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記憶度推定装置および記憶度推定プログラム

国内特許コード P140010444
整理番号 1335
掲載日 2014年4月10日
出願番号 特願2012-173244
公開番号 特開2014-032320
登録番号 特許第6032638号
出願日 平成24年8月3日(2012.8.3)
公開日 平成26年2月20日(2014.2.20)
登録日 平成28年11月4日(2016.11.4)
発明者
  • 山名 早人
  • 苑田 翔吾
  • 浅井 洋樹
出願人
  • 学校法人早稲田大学
発明の名称 記憶度推定装置および記憶度推定プログラム
発明の概要 【課題】ユーザに負担をかけることなく、問題に対するユーザの記憶度合いを推定し得る記憶度推定装置および記憶度推定プログラムを提案する。
【解決手段】記憶度推定装置1では、表示部5により表示された問題を基にユーザが入力面3Aに文字を手書き入力する際の手書き入力傾向を表す5つの特徴量を特徴量取得部17で取得し、手書き入力した文字が問題に予め対応付けられた解答と合致するか否かを判断する際、ユーザの解答に対する記憶度合いを、特徴量取得部17により取得される5つの特徴量に基づいて推定するようにした。記憶度推定装置1では、ユーザが解答に対する記憶度合いを自ら判断しなくても、入力面3Aに対し単に解答を手書き入力するだけで、問題に対するユーザの記憶度合いを推定し得、ユーザに負担をかけることなく、問題に対するユーザの客観的な記憶度合いを推定し得る。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要



近年、専用の入力ペンを用いて画面上に文字を書くことができる入力端末装置が普及してきており、この入力端末装置を利用した記憶支援アプリケーションの開発も進んでいる。この種の入力端末装置は、小学校や中学校・高等学校などの教育機関でも採用され始め、学習者(ユーザとも言う)である生徒の学習意欲・学習への関心の向上や、テスト結果の向上など数々の実績を上げている(例えば、非特許文献1参照)。





実際上、この種の入力端末装置は、例えば漢字の習得学習に用いることができ、ランダムに選出された「ひらがな」表記の文字、或いは「カタカナ」表記の文字を表示部に表示させ、当該文字を問題として学習者に提示し得るようになされている。入力端末装置は、表示部にタッチパネルを備えており、学習者に対して入力ペンを介して、出題された文字に対応する漢字表記を表示部の入力面に手書き入力し得るようになされている。





これにより、入力端末装置は、入力面に手書き入力された「漢字」を特定し、学習者に提示した問題と、学習者によって入力面に手書き入力された「漢字」とが対応しているかを判定し、学習者の解答が正解である旨、または不正解である旨を学習者に対して通知し得るようになされている。このようにして入力端末装置は、不正解となった問題を学習者に認識させて当該問題の再学習を促すことで、学習者の学習能力の向上を図るようになされている。

産業上の利用分野



本発明は記憶度推定装置および記憶度推定プログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
提示手段により提示された問題を基にユーザが入力面に文字を手書き入力する際の手書き入力傾向を表す特徴量を取得する特徴量取得手段と、
前記文字が、前記問題に予め対応付けられた解答と合致するか否かを判断する際、前記ユーザの解答に対する記憶度合いを、前記特徴量取得手段により取得される前記特徴量に基づいて推定する推定手段とを備え
前記推定手段は、
解答に対する記憶度合いが低いときの手書き入力傾向を示した線形分離データを予め保持しており、前記特徴量取得手段により取得される特徴量を用いて、前記線形分離データを基準に、前記ユーザの解答に対する記憶度合いを推定する
ことを特徴とする記憶度推定装置。

【請求項2】
前記特徴量取得手段は、
前記ユーザが前記入力面に前記文字を構成する複数のストロークを手書き入力してゆく際の傾向と、前記ストロークを消去する際の傾向とを前記特徴量として取得する
ことを特徴とする請求項記載の記憶度推定装置。

【請求項3】
提示手段により提示された問題を基にユーザが入力面に文字を手書き入力する際の手書き入力傾向を表す特徴量を取得する特徴量取得手段と、
前記文字が、前記問題に予め対応付けられた解答と合致するか否かを判断する際、前記ユーザの解答に対する記憶度合いを、前記特徴量取得手段により取得される前記特徴量に基づいて推定する推定手段と、を備え、
前記特徴量取得手段は、
前記ユーザが前記入力面に前記文字を構成する複数のストロークを手書き入力してゆく際の傾向と、前記ストロークを消去する際の傾向とを前記特徴量として取得し、
前記ストロークを手書き入力する際の傾向としては、
前記提示手段により問題を前記ユーザに提示してから、前記ユーザが前記入力面に手書き入力し始めるまでの入力開始時間と、
前記文字を前記入力面に手書き入力した際に、一のストロークを手書き入力した後から次のストロークが手書き入力され始めるまでの間の各時間を全て合わせたストローク間隔総和時間とを含み、
前記ストロークを消去する際の傾向としては、
前記ストロークが消去されたストローク消去本数と、
前記文字を手書き入力し終えるまでに、前記入力面に前記ストロークを手書き入力可能な手書き入力モードから、該ストロークを消去可能なストローク消去モードへの消去モード遷移回数と、
前記文字を手書き入力し終えるまでに前記ストローク消去モードに遷移していた消去モード遷移時間とを含み、
前記推定手段は、
前記入力開始時間と、前記ストローク間隔総和時間と、前記ストローク消去本数と、前記消去モード遷移回数と、前記消去モード遷移時間とを総合的に勘案して前記ユーザの解答に対する記憶度合いを推定する
ことを特徴とす記憶度推定装置。

【請求項4】
前記推定手段は、多次元の特徴量空間を線形分離可能なサポートベクターマシンであり、前記ユーザが迷わずに手書き入力した場合と、前記ユーザの記憶が曖昧で迷いながら手書き入力した場合とに、前記サポートベクターマシンによって分類する
ことを特徴とする請求項1~のうちいずれか1項記載の記憶度推定装置。

【請求項5】
前記記憶度合いが低く、前記ユーザが迷いながら前記文字を手書き入力したと判断した際、該文字を手書き入力させる根拠となった前記問題を再学習問題として登録する登録手段を備える
ことを特徴とする請求項記載の記憶度推定装置。

【請求項6】
コンピュータ
提示手段により提示された問題を基にユーザが入力面に文字を手書き入力する際の手書き入力傾向を表す特徴量取得する特徴量取得ステップと、
前記文字が、前記問題に予め対応付けられた解答と合致するか否かを判断する際前記ユーザの解答に対する記憶度合いを、前記取得され特徴量に基づいて推定する推定ステップと、を実行させ、
前記推定ステップとして、
解答に対する記憶度合いが低いときの手書き入力傾向を示した線形分離データを基準に、前記取得される特徴量を用いて、前記ユーザの解答に対する記憶度合いを推定するステップ
を実行させるための記憶度推定プログラム。

【請求項7】
コンピュータに、
提示手段により提示された問題を基にユーザが入力面に文字を手書き入力する際の手書き入力傾向を表す特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
前記文字が、前記問題に予め対応付けられた解答と合致するか否かを判断する際、前記ユーザの解答に対する記憶度合いを、前記取得される特徴量に基づいて推定する推定ステップと、を実行させ、
前記特徴量取得ステップとして、
前記ユーザが前記入力面に前記文字を構成する複数のストロークを手書き入力してゆく際の傾向と、前記ストロークを消去する際の傾向とを前記特徴量として取得し、
前記ストロークを手書き入力する際の傾向としては、
前記提示手段により問題を前記ユーザに提示してから、前記ユーザが前記入力面に手書き入力し始めるまでの入力開始時間と、
前記文字を前記入力面に手書き入力した際に、一のストロークを手書き入力した後から次のストロークが手書き入力され始めるまでの間の各時間を全て合わせたストローク間隔総和時間と、を含み、
前記ストロークを消去する際の傾向としては、
前記ストロークが消去されたストローク消去本数と、
前記文字を手書き入力し終えるまでに、前記入力面に前記ストロークを手書き入力可能な手書き入力モードから、該ストロークを消去可能なストローク消去モードへの消去モード遷移回数と、
前記文字を手書き入力し終えるまでに前記ストローク消去モードに遷移していた消去モード遷移時間と、を含む、ステップを実行させ、
前記推定ステップとして、
前記入力開始時間と、前記ストローク間隔総和時間と、前記ストローク消去本数と、前記消去モード遷移回数と、前記消去モード遷移時間とを総合的に勘案して前記ユーザの解答に対する記憶度合いを推定するステップ
を実行させるための記憶度推定プログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 登録
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