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アレーンスルホンアミドの還元方法、アレーンスルホン酸の製法及びビナフチルジスルホン酸 コモンズ

国内特許コード P130010188
整理番号 NU-0519
掲載日 2013年12月27日
出願番号 特願2013-148664
公開番号 特開2015-020961
出願日 平成25年7月17日(2013.7.17)
公開日 平成27年2月2日(2015.2.2)
発明者
  • 石原 一彰
  • 波多野 学
  • 西川 圭祐
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 アレーンスルホンアミドの還元方法、アレーンスルホン酸の製法及びビナフチルジスルホン酸 コモンズ
発明の概要 【課題】アレーンスルホンアミドから対応する還元体を収率よく得る。
【解決手段】N,N-ジメチルナフタレン-2-スルホンアミドを5当量のRed-Al(NaAlH2(OC24OCH32)で還元することにより、収率よく対応するスルフィン酸が得られた。このスルフィン酸を酸素(1atm)で酸化することにより、対応するナフタレン-2-スルホン酸が得られた。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



1,1’-ビナフチル-2,2’-ジスルホン酸(BINSA)は、アレーンスルホン酸の一種であるが、例えばピリジニウム塩として不斉マンニッヒ触媒として利用可能であることが知られている(特許文献1)。BINSAの合成方法としては、ビナフトールの2,2’位のOH基をO-チオカルバモイルに変換し、それを転移反応によってS-チオカルバモイルに変換後、スルホン酸基へ導くものが報告されている(非特許文献1)。





ところで、アレーンスルホンアミドは、化学的に安定であり、激しい反応条件に耐え得るため、アミンの保護基として、有機合成的に幅広く用いられている。スルホンアミドの保護の主体はアミンであるため、スルホンアミドの脱保護によりアミンを製造する方法は多数確立されている。スルホンアミドの脱保護には、例えば、強酸(HBr,HClO4,トリフルオロ酢酸など)、強塩基(KOH,NaOHなど)、ヨウ化サマリウム、塩化チタン(III)、Bu3SnH/AIBN、金属リチウム/ナフタレン、光反応、電気分解などが用いられる。これらは、スルホンアミドのスルホン部位を、例えば二酸化硫黄(SO2)などに分解しながら脱保護するため、スルフィン酸やスルホン酸として取り出すことは原理的にできなかった。一方、スルホンアミドの脱保護をKPPh2によって行うことにより、スルフィン酸とアミンを得る例も報告されている(非特許文献2)。この非特許文献2では、スルフィン酸は不安定であるとして単離していない。更に、N-トリフリルアジリジンをNaAlH2(OC24OCH32(Red-Alという)で還元してトリフリル基が脱保護されたアジリジンを得た例が報告されている(非特許文献3)。この非特許文献3では、スルホン部位については言及されていない。

産業上の利用分野



本発明は、アレーンスルホンアミドの還元方法、アレーンスルホン酸の製法及びビナフチルジスルホン酸に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ArSO2NR12(Arは置換基を有していてもよいアレーンであり、R1及びR2は同じでも異なっていてもよいアルキル基である)で表されるアレーンスルホンアミドを、MAlH4-n(Mはアルカリ金属であり、nは1~3のいずれかの整数であり、Rはアルコキシ基又はアルコキシアルコキシ基である)で表される還元剤で還元することにより、対応するスルフィン酸、スルフェン酸、ジスルフィド及びチオールの少なくとも1つの還元体を得る、アレーンスルホンアミドの還元方法。

【請求項2】
前記還元体として前記スルフィン酸を選択的に得る、請求項1に記載のアレーンスルホンアミドの還元方法。

【請求項3】
前記還元剤は、Red-AlすなわちNaAlH2(OC24OCH32である、請求項1又は2に記載のアレーンスルホンアミドの還元方法。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のアレーンスルホンアミドの還元方法によって得られた前記還元体を、酸素又は過酸化水素で酸化することにより、対応するスルホン酸を得る、アレーンスルホン酸の製法。

【請求項5】
前記アレーンスルホンアミドとして式(1)で表される光学活性スルホンアミドを用い、式(2)で表される光学活性ジスルホン酸を得る、請求項4に記載のアレーンスルホン酸の製法。
【化1】


(式(1),(2)中、R1及びR2は前述の通りであり、R3はアルキル基であり、R4及びR5は同じであっても異なっていてもよく水素原子、ハロゲン原子又は置換基を有していてもよいアリール基である)

【請求項6】
式(3)で表される新規なビナフチルジスルホン酸。
【化2】


国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 公開
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