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患者のツーウェイコールシステム 新技術説明会

国内特許コード P130009954
整理番号 2012-027
掲載日 2013年10月2日
出願番号 特願2013-052487
公開番号 特開2014-176512
出願日 平成25年3月14日(2013.3.14)
公開日 平成26年9月25日(2014.9.25)
発明者
  • 加藤 真由美
  • 山下 智子
  • 西島 澄子
  • 宮下 悦子
  • 樋木 和子
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
  • 医療法人社団浅ノ川
発明の名称 患者のツーウェイコールシステム 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明は、患者の行動を抑制することなく転倒・転落事故を予防し患者が安全に生活できる支援を行うこと、および運動機能障害のある患者でも自分で看護師を呼べることでタイムリーに必要なケアを受けられる、看護システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、転倒・転落事故予防であれ、患者の意思を尊重したケアを行うことを支援するナースコール機能と、感知センサ機能とを有するツーウェイ コールシステムであって、患者の行動に伴い、手足等体の一部が触れる部位やベッド柵が降ろされた時に柵と接触する部位等に感知部材を配設したことで作動することを特徴とする。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



看護の分野においては、患者が病室からナースコールボタンを押すことでナースステーションにナースコール伝達をするシステムが一般的である。

しかし、患者の中には歩行機能が低下し要介助であっても認知機能の低下や空間認識障害等によりナースコールを押さずに単独で行動することで転倒・転落事故が発生し、打撲や裂傷といった軽傷の損傷のみならず、骨折により寝たきりに移行したり、頭蓋内血腫等により死亡事故が発生している。

また、脊髄損傷等による運動機能障害により、呼吸苦等の訴えがあってもナースコールを押して知らせることができず、通常のケア時間に看護師が訪れるのを待たなければならず、苦痛が長引いたり、場合によっては緊急事態の対応が遅れることがある。

転倒・転落事故リスクの高い患者に対しては、足がマットに乗ることで感知するマットタイプのセンサをベッドサイドに設置することがあるが、レビー小体型認知症等では、濃い色のセンサーマットは穴が開いていると認識するため、それを飛び越えようとし、損傷が重症化するなど問題になっている。

濃い色以外のマットセンサも出回るようになったが、通常このタイプのマットは幅50~120cmと大きいため、ベッドサイドで作業をする看護師や介護士が自分でセンサを踏んでしまい、他の看護師・介護士がその都度訪室しなければならなかったり、自分で踏んでしまわないようセンサのスイッチを切って作業し、作業後にスイッチを入れ忘れて患者が転倒・転落するといった問題も起こっている。

ベッド柵を被うセンサ等もあるが、認知機能の低下が比較的軽度の患者の場合、感知するセンサ部分が大きいとそれを触ったり、踏んだりするたびに看護師・介護士が訪室することでセンサが在ることに気付き、患者が勝手にスイッチを消してしまうことが起こっている。

患者の衣服等にクリップをつけておいて、クリップが外れるとスイッチが入るクリップ式があるが、ひもでつながれているため患者が受ける拘束感は大きい。

クリップ式等は、身体がひもでつながれるだけではなく、ナースコール伝達でないため感知すると患者の周囲で音が鳴るため患者の羞恥心は大きく、患者への尊厳が問題になる。

ベッド脚下にセンサを設置するベッドセンサタイプやベッド上に大きなセンサパッドを敷くタイプは、身体の重心が変わることで作動する仕組みとなっているが、患者の体重により感度が変わるため誤作動が多い。

運動機能障害により自分でナースコールが押せない患者に対しては、設置してあるマウススティックを口唇でくわえ、タッチパネルの「ナースコール」表示をタッチすることで、ナースコール伝達システムに連動しているものがある。

しかし、呼吸苦等がある場合はマウスパッドを口でくわえることは困難であり、視覚障害を伴っている場合は操作できない、コンピューター等に慣れていない高齢者の場合使用方法習得が難しい等、使用者は限られている。

臨床工学技士から協力が得られる病院では、患者個人の障害に応じてナースコールに代わる用具が作られている。

しかし、それは個人に対して作成されており、他の障害の種類・程度の異なる患者は使用できない。

看護師に工学的知識がなくとも、運動機能障害のある患者の残存機能を見極め、患者個人の能力に応じて設置できるナースコール機能と感知センサ機能とを有する伝達システムはない。





特許文献1には、人の荷重の増減及び空気圧の作用により作動するパネル式センサやマットスイッチで離床又は離席の検知を行う装置を開示するが、認知機能低下や運動機能障害を有する患者に適用できるものではない。

産業上の利用分野



本発明は、患者の行動を身体抑制や行動制限を伴うことなく感知できるとともに、運動機能障害のある患者の残存機能を活用することで患者に訴えがあることを感知できる、ナースコール機能を備えた患者の生活支援システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
患者の身体抑制や行動制限を行わずにナースコール機能と、感知センサ機能とを有するツーウェイ コールシステムであって、
患者の行動に伴い、手足や体の一部が触れる部位に感知部材を配設したことを特徴とするツーウェイ コールシステム。

【請求項2】
ナースコールを押さずに単独で行動する転倒・転落事故リスクの高い認知機能が低下した患者を身体抑制や行動制限を行わずに察知でき、麻痺等により通常のナースコールを押せない患者が残存機能を用いることでセンサが感知し患者の訴えを察知できることを特徴とする請求項1記載のツーウェイ コールシステム。

【請求項3】
前記感知部材をベッドの柵,手すり,シーツの下等のベッドの一部,ポータブルトイレの手すり等の一部、もしくはベッド柵が降ろされた時に接触する部位に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載のツーウェイ コールシステム。

【請求項4】
前記感知部材を病室の出入口に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載のツーウェイ コールシステム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013052487thum.jpg
出願権利状態 公開
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


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