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金-銀コアシェルナノロッド粒子及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P130009853
掲載日 2013年8月13日
出願番号 特願2011-545270
登録番号 特許第5709219号
出願日 平成22年12月10日(2010.12.10)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
国際出願番号 JP2010072288
国際公開番号 WO2011071167
国際出願日 平成22年12月10日(2010.12.10)
国際公開日 平成23年6月16日(2011.6.16)
優先権データ
  • 特願2009-282312 (2009.12.11) JP
発明者
  • 大塚 英典
  • 黒澤 俊彦
  • 齋藤 美宏
  • 沓沢 好一
出願人
  • 学校法人東京理科大学
発明の名称 金-銀コアシェルナノロッド粒子及びその製造方法 コモンズ
発明の概要 CTAB等のカチオン性界面活性剤が他の化合物で置き換えられた金-銀コアシェルナノロッド粒子及びその製造方法を提供すること。
本発明の金-銀コアシェルナノロッド粒子は、金ナノロッド粒子をコアとし、上記金ナノロッド粒子の表面に、銀からなるシェル層が被覆され、上記シェル層の表面に、共重合体が吸着した金-銀コアシェルナノロッド粒子であり、上記共重合体は、一般式(I)で表される基を有する重合性モノマー(A)を少なくとも重合させたブロック共重合体又はグラフト共重合体であることを特徴とする。式中、Rは、炭素数2~7のアルキレン基を表す。


従来技術、競合技術の概要


金ナノロッド粒子はロッド形状(棒状)の金ナノ粒子であり、可視光域(~520nm)と近赤外域(~900nm)との2つの波長域に吸収をもつ。これらはそれぞれ短軸方向及び長軸方向の表面プラズモン共鳴に由来するもので、近赤外域の吸収は金ナノロッド粒子に特有のものである。また、吸収された光エネルギーは熱に変換され、これをフォトサーマル効果と呼ぶ。近赤外域は生体透過性が高いため、金ナノロッド粒子は、その強い近赤外吸収能を活かしたバイオイメージングや、発生する熱を利用したフォトサーマル治療への応用が期待されている(非特許文献1,2)。



近年になり、金ナノロッド粒子をコアとし、その表面を銀からなるシェル層で被覆した金-銀コアシェルナノロッド粒子も報告されている(非特許文献3)。銀で被覆することにより、粒子の吸収域はブルーシフトする。また、銀の固有プラズモン吸収は金よりも大きいため、銀で被覆することによりフォトサーマル効果を増強させることができる。

産業上の利用分野


本発明は、金-銀コアシェルナノロッド粒子及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
金ナノロッド粒子をコアとし、前記金ナノロッド粒子の表面に、銀からなるシェル層が被覆され、前記シェル層の表面に、共重合体が吸着した金-銀コアシェルナノロッド粒子であり、前記共重合体は、一般式(I)で表される基を有する重合性モノマー(A)を少なくとも重合させたブロック共重合体又はグラフト共重合体であることを特徴とする金-銀コアシェルナノロッド粒子。
【化1】


(式中、Rは、炭素数2~7のアルキレン基を表す。)

【請求項2】
前記共重合体は、前記重合性モノマー(A)と、一般式(II)で表される繰り返し構造を有する重合性モノマー(B)とのブロック共重合体又はグラフト共重合体である請求項1に記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子。
【化2】


(式中、Rは、炭素数2~5のアルキレン基を表し、nは、5~2000の任意の整数を表す。)

【請求項3】
前記重合性モノマー(A)が、一般式(III)で表される請求項1又は2に記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子。
【化3】


(式中、R1aは、炭素数2~7のアルキレン基を表し、R2aは、水素原子又はメチル基を表す。)

【請求項4】
前記重合性モノマー(B)が、一般式(IV)で表される請求項2に記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子。
【化4】


(式中、R1bは、水素原子又は炭素数1~10のアルキル基を表し、R2bは、炭素数2~5のアルキレン基を表し、R3bは、水素原子又はメチル基を表し、nは、5~2000の任意の整数を表す。)

【請求項5】
前記重合性モノマー(B)の質量平均分子量が、200~80000である請求項2又は4に記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子。

【請求項6】
前記重合性モノマー(A)と前記重合性モノマー(B)とのモル比が、1:99~99:1である請求項2、4、又は5に記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子。

【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の金-銀コアシェルナノロッド粒子を含有するフォトサーマル治療剤。

【請求項8】
金ナノロッド粒子をコアとし、前記金ナノロッド粒子の表面に、銀からなるシェル層が被覆され、前記シェル層の表面に、ブロック共重合体又はグラフト共重合体が吸着した金-銀コアシェルナノロッド粒子の製造方法であって、カチオン性界面活性剤を鋳型として、金ナノロッド粒子を形成する工程と、前記カチオン性界面活性剤を、ブロック共重合体又はグラフト共重合体に置き換えることにより、ブロック共重合体又はグラフト共重合体が吸着した金ナノロッド粒子を形成する工程と、前記ブロック共重合体又はグラフト共重合体が吸着した金ナノロッド粒子の表面で銀を析出させることにより、前記シェル層を形成する工程とを含み、前記ブロック共重合体又はグラフト共重合体が、一般式(I)で表される基を有する重合性モノマー(A)を少なくとも重合させたブロック共重合体又はグラフト共重合体であることを特徴とする金-銀コアシェルナノロッド粒子の製造方法。
【化5】


(式中、Rは、炭素数2~7のアルキレン基を表す。)
産業区分
  • 冶金、熱処理
  • 加工
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011545270thum.jpg
出願権利状態 登録
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