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鉛イオンの抽出方法及び鉛イオンの抽出剤

国内特許コード P140010246
整理番号 13761
掲載日 2014年2月4日
出願番号 特願2012-072141
公開番号 特開2013-202460
出願日 平成24年3月27日(2012.3.27)
公開日 平成25年10月7日(2013.10.7)
発明者
  • 下条 晃司郎
  • 長縄 弘親
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 鉛イオンの抽出方法及び鉛イオンの抽出剤
発明の概要 【課題】
鉛イオンを選択的に効率良く抽出分離することができる鉛イオンの抽出方法及び鉛イオンの抽出剤を提供する。
【解決手段】
下記一般式(1)
【化1】



(式中、R1及びR2は、互いに同一又は異種のアルキル基であり、少なくとも一方は炭素数6以上の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を示す。)で表されるジグリコールアミド酸を抽出剤として含有する抽出相と、鉛イオンと鉛イオン以外の金属イオンとを含む水溶液とをpH 6以下の酸性条件下で接触させて、鉛イオンを抽出相に抽出し、その後、この抽出相と酸性水溶液とを接触させることで鉛イオンを前記酸性水溶液に逆抽出して鉛イオンを回収する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



鉛イオンを他の各種イオンから分離する技術は有害金属の除去、高純度金属の製造のための不純物金属の除去、資源の回収などの観点から極めて重要である。とくに、鉛イオンは非常に毒性が高いことから環境や生体系からの除去は極めて重要である。





鉛イオン(Pb2+)を除去する方法として、沈殿法がある。これはPbSO4やPbSの溶解度が小さいことを利用した方法である。すなわち、得られた浸出液にSO42-やS2-イオンを添加して鉛イオンと結合させ、沈殿を生成させる。しかしながら、溶解度が十分に低くないため、水溶液に鉛イオンが残存したり、他の有用金属も共に沈殿する可能性があるなど問題がある。





一方、溶媒抽出法によって鉛イオンを分離することも行われている(例えば、特許文献1参照)。

溶媒抽出法においては、リン酸系抽出剤やカルボン酸系抽出剤等の工業用抽出剤を利用した方法が知られている。リン酸系抽出剤の代表的なものとしては、ホスホン酸エステルである 2-エチルヘキシルホスホン酸モノ-2-エチルヘキシルエステル[2-ethylhexyl phosphonic acid mono-2-ethylhexyl ester]やその類似体であるジ(2-エチルヘキシル)リン酸 [di-(2-ethylhexyl)phosphoric acid]がある。カルボン酸系抽出剤の代表的なものとしては、2-メチル-2-エチル-1-ヘプタン酸: ネオデカン酸[2-ethyl-2-methyl-1-heptanoic acid:neodecanoic acid]がある。

産業上の利用分野



本発明は鉛イオンの抽出方法及び鉛イオンの抽出剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)
【化1】


(式中、R1及びR2は、互いに同一又は異種のアルキル基であり、少なくとも一方は炭素数6以上の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を示す。)
で表されるジグリコールアミド酸を抽出剤として含有する抽出相と、鉛イオンと鉛イオン以外の金属イオンとを含む水溶液とをpH 6以下の酸性条件下で接触させて、鉛イオンを抽出相に抽出し、その後、この抽出相と酸性水溶液とを接触させることで鉛イオンを前記酸性水溶液に逆抽出して鉛イオンを回収することを特徴とする鉛イオンの抽出方法。

【請求項2】
下記一般式(2)
【化2】


(式中、R3及びR4は、互いに同一又は異種のアルキル基であり、少なくとも一方は炭素数6以上の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を示す。)
で表されるジグリコールアミド酸を有することを特徴とする鉛イオンの抽出剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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