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ユーザの体感品質を向上する無線LAN基地局システム コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P140010263
掲載日 2014年2月13日
出願番号 特願2014-016812
公開番号 特開2015-144349
出願日 平成26年1月31日(2014.1.31)
公開日 平成27年8月6日(2015.8.6)
発明者
  • 伊藤 嘉浩
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 ユーザの体感品質を向上する無線LAN基地局システム コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】携帯端末やモバイルルータの普及により、多くのユーザが無線LAN上でWebサービスを利用しているが、ユーザの急激な増加に伴い無線LANにおける輻輳が大きな問題となる。
【解決手段】
Webサービスに対して,ユーザ視点の体感する品質を向上するようなQoS 制御を行う無線LAN 基地局システムを開発するものである。本発明は、Webサービスに対して、輻輳時に特定のフローのみを優先的に扱うのではなく、同一フロー内で優先度を設けることで、他のトラヒックへの影響を少なくするユーザ視点の体感する品質を向上するQoS 制御を行う無線LAN 基地局システムである。既存の無線LAN基地局の品質向上に係る発明であり、クライアントのサーバ等に一切改修を行う必要はない。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


発明者等は、これまで、インターネットがベストエフォート型のネットワークであることを考慮し、インターネットにおける通信品質の劣化がWeb サービスにおける体感品質(Quality Of Experinece for a Web Service;以下、QoEWeb)に及ぼす影響を調査及び評価し、以下のように大別した。
(1)QoEWebの定量的評価方法
発明者等は、QoEWebの評価方法としてユーザビリティを用いるもの(Webユーザビリティ評価)を考えている。Webユーザビリティにとしては、ISO9241-11勧告で定義された三つの尺度(有効さ,効率,満足度)を用いて評価する方法(以下、ISO 勧告評価)と、J.Nielsen等が提案する深刻度を用いるもの(以下、Nielsenの深刻度評価)を検討している。
(2)QoEWeb と通信品質との関係の評価
通信品質の劣化(スループットの低下、遅延の増加など)が、QoEWebに影響を与える場合、その支配的要因となる項目とその度合いを評価実験により定量的に調査した。



本調査及び評価研究項目において、以下の点が明らかになった。
(1)QoEWeb の定量的評価方法に関して、Web サービスの一つであるオンラインショッピングサービスを対象とした評価実験によって、ユーザビリティを用いたQoEWebの評価は有効であること確認した。即ち、対象となるWebサービスの目的や利用者の環境に応じてQoEWebを評価する必要がある場合には、ISO 勧告評価によるユーザビリティ評価が有効である(非特許文献2)。
(2)一方、発生する問題点を基に、QoEWebを一元的に管理する場合には、Nielsenの深刻度評価が有効である(非特許文献3)。
以上、発明者等の研究成果により、通信品質の劣化がQoEWebに及ぼす影響を定量的に評価する方法が議論され、その影響を確認することができた。しかしながら、QoEWebを高めるために、どのようにネットワークを制御するかについては未検討である。

産業上の利用分野


本発明は、Webサービスに対して、ユーザ視点の体感する品質を向上するようなQoS制御を行う無線LAN 基地局システムに関するするものである。本発明は、既存の無線LAN基地局の品質向上に係る発明であり、クライアントのサーバ等に一切改修を行う必要はない。



携帯端末やモバイルルータの普及により、多くのユーザが無線LAN上でWebサービスを利用している。しかし、ユーザの急激な増加に伴い無線LANにおける輻輳が大きな問題となる。従って、無線LANの輻輳時に、Webサービスの品質を損なわないような制御が必要である。特に、Webサービスの品質としては、ユーザ視点の体感品質が重要である。無線LANにおけるQoS制御の性能評価はすでに多く行われている(非特許文献1)。しかし、ユーザ視点からの評価はあまり行われていない。

特許請求の範囲 【請求項1】
WAN側インタフェースと、
前記WAN側インタフェースから入力された複数のパケットを識別するパケット識別器と、
QoS制御、およびパケットにしきい値を基に優先度を付与するオープンフローコントローラと、
優先度を付与したパケットを前記優先度により優先制御する優先制御部と、
パケットを無線LANに接続する無線LAN側インタフェースを備え、
前記パケット識別器において、
前記入力されたパケットのサービスを推定し、
前記オープンフローコントローラにおいて、前記推定したサービス応じてしきい値を選定すると共に、
IPヘッダのDSCPの内容を書き換え、
前記DSCPに基づきQoS制御を行うことを特徴とする無線LAN基地局システム。

【請求項2】
前記パケット識別器におけるサービス内容の推定は、前記入力されたパケットのパケットデータ、またはIPヘッダの情報に基づき行なわれることを特徴とする請求項1に記載の無線LAN基地局システム。

【請求項3】
前記オープンフローコントローラは、前記推定したサービスに対するしきい値を決定する、
制御用データベースを備えることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の無線LAN基地局システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014016812thum.jpg
出願権利状態 公開
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