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セシウムトランスポータおよびセシウム低吸収性イネ 新技術説明会

国内特許コード P130009959
整理番号 23‐14
掲載日 2013年10月3日
出願番号 特願2012-024729
公開番号 特開2013-158327
出願日 平成24年2月8日(2012.2.8)
公開日 平成25年8月19日(2013.8.19)
発明者
  • 秋廣 高志
  • 山木 智央
出願人
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 セシウムトランスポータおよびセシウム低吸収性イネ 新技術説明会
発明の概要

【課題】セシウムの吸収性が低いイネ、また、セシウムトランスポータを提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を有するセシウムトランスポータ。また、上記タンパク質をコードする遺伝子、または、特定の配列のDNA、を欠損したまたは欠損させたことを特徴とするセシウム低吸収性イネ。
【選択図】図5

従来技術、競合技術の概要


福島原発事故以降、放射性元素のうち、飛散量が多く、かつ、半減期が長いものとして、セシウム(Cs)が問題視されている。特に、食品中に存在すると、体内被爆の原因となるので、原発隣接地域では出荷ができず、また、出荷制限地区に隣接等する特定地域ではサンプリング調査をおこない、基準値以下であることを確認して出荷されているのが現状である。



食品のうち農産品は、土壌から栄養分を吸収するため、土着したCsの蓄積可能性が特に懸念される。加えて、Csは、植物の必須元素であるカリウムと同族であるため、上記可能性が一層懸念される。



農産品のうち、米は全国的に栽培され、また、栽培面積も他の農作物に比べて圧倒的に多い。そして、水稲は、基本的に上流からの水を引き込むので、栽培地だけでなく広範囲かつ長期間にわたる監視が必要となる。



一方で、Csを初めとする放射性元素ないしその同位体である安定同位元素の植物体内への吸収検討は、常時は必要とされないため、知見が少なく、米についても手探り的な状況であるのが実情である。



消費者心理の観点からも、現象論的な裏付けより科学的根拠を以てセシウムを取り込まないまたは取り込んでいない米が潜在的に求められている。

産業上の利用分野


本発明は、セシウムトランスポータおよびセシウム低吸収性イネに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記A1またはA2に示すタンパク質。
A1:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列を有するセシウムトランスポータ。
A2:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、セシウム輸送活性を有するタンパク質。


【請求項2】
下記B1もしくはB2に示すタンパク質をコードするDNAまたは下記B3もしくはB4に示すDNA。
B1:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列を有するセシウムトランスポータ。
B2:配列番号1~16のいずれか一つに記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、セシウム輸送活性を有するタンパク質。
B3:配列番号33に記載のDNA。
B4:配列番号33に記載のDNAにおいて、配列中に置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むDNAからなり、かつ、イネ中でセシウム輸送活性を有するタンパク質に翻訳されるDNA。


【請求項3】
下記C1もしくはC2に示すタンパク質をコードするDNAを含有するベクターまたは下記C3もしくはC4に示すDNAを含有するベクター。
C1:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列を有するセシウムトランスポータ。
C2:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、セシウム輸送活性を有するタンパク質。
C3:配列番号33に記載のDNA。
C4:配列番号33に記載のDNAにおいて、配列中に置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むDNAからなり、かつ、イネ中でセシウム輸送活性を有するタンパク質に翻訳されるDNA。


【請求項4】
下記D1もしくはD2に示すタンパク質をコードする遺伝子、または、D3もしくはD4に示すDNA、を欠損したまたは欠損させたことを特徴とするセシウム低吸収性イネ。
D1:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列を有するセシウムトランスポータ。
D2:配列番号2、4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,または,32に記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列からなり、かつ、セシウム輸送活性を有するタンパク質。
D3:配列番号33に記載のDNA。
D4:配列番号33に記載のDNAにおいて、配列中に置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むDNAからなり、かつ、イネ中でセシウム輸送活性を有するタンパク質に翻訳されるDNA。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012024729thum.jpg
出願権利状態 審査請求前
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