという問題がある。
このような問題に対し、特許文献4には、少ない導電性ポリマーの添加量でも高い導電性を発現して高い透明性と充分な帯電防止性能が得られる導電性組成物として、スルホン酸基および/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマーと、水溶性バインダー樹脂と、樹脂粒子および/または無機粒子からなる水分散性粒子と、水性媒体とを含有する導電性組成物が開示されている。また、導電性膜の形成方法として、導電性材料であるカーボンナノチューブを用いる方法も提案されている。特許文献5には、カーボンナノチューブの特性を損なうことなく溶媒への分散性または溶解性を高めるために、導電性ポリマーを共存させることが開示されている。



一方、樹脂中に繊維状強化材を配合することでその強度及び剛性を向上させた繊維強化複合材料は、各種産業分野で幅広く用いられている。繊維状強化材としては、従来、ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維や、アラミド繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維等の有機繊維が用いられている。一方、近年、バイオマス材料への期待の高まりから、セルロース繊維、特に直径がナノメートルオーダーであるセルロースナノファイバーに関する研究が盛んにされており、繊維状強化材としてセルロースナノファイバーを用いることも提案されている(例えば特許文献6等)。

産業上の利用分野


本発明は、導電性組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
スルホン酸基および/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー(A)と、前記水溶性導電性ポリマー(A)以外の水溶性高分子化合物および/または水分散性高分子化合物(B)と、体積固有抵抗が10Ω・cm以上のナノファイバー(C)と、水性媒体(D)を含有する導電性組成物。

【請求項2】
前記ナノファイバー(C)が、セルロースナノファイバー又はキチンナノファイバーである、請求項1に記載の導電性組成物。

【請求項3】
前記セルロースナノファイバー又はキチンナノファイバーが、30~245MPaの高圧噴射処理により製造されたものである、請求項2に記載の導電性組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012097887thum.jpg
出願権利状態 審査請求前
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