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ニューレグリン-1(Neuregulin-1)部分ペプチド

国内特許コード P130009643
整理番号 S2012-0118-N0
掲載日 2013年7月18日
出願番号 特願2012-129444
公開番号 特開2013-135660
出願日 平成24年6月7日(2012.6.7)
公開日 平成25年7月11日(2013.7.11)
優先権データ
  • 特願2011-259056 (2011.11.28) JP
発明者
  • 塩坂 貞夫
  • 田村 英紀
出願人
  • 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 ニューレグリン-1(Neuregulin-1)部分ペプチド
発明の概要

【課題】ニューロプシンの活性測定方法、それを利用した疾患の判定方法、ニューロプシンの活性調節剤のスクリーニング方法等を提供する。
【解決手段】ニューレグリン-1部分ペプチドを含む合成基質を作製し、これを使用したニューロプシン活性測定系を構築することで、上記課題を解決した。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


発達、成長、老化及び認知機能における神経系プロテアーゼの重要性を示唆する証拠が蓄積されてきた。このようなプロテアーゼの一つがニューロプシンである。ニューロプシンはセリンプロテアーゼの1種であり、神経系に加え、重層扁平上皮、肺、胸腺、下垂体及び子宮を含む組織で広く発現する。酵素学的に活性なニューロプシンは、LTP(long-term potentiation)の初期段階の確立に必要であると報告されている(非特許文献1)。また、癌細胞の浸潤との関連性も報告されている(非特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、ニューレグリン-1部分ペプチド、そのアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド、ニューレグリン-1部分ペプチドに対する抗体、ニューレグリン-1部分ペプチドの認知機能障害の治療のための使用、ニューロプシン(Neuropsin; 別名 Kalikrein-related peptidase8, KLK8)の活性測定方法、それを利用した疾患の判定方法及びニューロプシン活性調節剤のスクリーニング方法、ニューレグリン-1部分ペプチドを含む蛍光基質または発色基質、それを含むキット等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1-3のいずれかで示されるアミノ酸配列からなるペプチド。

【請求項2】
配列番号1-3のいずれかで示されるアミノ酸配列と同一性が90%以上のアミノ酸配列からなり、ErbB4受容体に結合するペプチド。

【請求項3】
請求項1または2に記載のペプチドのアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド。

【請求項4】
請求項1または2に記載のペプチドに結合する抗体であって、該ペプチドのN末端アミノ酸残基を特異的に認識する抗体またはその抗体断片。

【請求項5】
該ペプチドのアミノ酸配列のN末端の3残基が、GSG、FKWまたはINKであり、GSG、FKWまたはINKをエピトープとして認識する、請求項4に記載の抗体またはその抗体断片。

【請求項6】
ニューレグリン-1に結合しない、請求項4または5に記載の抗体またはその抗体断片。

【請求項7】
請求項1または2に記載のペプチドを含む、認知機能障害の治療剤。

【請求項8】
該認知機能障害が、ニューロプシンの活性低下により惹起される、請求項7に記載の認知機能障害の治療剤。

【請求項9】
ニューレグリン-1部分ペプチドを含む、ニューロプシン活性測定用の蛍光基質。

【請求項10】
Ac-SLR-MCA、Boc-VPR-MCA、Ac-KDR-MCA、Ac-KER-MCA、Ac-QKR-MCA、Ac-KKK-MCA、Ac-ELR-MCA、Ac-DVR-MCAまたはAc-YGR-MCAである請求項9に記載の蛍光基質。

【請求項11】
ニューレグリン-1またはニューレグリン-1部分ペプチドを被験物質と接触させることを含む、被験物質に存在するニューロプシンの活性を測定する方法。

【請求項12】
ニューレグリン-1またはニューレグリン-1部分ペプチドを含む蛍光基質を被験物質と接触させることを含む、被験物質に存在するニューロプシンの活性測定方法。

【請求項13】
抗ニューロプシン抗体を支持体にコーティングすること;
被験物質を添加すること;
ニューレグリン-1またはニューレグリン-1部分ペプチドを含む蛍光基質を添加すること;及び
蛍光を測定することを含む、被験物質に存在するニューロプシンの活性を測定する方法。

【請求項14】
抗ニューロプシン抗体を支持体にコーティングすること;
被験物質を添加すること;
リジルエンドペプチダーゼを添加すること;
ニューレグリン-1またはニューレグリン-1部分ペプチドを含む蛍光基質または発色基質を添加すること;及び
蛍光または吸光度を測定すること含む、被験物質に存在するニューロプシンの活性を測定する方法。

【請求項15】
該被験物質が、ニューロプシンを含むヒト由来の試料である、請求項11-14のいずれかに記載の方法。

【請求項16】
該蛍光基質または発色基質が、MCA、pNA、AFCまたはRh100で標識されたニューレグリン-1部分ペプチドである、請求項11-15のいずれかに記載の方法。

【請求項17】
該蛍光基質または発色基質が、Ac-SLR-MCA、Boc-VPR-MCA、Ac-KDR-MCA、Ac-KER-MCA、Ac-QKR-MCA、Ac-KKK-MCA、Ac-ELR-MCA、Ac-DVR-MCAまたはAc-YGR-MCAである、請求項11-16のいずれかに記載の方法。

【請求項18】
請求項11-17のいずれかの方法により、ヒト由来のサンプル中のニューロプシンの活性を測定することを含む、腫瘍細胞の浸潤性を判定する方法。

【請求項19】
請求項11-17のいずれかの方法により、ヒト由来のサンプル中のニューロプシンの活性を測定することを含む、肺癌または卵巣癌の予後を判定する方法。

【請求項20】
請求項11-17のいずれかの方法により、ヒト由来のサンプル中のニューロプシンの活性を測定することを含む、皮膚の角化、扁平上皮癌、子宮頸癌または卵巣癌を判定する方法。

【請求項21】
ニューレグリン-1部分ペプチドを含む蛍光基質または発色基質、ニューロプシン及び被験物質を接触させることを含む、ニューロプシン活性調節剤のスクリーニング方法。

【請求項22】
活性調節剤が阻害剤または活性化剤である、請求項21に記載の方法。

【請求項23】
抗ニューロプシン抗体;及び
ニューレグリン-1、ニューレグリン-1部分ペプチドまたはそれらを含む蛍光基質または発色基質を含む、腫瘍細胞の浸潤性、肺癌または卵巣癌の予後、皮膚の角化、扁平上皮癌、子宮頸癌または卵巣癌の判定用キット。

【請求項24】
該蛍光基質が、Ac-SLR-MCA、Boc-VPR-MCA、Ac-KDR-MCA、Ac-KER-MCA、Ac-QKR-MCA、Ac-KKK-MCA、Ac-ELR-MCA、Ac-DVR-MCAまたはAc-YGR-MCAである、請求項23に記載のキット。

国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 審査請求前
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