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長尺部材の先端に振動部を備えるデバイス

国内特許コード P130010147
整理番号 H21-086
掲載日 2013年12月13日
出願番号 特願2010-150714
公開番号 特開2012-011014
登録番号 特許第5557190号
出願日 平成22年7月1日(2010.7.1)
公開日 平成24年1月19日(2012.1.19)
登録日 平成26年6月13日(2014.6.13)
発明者
  • 江 鐘偉
  • 森田 実
  • モハマド アジョダニアン
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 長尺部材の先端に振動部を備えるデバイス
発明の概要 【課題】長尺部材の先端から離れた位置に振動付与手段を配設する場合であっても、該長尺部材の先端が確実に横振動するデバイスを提供する。
【解決手段】後方から伝播する縦弾性波の進行方向を前方へ向かう範囲内で変更させて横振動を誘起する振動部が先端に設けられる長尺部材と、該長尺部材の後端に縦弾性波を付与する振動付与手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

脳梗塞や心筋梗塞は命に関わる病気であり、その原因となる脳の血管や心臓の冠状動脈等にできた血栓は速やかに除去する必要がある。



従来より、血栓症治療法として、侵襲性が少なくかつ迅速で有効な血栓溶解治療法が注目されており、本件出願人は、先に血栓を効果的に溶解し除去するカテーテルを提案した(特許文献1参照)。



図10は、従来の医療用機器110の使用状況の概略説明図を示す。また、図11は、該医療用機器110のカテーテル111における作動状況の概略説明図を示す。
従来の医療用機器110は、カテーテル111と該カテーテル111に配設される圧電素子112を備えるものである。
そして、該医療用機器110は、血管120内に血栓溶解剤を注入しながら前記圧電素子112によって前記カテーテル111の先端を横振動させることで、血栓121を速やかに溶解し除去することができる。



ところで、前記カテーテル111に配設される圧電素子112は、前記医療用機器110の先端側に位置するものであるが、該医療用機器110の先端側は末梢血管内にまで挿入されるため、該圧電素子112のサイズが著しく制限されて大きな出力を得ることができず、前記カテーテル111の先端を十分に横振動させることができない。



そこで、前記カテーテル111を長尺なものとして、圧電素子112を医療用機器110の先端側から遠く離れた位置に配設し、該圧電素子112により前記長尺なカテーテル111の後方に横弾性波を与えることで該カテーテル111の先端を横振動させることが考えられる。



ところが、前記長尺となるカテーテル111において、圧電素子112により先端から離れた位置に横弾性波を与えた場合、該カテーテル111を伝播する横弾性波はその伝播途中において当該カテーテル111を内包するチューブ状部材等にエネルギーを吸収されるため、該カテーテル111の先端を十分に横振動させることができないという問題がある。

産業上の利用分野

本発明は、長尺部材の先端に横振動を誘起する長尺部材の横振動生成方法及び長尺部材の先端部に振動部が設けられるデバイスに関し、特に、血管内に付着する血栓や生体内に発生する腫瘍等を除去するためのカテーテルを備える医療用マイクロデバイス等、ミクロンオーダーの用途にも用いて好適なデバイスに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
後方から伝播する縦弾性波の進行方向を前方へ向かう範囲内で変更させて横振動を誘起する振動部が先端に設けられる長尺部材と、
該長尺部材の後端に縦弾性波を付与する振動付与手段と、
を備えるデバイスであって、
前記振動部は、前記長尺部材の周方向における一部側面を前方へ向けて傾斜させることで当該長尺部材の外形形状を変化させて形成される反射面により、前記縦弾性波の進行方向を変更させる変更部と、当該振動部の先端に位置し前記変更部で進行方向が変更した縦弾性波により横振動が誘起される動作部と、を有し、
前記動作部は、前記変更部の外形形状を不連続に拡大してなるデバイス。

【請求項2】
後方から伝播する縦弾性波の進行方向を前方へ向かう範囲内で変更させて横振動を誘起する振動部が先端に設けられる長尺部材と、
該長尺部材の後端に縦弾性波を付与する振動付与手段と、
を備えるデバイスであって、
前記振動部は、前記長尺部材の周方向における一部側面を前方へ向けて傾斜させることで当該長尺部材の外形形状を変化させて形成される反射面により、前記縦弾性波の進行方向を変更させる変更部と、当該振動部の先端に位置し前記変更部で進行方向が変更した縦弾性波により横振動が誘起される動作部と、前記変更部と前記動作部との間に位置し前記変更部において進行方向を変更させた縦弾性波を集約する集約部と、を有し、
前記動作部は、前記集約部の外形形状を不連続に拡大してなるデバイス。

【請求項3】
前記長尺部材はカテーテルである請求項1又は2記載のデバイス。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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