TOP > 国内特許検索 > 有機化合物検出用電極及びそれを使用した有機化合物濃度の電気化学検出装置

有機化合物検出用電極及びそれを使用した有機化合物濃度の電気化学検出装置

国内特許コード P130010046
整理番号 H21-052
掲載日 2013年11月12日
出願番号 特願2010-054751
公開番号 特開2011-185910
登録番号 特許第5360907号
出願日 平成22年3月11日(2010.3.11)
公開日 平成23年9月22日(2011.9.22)
登録日 平成25年9月13日(2013.9.13)
発明者
  • 本多 謙介
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 有機化合物検出用電極及びそれを使用した有機化合物濃度の電気化学検出装置
発明の概要

【課題】高価な導電性ダイヤモンドを使用することなく導電性を有するダイヤモンドライクカーボンの電極を利用して有機化合物濃度を高感度かつ高速度に分析することが可能な有機化合物濃度検出用電極及びそれを使用した有機化合物濃度電気化学検出装置を提供する。
【解決手段】有機化合物濃度の検出に使用する電極が、導電性ダイヤモンドライクカーボン電極であることを特徴とする。検体が供給されるフローセルに作用電極及び対極が配置され、両極に電圧を印加し、測定された電流値と有機化合物濃度-電流値の検量線から検体中の有機化合物濃度を検出する有機化合物濃度の電気化学検出装置において、作用電極2が導電性ダイヤモンドライクカーボン電極であって、該導電性ダイヤモンドライクカーボンの導電性が0.002Scm-1以上である。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


近年、病気の診断等において様々な有機化合物の濃度を測定することが行われている。糖尿病を例にして説明すると、糖尿病の患者数は増加の一途を辿っている。この糖尿病の診断は、従来、血糖値を測定することにより行われるのが一般的であるが、採血を要し、その分析にも時間を要することから、簡便な方法とはいいがたい。現在、医療現場で実用化されている尿糖の定量方法はグルコースオキシダーゼ等の酵素試薬の呈色を判定として用いており、日本国内では、(株)三和化学研究所の製造する判定薬がほぼ市場の半分程度を占めている。



また、体内糖量測定用の電気化学的な分析手法としては、血液中の血糖(グルコース)に対するグルコース酸化酵素(グルコースオキシダーゼ)の反応で生成する過酸化水素を電気化学的に定量し、血糖値を算出する方法(グルコースセンサー法)、電極表面上で直接グルコースを酸化させ、その酸化電流値によりグルコース濃度を算出する、非酵素直接電解センサーによる方法が知られている。



グルコース濃度電気化学分析方法として、特許文献1には、導電性ダイヤモンドと、その上に担持される、ニッケル、銅、金、白金、パラジウム、ルテニウム、イリジウム、コバルト、およびロジウムからなる群から選択される1種以上とを有してなる、ダイヤモンド電極と、対電極とを用意し、ダイヤモンド電極と、対電極とを被験試料に接触させ、ダイヤモンド電極と、対電極との間に、ダイヤモンド電極上で酸化反応の生じる電圧を印加し、電圧下における電流値を測定し、予め作成されたグルコースの濃度と電流値との検量線と得られた電流値とを対比することにより被験試料中のグルコースの濃度を算出する方法が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、有機化合物濃度を高感度かつ高速度に分析することを可能とする有機化合物濃度検出用電極及びそれを使用した有機化合物濃度の電気化学検出装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
グルコース濃度の検出に使用する電極が、導電性が0.002Scm-1以上、電位窓が2.5V以上、アンペロメトリック応答のピーク強度が+3%以下の確度のダイヤモンドライクカーボン膜からなるダイヤモンドライクカーボン電極であって、高電位印加により前記ダイヤモンドライクカーボン電極表面でヒドロキシルラジカルが生成する導電性ダイヤモンドライクカーボン電極であることを特徴とするグルコース濃度検出用電極。

【請求項2】
検体が供給されるフローセルに作用電極及び対極が配置され、両極に電圧を印加し、測定された電流値とグルコース濃度-電流値の検量線から検体中のグルコース濃度を検出するグルコース濃度の電気化学検出装置において、作用電極が請求項1に記載のグルコース濃度検出用電極であることを特徴とするグルコース濃度の電気化学検出装置
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2010054751thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close