TOP > 国内特許検索 > 近赤外線の波長特性を利用した非侵襲性医療装置

近赤外線の波長特性を利用した非侵襲性医療装置

国内特許コード P130010058
整理番号 S2012-0673-N0
掲載日 2013年11月20日
出願番号 特願2012-103379
公開番号 特開2013-230211
出願日 平成24年4月27日(2012.4.27)
公開日 平成25年11月14日(2013.11.14)
発明者
  • 岡本 芳晴
  • 田村 裕
  • 菅波 晃子
  • 豊田 太郎
  • 林 秀樹
  • 真殿 智行
  • 松原 久裕
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
  • 国立大学法人 千葉大学
発明の名称 近赤外線の波長特性を利用した非侵襲性医療装置
発明の概要

【課題】近赤外線の波長特性を利用した非侵襲性医療装置であって、例えば癌の光線力学的温熱治療に好適な医療用装置を提供する。
【解決手段】医療用装置(10)は光線力学療法/光線温熱療法に使用される装置であって、810nmの波長の光を照射する光照射手段(11)を備える。光照射手段は例えば発光ダイオード(13)を含む。癌医療用装置(10)は、好ましくは、癌治療用の薬剤を内包したリポソーム複合体が投与された患部に対して光を照射するために使用される。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


ドラッグデリバリーシステム(DDS)において、癌組織周辺の未成熟な血管組織から20~200nmの粒子が漏れる現象であるEPR(Enhanced Permeability and Retention)効果を利用して薬物を癌組織選択的に送達することにより、薬効向上と副作用軽減を発揮する薬物キャリアーを用いたターゲッティング・システムが開発されている。



しかしながら、従来の技術では、EPR効果により、血管内に投与した薬物キャリアーを癌組織選択的に送達・集積させることは可能になったものの、内包した薬剤を効果的に除放させることは困難であった。



一方、赤外領域に吸収波長を持つ色素の発熱作用や活性酸素を発生する作用(PDT効果)を利用した、光線温熱化学療法や光線力学療法が注目されている。これは、生体内における近赤外光の透過性及び近赤外光を吸収する化合物を利用した療法である。



例えば、光線温熱化学療法については、特許文献1に、光感受性色素剤としてインドシアニングリーン(以下「ICG」という)を用いて、その発熱作用及び活性酸素発生作用を利用した光線温熱化学療法が開示されている。



また、経皮的光力学治療については、特許文献2に、ICG等の光感作性薬剤を用いたものが開示されている。特許文献2では、光感作性薬剤からなるリポソーム送達系を用いている。ここでは、光感作性薬剤をリポソームに内包させて使用している。

産業上の利用分野


本発明は、近赤外線の波長特性を利用した非侵襲性医療装置であって、特に、光線力学療法/光線温熱療法/光線温熱化学療法に使用される医療用装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光線力学療法/光線温熱療法/光線温熱化学療法に使用される装置であって、
810nmの波長の光を照射する光照射手段を備えた
医療用装置。

【請求項2】
前記光照射手段は発光ダイオードを含む請求項1記載の医療用装置。

【請求項3】
癌治療用の薬剤を内包したリポソーム複合体が投与された患部に対して、光を照射するために使用される、請求項1または2記載の医療用装置。

【請求項4】
前記リポソーム複合体は、近赤外領域に吸収波長を有するインドシアニングリーン色素、フタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素及びジインモニウム色素からなる群より選択される光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質を含み、かつ、リポソーム内に薬剤を含む、
請求項3記載の医療用装置。

【請求項5】
前記リポソーム膜構成物質が脂質からなる請求項4記載の医療用装置。

【請求項6】
前記光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質が、下記式(I)で示される、請求項4記載の医療用装置。
A-(CH2a-B1-(CH2b-B2-D-E (I)
Aは光吸収化合物であり;
、Bはそれぞれ独立して、-CH2-、-CH=CH-、-O-、-S-、-NH-、-CO-、-COO-、-OCO-、-NHCO-、-CONH-、-SO2-、-SO2NH-、-NHSO2-、-PO4M-(Mはアルカリ金属イオン)または-(CH2CH2O)c-、(cは1~10の整数)であり;
Dは-CHE2-、-NE2-、-C642-、-CH2CH(OCOE2)-CH2OCO-または-CHE2-CH2OCO-であり;
1は、炭素数8~18の置換または非置換の炭化水素基であり;
2は、水素または炭素数8~18の置換または非置換の炭化水素基であり;
aは0~4の整数であり、bは0~6の整数である。

【請求項7】
1及びB2がそれぞれ独立して、-CH2-、-CH=CH-、-O-または-S-であり、
Dが-CHE2-であり、E2は、水素または炭素数8~18の置換または非置換の炭化水素基である、
請求項6記載の医療用装置。

【請求項8】
1及びB2が-CH2-である、請求項7記載の医療用装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2012103379thum.jpg
出願権利状態 審査請求前
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close