TOP > 国内特許検索 > 慢性炎症治療剤及びこれに用いる抗体

慢性炎症治療剤及びこれに用いる抗体 コモンズ

国内特許コード P130009835
掲載日 2013年8月13日
出願番号 特願2010-549514
登録番号 特許第5590561号
出願日 平成22年2月4日(2010.2.4)
登録日 平成26年8月8日(2014.8.8)
国際出願番号 JP2010051639
国際公開番号 WO2010090272
国際出願日 平成22年2月4日(2010.2.4)
国際公開日 平成22年8月12日(2010.8.12)
優先権データ
  • 特願2009-025707 (2009.2.6) JP
発明者
  • 深井 文雄
出願人
  • 学校法人東京理科大学
発明の名称 慢性炎症治療剤及びこれに用いる抗体 コモンズ
発明の概要 本発明は、ヒトテネイシンCのフィブロネクチンIII様反復配列のA2配列部分に由来するペプチド(TNIIIA2)を認識する抗体を含む慢性炎症治療剤と、これに用いられる抗TNIIIA2抗体を提供する。
従来技術、競合技術の概要



テネイシンCは、免疫組織を除いた正常細胞においてはほとんど発現が認められないが、炎症、腫瘍等の病態時に発現が誘導される化合物である。

テネイシンCを検出する方法として、いくつかの抗テネイシンC抗体が知られている(例えば、特開2004-217546号公報及び特開2002-234900号公報参照)。またテネイシンCをマーカーとして、関節炎の診断を行なう方法が知られている(例えば、特開2004-138489号公報参照)。





テネイシンCを構成するポリペプチドには、上皮増殖因子様ドメイン、フィブロネクチン(FN)III様ドメイン、およびフィブリノーゲン様ドメインが含まれている。このうちFNIII様ドメインでは、基本的な8種の反復配列(1-8)と、その5番目と6番目の間に挿入される9種のスプライシングされる反復配列(A1、A2、A3、A4、B、AD2、AD1、C、D)とが連続していることが知られている。またこれらのスプライシングされる反復配列部位は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)で切断されやすい部位であり、テネイシンCがMMPにより切断されて生成するペプチドは種々の機能を有していると考えられている。





一方、慢性炎症においては、マクロファージなどの単球やリンパ球などの免疫系細胞が、血管から血管内皮を浸潤し、血管基底膜を突き抜けてその炎症部位に集まっていることが知られている。このような炎症部位における免疫系細胞の浸潤は、免疫系細胞膜上の接着分子インテグリンを介した免疫系細胞と血管内皮細胞・細胞外マトリクスとの相互作用で調節されている。インテグリンには活性型と不活性型の2つのコンフォメーションがあり、活性型のみが細胞外マトリクスに接着しうることが知られている。

インテグリンの活性化を引き起こすペプチドとして、テネイシンCのFNIII様ドメインにおけるA2ドメインに由来するペプチド(以下、「TNIIIA2」ということがある)が知られている(例えば、J.Biol.Chem., Vol.282, pp.34929-34937(2007)参照)。

しかしながら、テネイシンCおよびそれに由来するペプチドの炎症部位における役割については詳細が不明であり、特に慢性炎症との関係性については明確な知見は得られていなかった。さらに従来知られている抗テネイシンC抗体では、炎症に対する作用が部位によって相反する場合があった。

産業上の利用分野



本発明は、慢性炎症治療剤及びこれに用いる新規抗体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下のいずれかの抗体を含む免疫系細胞の浸潤抑制剤
(1)ヒトテネイシンCのフィブロネクチンIII様反復配列のA2配列部分に由来するペプチドを認識する抗体、及び
(2)配列番号2のアミノ酸配列で示されるペプチドを認識する抗体。

【請求項2】
以下のいずれかの抗体を含む炎症細胞の細胞死誘導剤
(1)ヒトテネイシンCのフィブロネクチンIII様反復配列のA2配列部分に由来するペプチドを認識する抗体、及び
(2)配列番号2のアミノ酸配列で示されるペプチドを認識する抗体。

【請求項3】
以下のいずれかの抗体を含む慢性炎症治療剤
(1)ヒトテネイシンCのフィブロネクチンIII様反復配列のA2配列部分に由来するペプチドを認識する抗体、及び
(2)配列番号2のアミノ酸配列で示されるペプチドを認識する抗体
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
上記の特許・技術に関心のある方は、下記問合せ先にご相談下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close