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自然発症皮膚炎の新規原因因子及び皮膚疾患モデル動物

国内特許コード P130009981
整理番号 S2012-0410-N0
掲載日 2013年10月16日
出願番号 特願2012-047521
公開番号 特開2013-179920
登録番号 特許第5959235号
出願日 平成24年3月5日(2012.3.5)
公開日 平成25年9月12日(2013.9.12)
登録日 平成28年7月1日(2016.7.1)
発明者
  • 天谷 雅行
  • 佐々木 貴史
  • 塩濱 愛子
  • 工藤 純
  • 久保 亮治
出願人
  • 学校法人慶應義塾
発明の名称 自然発症皮膚炎の新規原因因子及び皮膚疾患モデル動物
発明の概要 【課題】本発明は、主に皮膚疾患又は皮膚障害の非ヒトモデル動物を提供することを課題とする。
【解決手段】斯かる課題を解決する手段として、Tmem79(Transmembrane protein 79)遺伝子の機能が低下し、かつ、フィラグリン(filaggrin)遺伝子が正常な非ヒト動物である、皮膚疾患又は皮膚障害の非ヒトモデル動物を提供する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


皮膚は、生体と外環境とを隔てる重要なバリアーであり、生体を種々の物理的刺激から防護する役割を有する。角層(stratum corneum、SC)は上皮組織の最も外側に位置し、最初の防衛線として機能する。角層は、高度に秩序だって進行する分化機構を通じて形成される。具体的には、上皮の基底層に存在する角化細胞(ケラチノサイト)が有棘層(spinous layer)及びgranular layer(顆粒層)へと移動し、最終的に硬質な角質細胞(corneocyte)の多重層を形成する。角質細胞は、セラミド、コレステロール、遊離脂肪酸等の細胞間脂質に富む細胞であることが知られている。角層の異常に起因する皮膚のバリアー機能異常を伴う疾患として、アトピー性皮膚炎が挙げられる。



アトピー性皮膚炎等の皮膚に異常が生じる皮膚疾患は、痒みなどの身体的苦痛及び身体的外観の悪化の原因となり、患者のQOLを多いに低下させてしまう。そのため、皮膚疾患等を改善できる方策が広く求められている。



しかしながら、アトピー皮膚炎の発症機構には不明な点が多い。また、従来アトピー性皮膚炎のモデルとして知られているNC/Ngaマウスは、NC/NgaマウスはSPF環境(特殊無菌環境)では皮膚炎を発症せず、コンベンショナルな環境でも皮膚炎の発症率が100%でないという問題点がある。NC/Ngaマウスは、皮膚炎の発症機序は明らかではないが、ダニ感染により惹起されると考えられている(非特許文献1)。



このように、アトピー皮膚炎の発症機構(特に、自然発症する機構)の解明及び好適なアトピー性皮膚炎のモデルが大いに求められているのが現状である。

産業上の利用分野


本発明は、主に皮膚疾患又は皮膚障害の非ヒトモデル動物に関する。また、皮膚疾患の治療薬又は予防薬、又は化粧品の有効成分のスクリーニング方法にも関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
Tmem79(Transmembrane protein 79)遺伝子の機能が低下し、かつ、フィラグリン(filaggrin)遺伝子が正常な非ヒト動物である、皮膚炎の非ヒトモデル動物。

【請求項2】
皮膚炎が、アトピー性皮膚炎である、請求項1に記載の非ヒトモデル動物。

【請求項3】
非ヒト動物がマウスである、請求項1又は2に記載の非ヒトモデル動物。

【請求項4】
下記工程を含む、皮膚炎の治療薬若しくは予防薬、又は、化粧品の有効成分のスクリーニング方法:
被験物質を、請求項1~のいずれか1項に記載の非ヒトモデル動物に投与する工程、並びに
被験物質の投与後に、該非ヒトモデル動物の皮膚の状態を評価する工程。

【請求項5】
下記工程を含む、皮膚炎の治療薬若しくは予防薬、又は、化粧品の有効成分のスクリーニング方法:
Tmem79(Transmembrane protein 79)遺伝子のプロモーター及び該プロモーターにより発現可能に連結されたレポーター遺伝子を含む遺伝子構築物を導入した細胞と、被験物質とを接触させる工程、並びに、
該Tmem79遺伝子のプロモーターの活性を評価する工程。

【請求項6】
Tmem79(Transmembrane protein 79)遺伝子のプロモーター及び該プロモーターにより発現可能に連結されたレポーター遺伝子を含む遺伝子構築物を導入した細胞。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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