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歯科矯正用インプラント 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P140010446
掲載日 2014年4月11日
出願番号 特願2005-137988
公開番号 特開2006-314419
登録番号 特許第4706037号
出願日 平成17年5月11日(2005.5.11)
公開日 平成18年11月24日(2006.11.24)
登録日 平成23年3月25日(2011.3.25)
発明者
  • 岩 成 進 吉
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 歯科矯正用インプラント 実績あり 外国出願あり
発明の概要 【課題】施術された患者が違和感を覚えることがなく、プレート型インプラントを固定した箇所の粘膜が壊死してしまうことを防止できて、プレートが口腔中で回転してしまうことが無く、施術後、即時荷重を負荷することが出来る様な歯科矯正用インプラントの提供。
【解決手段】プレート(1)とスクリュー(2)とを有し、プレート(1)は全体が板状に形成されており、長手方向の中央及び長手方向軸線と直交する方向に偏奇した位置に貫通孔(12)が形成され、該貫通孔(12)には雌ネジ(12at、12bt)が形成され、歯を固定するためのバンド(7)と接続可能に構成されており、スクリュー(1)は上顎骨(42)に侵入可能な程度に硬く且つ上顎骨中で固定可能な材質で形成されており、先端側は尖ってスレッド(24)が形成されており、ヘッド部分にも雄ネジ(23)が形成されており、ヘッド部分に形成された雄ネジ(23)はプレートの貫通孔(12)に形成された雌ネジ(12at、12bt)と螺合可能である様に構成されている。
【選択図】図24
従来技術、競合技術の概要



歯科矯正にあたっては、特定の歯を固定して、固定された歯によって、矯正に必要な荷重を負荷する必要がある。

歯を固定するために、上顎を横断する様に配置されるプレート状の部材をネジを用いて上顎に固定するタイプのインプラントを利用する歯科矯正治療が従来から知られている。





その様なインプラントを固定源に利用する矯正治療の一例として、インプラント本体、キャップ、ネジより構成されるオルソインプラントを上顎に埋入し、オルソインプラントにスクエアワイヤー或いはプレートを取付け、固定するべき歯に固着したバンドを当該プレートにロー着する治療法が存在する(非特許文献1参照)。





しかし、上述した治療法においては、以下、(A)~(F)に列挙するような問題が存在する。

(A) オルソインプラントを上顎に埋入した際には、インプラント本体端部のみならず、キャップ及びネジが上顎から突出することとなり、施術された患者が多大な違和感を覚える。

(B) オルソインプラントを使用せずにプレートを骨とスクリューで挟み込み、押し付けると、プレートが上顎の粘膜を押圧し、粘膜が壊死してしまう。従って、オルソインプラントを使用しない場合には、粘膜が壊死することを防止する工夫が必要である。

(C) 上顎とスクリューでプレートを十分に挟み込まないと、プレートが口腔中で回転してしまい、固定源として利用出来なくなる可能性がある。

(D) インプラントに形成されたネジ山に異物が混入すると、上顎に埋入された際に汚染源となる。

(E) プレートの材質如何によっては、歯に固着するべきバンドとの接合を樹脂で行う必要がある。

(F) 埋入されてから6週間程度経過しないと、インプラント本体が上顎骨に十分に固定されない。そのため、即時荷重が困難である。





その他の従来技術として、ネジを用いた歯科矯正用のインプラントであって、プレート状の部材を有するタイプのものが種々存在する(例えば、特許文献1~特許文献4)。





しかし、特許文献1は歯根部に固定具を埋め込むタイプのインプラントであり、特許文献2~特許文献4は何れも、「アンカープレート」と呼ばれるタイプのインプラントであり、上顎を横断する様に配置されるプレート状の部材をネジを用いて上顎に固定するタイプのインプラントとは異なるタイプである。そのため、特許文献1~特許文献4に係る従来技術では、上述した(A)~(F)の問題点を解消することは出来ない。

【特許文献1】

表平10-511286号公報

【特許文献2】

開2004-174278号公報

【特許文献3】

開2004-136134号公報

【特許文献4】

開平11-164843号公報

【非特許文献1】

THE NIPPON Dental Review(日本歯科評論)』2001年8月号(Vol.61(8)/通刊第706号)別冊第47頁~第54頁

産業上の利用分野



本発明は、例えば、口蓋を横断する様に配置されるプレート状の部材をネジにより上顎に固定するタイプの歯科矯正用インプラントに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
口蓋を横断する様に配置される歯科矯正用インプラントのプレートにおいて、全体が板状に形成されており、口蓋の正中線に対応する箇所及び/又は当該箇所よりも口蓋の前後方向へ偏奇した位置に貫通孔が形成され、該貫通孔には雌ネジが形成され、長手方向両端部は切断可能に構成され且つ歯を固定するためのバンドと接続可能に構成されていることを特徴とする歯科矯正用インプラントのプレート。

【請求項2】
左右の歯列と接続される様に上顎側或いは下顎側で配置される歯科矯正用インプラントのプレートにおいて、全体がU字状に形成されており、正中線に対応する箇所及び/又は当該箇所よりも上顎或いは下顎の前後方向へ偏奇した位置に貫通孔が形成され、該貫通孔には雌ネジが形成され、U字状の両端部は切断可能に構成され且つ歯を固定するためのバンドと接続可能に構成されていることを特徴とする歯科矯正用インプラントのプレート。

【請求項3】
歯科矯正用インプラントのプレート固定用スクリューにおいて、上顎骨或いは下顎骨に侵入可能な程度に硬く且つ上顎骨或いは下顎骨中で固定可能な材質で形成されており、先端側は尖っており且つスレッドが形成されており、ヘッド部分にも雄ネジが形成されており、ヘッド部分に形成された雄ネジは歯科矯正用インプラントのプレートに形成された貫通孔の雌ネジと螺合可能に構成されていることを特徴とする歯科矯正用インプラントのプレート固定用スクリュー。

【請求項4】
前記スレッドと雄ネジとの間の領域に、ネジ山或いはスレッドの何れもが形成されていない非ネジ部分を設け、該非ネジ部分の軸線方向長さは口内の粘膜の厚さ以上に設定されている請求項3の歯科矯正用インプラントのプレート固定用スクリュー。

【請求項5】
口蓋を横断する様に配置されるプレートと、該プレートを固定するためのスクリューとを有しており、前記プレートは全体が板状に形成されており、口蓋の正中線に対応する箇所及び/又は当該箇所よりも口蓋の前後方向へ偏奇した位置に貫通孔が形成され、該貫通孔には雌ネジが形成され、長手方向両端部は切断可能に構成され且つ歯を固定するためのバンドと接続可能に構成されており、前記スクリューは上顎骨に侵入可能な程度に硬く且つ上顎骨中で固定可能な材質で形成されており、先端側は尖っており且つスレッドが形成されており、ヘッド部分にも雄ネジが形成されており、ヘッド部分に形成された雄ネジは前記プレートの貫通孔に形成された雌ネジと螺合可能であり、プレートの貫通孔にスクリューを回転しつつ挿入することによりプレートが口蓋内で固定される様に構成されていることを特徴とする歯科矯正用インプラント。

【請求項6】
上顎側或いは下顎側に配置されるプレートと、該プレートを固定するためのスクリューとを有しており、前記プレートは全体がU字状に形成されており、正中線に対応する箇所及び/又は当該箇所よりも上顎或いは下顎の前後方向へ偏奇した位置に貫通孔が形成され、該貫通孔には雌ネジが形成され、U字状の両端部は切断可能に構成され且つ歯を固定するためのバンドと接続可能に構成されており、前記スクリューは上顎骨或いは下顎骨に侵入可能な程度に硬く且つ上顎骨或いは下顎骨中で固定可能な材質で形成されており、先端側は尖っており且つスレッドが形成されており、ヘッド部分にも雄ネジが形成されており、ヘッド部分に形成された雄ネジは前記プレートの貫通孔に形成された雌ネジと螺合可能であり、プレートの貫通孔にスクリューを回転しつつ挿入することによりプレートが上顎側或いは下顎側で固定される様に構成されていることを特徴とする歯科矯正用インプラント。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005137988thum.jpg
出願権利状態 登録
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