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ヒドロキシルラジカル濃度の測定方法及び測定装置 新技術説明会

国内特許コード P130009752
整理番号 KG0091-JP01
掲載日 2013年8月5日
出願番号 特願2010-112443
公開番号 特開2011-242166
登録番号 特許第5404523号
出願日 平成22年5月14日(2010.5.14)
公開日 平成23年12月1日(2011.12.1)
登録日 平成25年11月8日(2013.11.8)
発明者
  • 東 昇
  • 苅山 直美
  • 尾崎 幸洋
出願人
  • 倉敷紡績株式会社
  • 学校法人関西学院
発明の名称 ヒドロキシルラジカル濃度の測定方法及び測定装置 新技術説明会
発明の概要

【課題】 更なる添加物との反応を必要とせず、インラインで分光学的な測定が正確に行えるヒドロキシルラジカル濃度の測定方法及び測定装置を提供する。
【解決手段】 本発明のヒドロキシルラジカル濃度の測定装置は、ヒドロキシルラジカルを含む測定対象液1に、ヒドロキシルラジカルと瞬時に反応する反応物を添加する手段2と、添加された測定対象液を導入して、添加時から遅れて前記反応物を分光学的に測定する手段3と、その測定時における前記反応物の副反応による前記添加時からの減量分に関するデータから、前記添加時における前記反応物の反応による減量分を算出する手段4とを含む。
【選択図】 図5

従来技術、競合技術の概要


従来の水処理技術では対処できない難分解性物質や微量有害物質の分解等を目的とした水処理の新技術として、オゾン、紫外線、過酸化水素等の酸化処理技術を組み合わせたAOP法が注目されている。AOP法は、化学酸化剤や光化学反応によって水中に生じた酸化力の強いOHラジカルが汚濁物質を酸化・分解する作用メカニズムに基づいていると言われている。



OHラジカルを定量する技術としては、例えばJIS R1704:2007に規定された方法が知られている。この方法は、下記の反応式に基づいて、OHラジカルをジメチルスルフォキシド(DMSO)と反応させた時に生成するメタンスルホン酸(MSA)を測定するものである。具体的には、反応によって生成したMSAの量をイオンクロマトグラフで測定し、得られた測定値及び測定に供されたラジカル水の量よりOHラジカル濃度を算出する。



(CHSO+・OH→CHS(O)OH+・CH
CHS(O)OH+・OH+O→CHS(O)OH+・OOH
(CHSO+・OOH→CHS(O)OH+・CH
しかし、この方法では、反応生成物を分光光度計によって定量するのが困難であり、インラインでの測定に不向きであるという問題があった。



そこで、特許文献1には、水中のヒドロキシルラジカルをジメチルスルフォキシドと反応させた時に生成するメタンスルフィン酸を測定する際に、メタンスルフィン酸と反応してジアゾ硫酸化合物を生成するアゾ色素等を添加することで、分光光度計による測定が行えるヒドロキシルラジカル濃度の測定方法が開示されている。

産業上の利用分野


本発明はヒドロキシルラジカル(OHラジカル)濃度の測定方法及び測定装置に関し、特に、AOP法(Advanced Oxidation Processes;促進酸化法)で発生させたOHラジカルの濃度をインラインで測定する技術として有用である。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒドロキシルラジカルを含む測定対象液に、ヒドロキシルラジカルと瞬時に反応する反応物を添加する工程と、
その添加時から遅れて前記反応物を分光学的に測定する工程と、
その測定時における前記反応物の副反応による前記添加時からの減量分を考慮して、前記添加時における前記反応物の反応による減量分を算出する工程と、を含むヒドロキシルラジカル濃度の測定方法。
【請求項2】
前記反応物は、ジメチルスルフォキシドであり、測定対象液がオゾンを含むものである請求項1に記載の測定方法。
【請求項3】
ヒドロキシルラジカルを含む測定対象液に、ヒドロキシルラジカルと瞬時に反応する反応物を添加する手段と、
添加された測定対象液を導入して、添加時から遅れて前記反応物を分光学的に測定する手段と、
その測定時における前記反応物の副反応による前記添加時からの減量分に関するデータから、前記添加時における前記反応物の反応による減量分を算出する手段と、を含むヒドロキシルラジカル濃度の測定装置。
【請求項4】
前記反応物は、ジメチルスルフォキシドであり、測定対象液がオゾンを含むものである請求項3に記載の測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010112443thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) 研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)
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