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細胞接着促進剤及び細胞の接着を促進させる方法 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P130009544
整理番号 2021
掲載日 2013年7月10日
出願番号 特願2010-517925
登録番号 特許第5586463号
出願日 平成21年6月16日(2009.6.16)
登録日 平成26年8月1日(2014.8.1)
国際出願番号 JP2009060950
国際公開番号 WO2009154201
国際出願日 平成21年6月16日(2009.6.16)
国際公開日 平成21年12月23日(2009.12.23)
優先権データ
  • 特願2008-159369 (2008.6.18) JP
発明者
  • 上杉 志成
  • 山添 紗有美
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 細胞接着促進剤及び細胞の接着を促進させる方法 実績あり 外国出願あり
発明の概要 開示されているのは、下記式(I)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を含む支持体への細胞接着促進剤、下記式(I)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を培地に添加もしくは支持体に塗布することを特徴とする支持体へ細胞の接着を促進させる方法、及び下記式(I)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を含む細胞接着及び/又は細胞増殖を促進するヘパラン硫酸のアゴニストである。


従来技術、競合技術の概要



コラーゲン等の天然の細胞外マトリックスは培養が困難な細胞を培養する際のコーティング材として利用され、生物工学、細胞生物学の基礎的研究に大きく寄与してきた。しかしそうした天然の動物由来の素材の欠点として、病気伝染のリスク、純度の低さ、再現性や安定性の乏しさといったことが挙げられる。こうした制約は合成品によって克服可能である。しかし、そうした合成品はしばしば、天然の素材よりも低い接着効果しか得られない。





また、ある種のジスピロトリピペラジン誘導体の抗ウィルス活性については、非特許文献1及び2で報告されている。

産業上の利用分野



本発明は、ジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を含む細胞接着促進剤、それらを培地に添加もしくは支持体に塗布することを特徴とする細胞の接着を促進させる方法、及び細胞接着促進効果を有する新規化合物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(I)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を含む、支持体への細胞接着促進剤。
【化1】


〔式中、R1は、水又はヘテロ原子が1~3個の窒素原子である6員の芳香族ヘテロ環基であり、R2は、ヘテロ原子が1~3個の窒素原子である6員の芳香族ヘテロ環基又は下記式(II)で表される基を意味する前記芳香族ヘテロ環基は、ダンシルヒドラジン化されていてもよく、又はインテグリン結合活性を持つ物質若しくはRGDペプチドが結合していてもよく、前記芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。
【化2】


〔式中、R1aヘテロ原子が1~3個の窒素原子である二価の6員の芳香族ヘテロ環基を意味し、R2aは、R1の定義に同じである(R1aで示される芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。〕〕

【請求項2】
ジスピロトリピペラジン誘導体が以下の群から選択される、請求項1に記載の細胞接着促進剤。
【化3】


【化4】


【化5】


【化6】


【化7】


【化8】


【化9】


及び
【化10】



【請求項3】
前記支持体が細胞培養容器である、請求項1に記載の細胞接着促進剤。

【請求項4】
前記細胞が浮遊性細胞である、請求項1に記載の細胞接着促進剤。

【請求項5】
請求項1に記載のジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を培地に添加もしくは支持体に塗布することを特徴とする、支持体へ細胞の接着を促進させる方法。

【請求項6】
請求項2に記載のジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を培地に添加もしくは支持体に塗布することを特徴とする、支持体へ細胞の接着を促進させる方法。

【請求項7】
前記支持体が細胞培養容器である、請求項5に記載の方法。

【請求項8】
前記細胞が浮遊性細胞である、請求項5に記載の方法。

【請求項9】
請求項1に記載のジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩を含む、細胞接着及び/又は細胞増殖を促進するヘパラン硫酸のアゴニスト。

【請求項10】
下記式(Ia)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩。
【化11】


〔式中、R3は、ヘテロ原子が1~3個の窒素原子である6員の芳香族ヘテロ環基を意味し、R4は、下記式(IIa)で表される基を意味する(前記芳香族ヘテロ環基はダンシルヒドラジン化されていてもよく、又はインテグリン結合活性を持つ物質若しくはRGDペプチドが結合していてもよく、前記芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。
【化12】


〔式中、R3aヘテロ原子が1~3個の窒素原子である二価の6員の芳香族ヘテロ環基を意味し、R4aは、R3の定義に同じである(R3aで示される芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。〕〕

【請求項11】
下記の群から選択されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩。
【化13】


【化14】


【化15】


【化16】


及び
【化17】



【請求項12】
下記式(Ib)で表されるジスピロトリピペラジン誘導体又はその塩。
【化18】


〔式中、R5は、ヘテロ原子が1~3個の窒素原子である6員の芳香族ヘテロ環基であり、R6は、ヘテロ原子が1~3個の窒素原子である6員の芳香族ヘテロ環基又は下記式(IIb)で表される基を意味する(前記芳香族ヘテロ環基はインテグリン結合活性を持つ物質又はRGDペプチドが結合しており、前記芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。
【化19】


〔式中、R5aヘテロ原子が1~3個の窒素原子である二価の6員の芳香族ヘテロ環基を意味し、R6aは、R5の定義に同じである(R5aで示される芳香族ヘテロ環基は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ及びアミノから選択される原子又は基で置換されていてもよい)。〕〕
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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