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蛍光性質量標識プローブ コモンズ

国内特許コード P140010400
掲載日 2014年3月27日
出願番号 特願2013-006647
公開番号 特開2014-137307
出願日 平成25年1月17日(2013.1.17)
公開日 平成26年7月28日(2014.7.28)
発明者
  • 友廣 岳則
  • 畑中 保丸
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 蛍光性質量標識プローブ コモンズ
発明の概要 【課題】タンパク質の構造解析に有用な蛍光性質量標識プローブを提供する。
【解決手段】下記の一般式(I)の桂皮酸型ジアジリン化合物を蛍光性質量標識プローブとして用いる。



「式中、R1は、水素原子、ヒドロキシまたは低級アルコキシ基を、R2は、水素原子、塩素原子、臭素原子または低級アルキル基もしくは低級アルキル基の同位体を、R3は、水素原子、低級アルキルまたはスクシイイミド基を、それぞれ、意味する。」
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



タンパク質への化学的、遺伝子工学的蛍光基導入法の著しい進展により、細胞機能の時空間的イメージングの新分野が築かれた。現在、このラベル化技術は癌治療を含め医療分野のみならず材料分野にも応用されつつある。汎用の蛍光化技術のほとんどは、標的タンパク質の末端や表面官能基に蛍光化合物を修飾する技術であり、主に細胞・組織内分布や生体分子複合体検出を対象としている。酵素や受容体など生理機能の可視化や、その制御を可能とする阻害剤開発には、結合ドメインへの蛍光ラベル化が極めて有効である。光アフィニティーラベル法は、標的タンパク質機能部位への選択的蛍光ラベル化に適した技術である。この技術は、光を照射するだけでタンパク質機能部位に特殊ラベルを導入できる上に、現在解析が遅れている難結晶性膜タンパク質、弱相互作用系にも対応できる数少ない機能/構造解析ツールであり、新標的受容体探索ツールとしても重要視されている。





光アフィニティーラベル法を応用した技術として、クマリン形成型光クロスリンカーを用いる蛍光ラベル化法が開発されている(非特許文献1)

この技術は、分子間相互作用を利用し、基質(薬物)プローブ自体は無蛍光性であり、光反応で基質は切除され小さなクマリン誘導体のみ結合ドメインに標識される。この技術は、標的タンパク質の探索・同定、阻害剤スクリーニングや基質センサー、機能部位解析、細胞内物質の可視化などに応用が可能である。





一方、創薬において、薬物受容体の特定は、リード化合物開発や薬理機序解明を含む第1ステージ開発研究の極めて重要なステップであり、さらに受容体における薬物結合部位の構造解析は、リード化合物の最適化に重要な指針を与える。結晶構造解析された受容体にはコンピュータを使った化合物スクリーニングが適応でき、効率の良い分子標的薬開発が可能となる。しかしながら、標的薬物受容体の多くは膜タンパク質であり、それらの単離や結晶化は極めて困難である。また、膜タンパク質に限らず、発現が終了した全タンパク質数に対し結晶構造解析やNMR解析の成功例は限られる。

産業上の利用分野


本発明は、タンパク質構造解析のための蛍光性質量標識プローブおよびその使用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記の一般式(I)の桂皮酸型ジアジリン化合物を蛍光性質量標識プローブとして用いることを特徴とするタンパク質構造解析方法。
【化1】


「式中、Rは、水素原子、ヒドロキシまたは低級アルコキシ基を、Rは、水素原子、塩素原子、臭素原子または低級アルキル基もしくは低級アルキル基の同位体を;Rは、水素原子、低級アルキルまたはスクシイイミド基を、それぞれ、意味する。」

【請求項2】
蛍光性質量標識プローブが、一般式(I)の桂皮酸型ジアジリン化合物において、Rが、水素原子、Rが、塩素原子、臭素原子、低級アルキルまたは低級アルキル基の同位体;Rが水素原子、低級アルキルまたはスクシイイミド基である請求項1に記載のタンパク質構造解析方法。

【請求項3】
一般式
【化2】


「式中、R2aは、塩素原子、臭素原子または低級アルキル基もしくは低級アルキル基の同位体を;R3aは、低級アルキルまたはスクシイイミド基を、それぞれ、意味する。」
で表される桂皮酸型ジアジリン化合物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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