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バイノーラル録音を用いた立体音響IP電話 コモンズ

国内特許コード P140010202
掲載日 2014年1月10日
出願番号 特願2013-259920
公開番号 特開2015-119248
出願日 平成25年12月17日(2013.12.17)
公開日 平成27年6月25日(2015.6.25)
発明者
  • 伊藤 嘉浩
  • 村上 涼
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 バイノーラル録音を用いた立体音響IP電話 コモンズ
発明の概要 【課題】従来の電話システムにはない、3次元音響である立体音響をインターネット上で伝送し、臨場感のある次世代の立体音響電話システムに関する。
【解決手段】立体音響電話システムの利用者は、2チャンネルのマイク内蔵型イヤホンを左右の耳に装着し携帯端末に接続する。一方の利用者の左右の耳部のマイクで集音した現場の音声を音声携帯端末に録音し符号化して、既存のIP電話システムの2回線を使って各々の音声データを、他方の利用者の携帯端末に送信する。他方の利用者の携帯端末で複号化し、その耳部で左右に対応する音声をイヤホンで再生する双方向のIP電話システムにより、次世代の立体音響電話システムを実現する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



本発明の従来技術はIP電話システムとは関係の無い立体音響であり、例えば非特許文献2があるが、これは、多地点の音声を合成して、疑似的な立体音響環境を構成するものであり、本発明の目的とは関連しないものである。

立体音響の関連研究は多く行われているが、IP ネットワーク上で立体音響を伝送することを扱った研究は見られない。一方、非特許文献3および非特許文献4には、従来のIP 電話サービスの品質評価手法があるが、これらの品質評価手法は立体音響を考慮したものではない。

産業上の利用分野



本発明は、バイノーラル録音を用いて、3次元音響である立体音響(以下、立体音響)をインターネット上で伝送し、臨場感のある次世代のインターネット電話システム(以下、立体音響IP 電話システム)に関するものである。即ち、立体音響IP電話システムは、インターネット回線に立体音響を利用した電話サービス(以下。立体音響IP電話サービス)を提案するものである。立体音響とは、非特許文献1に示されるように、ある空間に存在する音声を録音し、人間が聴覚によって知覚している音源の方向や音源までの距離などの情報を再生時に立体的に再現する方式のことである。立体音響をIP 電話システムに利用することで、再生された音声を聴いた人間(以下、人間2)が、音声が発生している現場の音声(以下、現場音声)を聞いている人間(以下、人間1)と同じ録音した音声を聞くことで、あたかも音声が発生している現場の空間にいるような臨場感を得ることが期待される。

特に、本発明では、既存のIP 電話システムのIP電話サービスの拡張によりによるサービスを提供する発明のため、現在利用されているIP 電話用の伝送符号化方式を用いた、立体音響IP 電話サービスを検討する。即ち、立体音響をベストエフォート型のネットワークであるIP ネットワーク上で伝送する場合、IP パケットの遅延や損失などによりサービス品質が低下する。よって、IP ネットワークの通信品質の劣化が立体音響IP 電話サービスに及ぼす影響を明らかにすると共に、品質向上に係る発明を提案する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一方の人間の左右の耳部に装着する2チャンネルのマイク内臓型イヤホンのマイクにてバイノーラル録音を行い、
前記バイノーラ録音を、一方の携帯端末によりそれぞれ符号化信号とし、
前記符号化信号をインターネットの2つの電話回線を用いて、
他方の人間の携帯端末に送信し、
前記他方の携帯端末にて、受信した符号化信号を複号化してバイノーラル出力として、
前記他方人間の左右の耳部に装着した2チャンネルのマイク内臓イヤホンにて再生する、
双方向のIP電話システム。

【請求項2】
前記一方および他方の携帯端末に、
2チャンネルのAD/DA変換機、イコライザ、およびパケット生成器/パケット受信器、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。

【請求項3】
周波数帯1,000Hz~3,000Hzの帯域成分を保有する音声データを優先的に扱うことを特徴とする請求項1および2に記載に記載のIP電話システム。

【請求項4】
送信者側から録音した音声のうち、受信者側では周波数帯2,000Hz~3,000Hzの音声を強調することを特徴とする請求項1乃至3に記載のIP電話システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013259920thum.jpg
出願権利状態 公開
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