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下水処理方法及び下水処理装置

国内特許コード P140010315
整理番号 1635
掲載日 2014年2月24日
出願番号 特願2007-078058
公開番号 特開2008-237958
登録番号 特許第5091515号
出願日 平成19年3月26日(2007.3.26)
公開日 平成20年10月9日(2008.10.9)
登録日 平成24年9月21日(2012.9.21)
発明者
  • 古屋 勇治
  • 田中 良春
  • 中山 敬
  • 福嶋 俊貴
  • 田中 宏明
  • 山下 尚之
出願人
  • メタウォーター株式会社
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 下水処理方法及び下水処理装置
発明の概要 【課題】下水を効率よく処理することができ、汚泥の流出を防止できる下水処理方法及び下水処理装置を提供すること。
【解決手段】生物反応槽1と、最終沈殿池2と、活性汚泥濃縮装置3と、最終沈殿池2に処理液を通水させる配管L4と、活性汚泥濃縮装置3に処理液を通水させる配管L5と、最終沈殿池2から生物反応槽1に汚泥を返送する配管L2と、活性汚泥濃縮装置3から生物反応槽1に活性汚泥濃縮液を返送する配管L3とを備える下水処理装置を用い、下水の流入水量が設計流入水量以下の場合、その全量を生物反応槽1、最終沈殿池2の順に通水させて処理し、下水の流入水量が設計流入水量を超える場合、生物反応槽1で生物処理した後設計流入水量の処理液を最終沈殿池2で分離処理し、設計流入水量を超過した水量の処理液を第2の配管L5から活性汚泥濃縮装置3に供給して性汚泥濃縮液を生物反応槽1に返送する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



一般的な下水処理装置は、例えは、図3に示すように、生物反応槽1と最終沈殿池2とを備えており、生物反応槽1にて、まず、生物反応を利用して主として有機物や、BODや、窒素分等を除去し、その後、最終沈殿池2にて、生物反応により生じたフロック等を沈降分離して分離液を河川や海に放流している。このような下水処理装置の処理能力は、主として生物反応槽1での処理能力に基づいて決定しており、通常、晴天時における最大流入水量を基準として設計流入水量を決定し、下水処理が行われている。





しかしながら、汚水と雨水を遮集する合流式下水道の下水処理装置では、雨天時に下水処理装置に流入する下水量が急増し、処理に供せられる下水量が、設計流入水量を超過してしまう。





そこで、雨天時下水の水質は、雨水により希釈化されていることから、そのまま放流してもあまり問題を生じることが少ないという事情により、従来は、雨水時の増水分の下水を、生物反応槽1にて処理することなく、そのまま放流もしくは薬剤などで消毒して放流している。





また、汚水のみを遮集する分流式下水道の下水処理においても、雨天時に浸入水等の影響で、流入下水が設計流入水量を超過する場合があり、その設計流入水量を超えた水量については、そのまま放流もしくは薬剤などで消毒して放流が行われている。





また、下記特許文献1には、合流式下水道において下水流入量が計画最大流入量に対して一定割合の超過量を超えない場合には、流入下水の全量を最初沈殿池、生物反応槽、最終沈殿池で二次処理まで行い、さらに、ろ材を充填したろ過槽に流入させて処理する一方、下水流入量が計画最大流入量に対して一定割合の超過量を超えた場合には、計画最大流入量に対して一定割合の超過量分の流入下水については前記二次処理まで行い放流するとともに、計画最大流入量に対して一定割合の超過量を超えた量の流入下水については最初沈殿池で一次処理した後にろ過槽へ流入させて処理するか、最初沈殿池を通さずにきょう雑物を除去した後にろ過槽へ流入させて処理することが開示されている。





また、下記特許文献2には、雨天時に増量した流入下水の少なくとも一部を導入して分離水と凝集分離汚泥に分離する凝集分離装置と、前記分離水を放流する配管と、前記流入下水の一部を導入して分離水と沈殿汚泥に分離する最初沈殿池と、前記最初沈殿池からの分離水と該凝集分離装置からの凝集沈殿汚泥とを導入して脱リンする嫌気部、脱窒部、又は好気部を有する嫌気好気式生物脱リン設備と、前記脱リン設備からの汚泥を含有する被脱リン水を導入して分離液と沈殿汚泥に分離する最終沈殿池とを有する下水処理装置が開示されている。





また、下記特許文献3には、下水を沈殿処理した後、その上澄水を生物処理部で生物処理し、その処理液を分離液と汚泥とに固液分離し、分離汚泥の一部を生物処理部の入口側に返送する下水処理方法において、該生物処理部として、嫌気処理用の前段生物処理部と、好気処理用の後段生物処理部とが設けられており、該上澄水の流量が所定流量以下のときには、前記上澄水の全量を該前段生物処理部と後段生物処理部とにこの順で流通させ、該上澄水の流量が該所定流量を超えるときには、該上澄水の一部を該前段生物処理部と後段生物処理部とにこの順で流通させ、該上澄水の残部は前段生物処理部を経ることなく後段生物処理部に流入させて処理することが開示されている。

【特許文献1】

開2005-218991号公報

【特許文献2】

開2004-49941号公報

【特許文献3】

開2005-262140号公報

産業上の利用分野



本発明は、下水を生物反応を用いて処理する下水処理方法及び下水処理装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下水を生物反応槽で生物処理し、その処理液を最終沈殿池で分離液と汚泥とに沈降分離する下水処理方法において、
前記生物反応槽への下水の流入水量が設計流入水量以下の場合、流入下水の全量を前記生物反応槽で生物処理した後、その処理液の全量を最終沈殿池で沈降分離し、
前記生物反応槽への下水の流入水量が設計流入水量を超える場合、流入下水の全量を前記生物反応槽で生物処理した後、設計流入水量の処理液を前記最終沈殿池で沈降分離すると共に、設計流入水量を超過した水量の処理液を、前記最終沈殿槽に導入する前に活性汚泥濃縮装置に供給して分離液と活性汚泥濃縮液とに濃縮分離し、この活性汚泥濃縮液を前記生物反応槽に返送することを特徴とする下水処理方法。

【請求項2】
下水を生物反応槽で生物処理し、その処理液を最終沈殿池で分離液と汚泥とに沈降分離する下水処理方法において、
前記生物反応槽への下水の流入水量が設計流入水量以下の場合、流入下水の全量を前記生物反応槽で生物処理した後、その処理液の全量を最終沈殿池で沈降分離し、
前記生物反応槽への下水の流入水量が設計流入水量を超える場合、流入下水の全量を前記生物反応槽で生物処理した後、その処理液の全量を最終沈殿池に供給し、その後前記最終沈殿池から設計流入水量を超過した水量の処理液を取り出して活性汚泥濃縮装置に供給して分離液と活性汚泥濃縮液とに濃縮分離し、この活性汚泥濃縮液を前記生物反応槽に返送すると共に、前記残った処理液を前記最終沈殿池で沈降分離することを特徴とする下水処理方法。

【請求項3】
下水を生物処理する生物反応槽と、
生物処理後の処理液を分離液と汚泥に沈降分離する最終沈殿池と、
生物処理後の処理液を分離液と活性汚泥濃縮液に濃縮分離する活性汚泥濃縮装置と、
前記生物反応槽から前記最終沈殿池に処理液を通水させる第1の通水経路と、
設計流入水量を超過した水量の処理液を、前記生物反応槽から活性汚泥濃縮装置に通水させる第2の通水経路と、
前記最終沈殿池から前記生物反応槽に前記汚泥を返送する第1の返送経路と、
前記活性汚泥濃縮装置から前記生物反応槽に前記活性汚泥濃縮液を返送する第2の返送経路とを備えることを特徴とする下水処理装置。

【請求項4】
下水を生物処理する生物反応槽と、
生物処理後の処理液を分離液と汚泥に沈降分離する最終沈殿池と、
生物処理後の処理液を分離液と活性汚泥濃縮液に濃縮分離する活性汚泥濃縮装置と、
前記生物反応槽から前記最終沈殿池に処理液を通水させる第1の通水経路と、
設計流入水量を超過した水量の処理液を、前記最終沈殿池から活性汚泥濃縮装置に通水させる第2の通水経路と、
前記最終沈殿池から前記生物反応槽に前記汚泥を返送する第1の返送経路と、
前記活性汚泥濃縮装置から前記生物反応槽に前記活性汚泥濃縮液を返送する第2の返送経路とを備えることを特徴とする下水処理装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007078058thum.jpg
出願権利状態 登録
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