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ヨード比色分光測定による米澱粉特性の評価方法 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P140010417
整理番号 S2013-1276-N0
掲載日 2014年4月2日
出願番号 特願2013-188951
公開番号 特開2015-055549
出願日 平成25年9月12日(2013.9.12)
公開日 平成27年3月23日(2015.3.23)
発明者
  • 大坪 研一
  • 中村 澄子
出願人
  • 学校法人 新潟科学技術学園
発明の名称 ヨード比色分光測定による米澱粉特性の評価方法 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】難消化性澱粉含量など、機能性に関係する米澱粉の特性をヨード比色分光測定によって簡易迅速、低コスト、かつ高精度に評価する方法を提供する。
【解決手段】ヨード試薬を添加した米澱粉の紫外領域から可視領域の吸光度曲線から得られる解析値を説明変数とする重回帰式によって米澱粉特性を評価する。米澱粉特性は、難消化性澱粉含量、グルコースの重合度10又は重合度22の糖鎖画分の含量である。紫外領域から可視領域の吸光度曲線から得られる解析値は、可視領域から紫外領域に長波長側から入射光の波長を走査して吸光度を測定したときの、可視領域の最大吸収波長から可視領域の最大吸収波長のつぎに出現する吸光ピークの波長までの吸光度曲線下部の面積である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



近年、わが国は少子高齢化社会となり、機能性成分を多く含む食事によって健康の維持増進、疾病予防を図る必要がある。





澱粉のアミロース含量の高い米やアミロペクチン長鎖の多い米は、難消化性であり、食後の血糖上昇が緩やかで、糖尿病発症の予防が期待されている(非特許文献1、2)ことから、各種の米の難消化性澱粉及び関連糖鎖画分含量を簡易迅速かつ高精度に測定する技術の開発はきわめて重要である。





従来、米澱粉のアミロペクチン鎖長分布は、イソアミラーゼによって枝切りした後に高速液体クロマトグラフによって測定されてきた(非特許文献3)。





また、アミロースの分子量分布の精密な分析方法として、花城らは、蛍光標識ゲルろ過法を開発した(非特許文献4)。





五十嵐らは、蛍光標識ゲルろ過法によって分析した米澱粉のアミロース分子量分布やアミロペクチン鎖長分布が米澱粉の熱糊化特性や食味に影響すると報告している(非特許文献5)。





また、五十嵐らは、蛍光標識ゲルろ過法によって分析したもち米のアミロペクチン単位鎖長分布が餅の硬化性に強く影響すること(非特許文献6)および400nmから900nmの米澱粉のヨード比色吸収曲線から600nmを境界として低波長側と高波長側の2つのピーク面積の比率を求め、この比率が米澱粉の老化性指標として有用であることを報告している(非特許文献7)。





これらの従来の測定方法は、アミロペクチン鎖長分布などの正確な測定値が得られるものの、米澱粉における疾病予防機能の期待される難消化性澱粉含量を測定するものではない上に、時間と労力を要し、高速液体クロマトグラフなどの高価な装置を必要とするためにコストのかかる方法であり、育種選抜や食品加工の分野で簡易迅速かつ低コストで高精度に米澱粉の難消化性澱粉含量あるいは難消化性澱粉含量と関係の深い糖鎖画分含量を評価するためには、新たな測定方法が必要とされていた。

産業上の利用分野



本発明は、米澱粉のヨード比色分光特性に基づいて、難消化性澱粉含量および難消化性澱粉と密接な関係のある糖鎖画分含量などの澱粉特性を簡易迅速かつ高精度で評価する技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヨード試薬を添加した米澱粉の紫外領域から可視領域の吸光度曲線から得られる解析値を説明変数とする重回帰式によって米澱粉特性を評価することを特徴とする米澱粉特性の評価方法。

【請求項2】
米澱粉特性が難消化性澱粉含量であることを特徴とする請求項1記載の米澱粉特性の評価方法。

【請求項3】
米澱粉特性が、グルコースの重合度10又は重合度22の糖鎖画分の含量であることを特徴とする請求項1記載の米澱粉特性の評価方法。

【請求項4】
紫外領域から可視領域の吸光度曲線から得られる解析値が、可視領域から紫外領域に長波長側から入射光の波長を走査して吸光度を測定したときの、可視領域の最大吸収波長から可視領域の最大吸収波長のつぎに出現する吸光ピークの波長までの吸光度曲線下部の面積であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の米澱粉特性の評価方法。

【請求項5】
可視領域から紫外領域に長波長側から入射光の波長を走査して吸光度を測定したときの、可視領域の吸収が出現する波長から可視領域の最大吸収波長までの吸収曲線下部の面積、可視領域の最大吸収波長から400nmまでの吸収曲線下部の面積、400nmから可視領域の最大吸収波長のつぎに出現する吸光ピークの波長までの吸光度曲線下部の面積のうちの1種類又は2種類以上を使用することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の米澱粉特性の評価方法。

【請求項6】
重回帰分析の説明変数として、可視領域の最大吸収波長、可視領域の最大吸収波長における吸光度、可視領域から紫外領域に長波長側から入射光の波長を走査して吸光度を測定したときの、可視領域の吸収が出現する波長から可視領域の最大吸収波長までの吸収曲線下部の面積、可視領域の最大吸収波長から400nmまでの吸収曲線下部の面積、400nmから可視領域の最大吸収波長のつぎに出現する吸光ピークの波長までの吸光度曲線下部の面積のうちの1種類又は2種類以上を使用することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の米澱粉特性の評価方法。

【請求項7】
難消化性澱粉含量の推定式が
【数1】


であることを特徴とする請求項1又は2記載の米澱粉特性の評価方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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