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マイクロポレーション装置

国内特許コード P130010149
整理番号 H23-065
掲載日 2013年12月13日
出願番号 特願2012-077178
公開番号 特開2013-202015
登録番号 特許第5896376号
出願日 平成24年3月29日(2012.3.29)
公開日 平成25年10月7日(2013.10.7)
登録日 平成28年3月11日(2016.3.11)
発明者
  • 岩楯好昭
  • 継山晴進
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 マイクロポレーション装置
発明の概要 【課題】本発明は、顕微鏡下での細胞又は生物体の生存下での細胞に対して適格に狙った部位の細胞に対して極めて狭い範囲で正確にエレクトロポレーションを行うことができるマイクロポレーション装置を提供する。
【解決手段】
把手を兼ねるマイクロインジェクタ部の先端に、下面が開放された容器が付設され、該容器部中にマイクロインジェクタ部からの液体が注入可能に連通孔が形成されており、且つ該容器部は、パルス放電用の1対の電極が内設されており、前記把手により、顕微鏡下で容器部を任意の位置にセット可能としたことを特徴とするマイクロポレーション用装置である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来から、分子生物学の分野では、細胞に直接遺伝子や薬剤を注入して、細胞の形質転換や薬理効果の確認又は薬剤スクリーニングを行うことが行われている。細胞への遺伝子や薬剤の直接導入手段としては、顕微鏡下で狙った細胞に直接注入する顕微注射法や、細胞に一時的に電場をかけることにより、細胞膜に微小な穴を明け目的の物質を細胞内に浸透させるエレクトロポレーション法が広く用いられている。



一般に細胞は、培養器であるシャーレの底やカバーガラス上に多数付着した状態で培養されるので顕微注射法は、施行者が顕微鏡下で目的に適した細胞を選択し、これに注射しなければならず、高度な技術を要する。



他方、エレクトロポレーション法にあっては、それ程高度な技術は必要としないがシャーレの底やカバーガラスに付着した細胞を剥がし、一旦細胞懸濁液として、該細胞に導入しようとする遺伝子や薬剤等の物質と共にキュベットに入れ、電気パルス印加装置にセットし、電気パルスをかける(非特許文献1,2)。この場合、まずシャーレやカバーガラスから細胞を剥ぎ取る必要があり、細胞に余計な負担をかけることになり、更に一旦懸濁液とすること、及びキュベットに該懸濁液を入れるため、最低でも20μリットル程度の懸濁液を必要とするうえ、遺伝子や薬剤を導入したい細胞を選ぶことができない。また、形質転換した細胞や薬剤添加効果を操作直後に顕微鏡観察することができない等の欠点があった。



そこで、より少ないサンプル量でエレクトロポレーションを行う、所謂マイクロポレーション法で、しかもシャーレやカバーガラス上に付着したままの細胞にマイクロポレーションを施すことが可能なエレクトロポレーション装置が提案されている(非特許文献3)。この方法にあっては、スタンド状のエレクトロポレーション装置であり、下面の台上に、細胞が付着したシャーレやカバーガラスを置き、該細胞を取り囲んでテフロン(登録商標)のリングを設置し、その中に液体媒体を加えて細胞を浸し、上から支柱に添って上下し得る架台に裁置されたエレクトロポレーション装置の脚部を細胞上に下ろしてエレクトロポレーションを施す。該脚部は、下部に300μmの縁がある下向の容器を構成しており、その両端部に電極が内設され、中央にインジェクタを挿入する孔が存在しており、該脚部を細胞上に下ろした後、インジェクタからサンプルを注入し、電気パルスを印加してエレクトロポレーションを行う。この方法では、確かにシャーレやカバーガラスに付着した細胞に、そのままエレクトロポレーションを施すことはできるが、顕微鏡下に処理を施す細胞を選択することや処理後、直ちに顕微鏡観察することはできない。また、媒体も多く必要とされる。

産業上の利用分野


本発明は、エレクトロポレーション装置に関する。詳しくは顕微鏡下で操作可能なマイクロポレーション装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
把手を兼ねるマイクロインジェクタ部の先端に、下面が開放された容器部が付設され、該容器部中にマイクロインジェクタ部からの液体が注入可能に連通孔が該容器部の上平面に垂直な方向に対して斜めの角度で形成されており、且つ該容器部は、パルス放電用の1対の電極が内設されており、前記把手により顕微鏡下で、容器を任意の位置にセット可能としたことを特徴とするマイクロポレーション用装置。

【請求項2】
把手を兼ねるマイクロインジェクタ部と容器部とは着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロポレーション用装置。

【請求項3】
把手を兼ねるマイクロインジェクタ部がマイクロピペットであり、該マイクロピペットの先端に取り付けられるチップの先端を、容器部に設けられた孔に嵌入挿着されることを特徴とする請求項2記載のマイクロポレーション用装置。

【請求項4】
把手を兼ねるマイクロインジェクタ部と容器部とが一体に構成されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロポレーション用装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


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