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ニクバエ科に属するハエへの遺伝子導入方法

国内特許コード P140010453
掲載日 2014年4月11日
出願番号 特願2010-257776
公開番号 特開2012-105599
登録番号 特許第5754798号
出願日 平成22年11月18日(2010.11.18)
公開日 平成24年6月7日(2012.6.7)
登録日 平成27年6月5日(2015.6.5)
発明者
  • 小林 秀昭
  • 名取 俊二
  • 安西 偕二郎
  • 飯島 亮子
  • 丹羽 大介
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 ニクバエ科に属するハエへの遺伝子導入方法
発明の概要 【目的】ニクバエ科に属するハエへの遺伝子導入方法の提供。
【解決手段】本発明は、羽化後0~5日目のニクバエ科に属するハエ個体から採取した胚に目的遺伝子を導入することを特徴とする、遺伝子導入方法を提供する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



ニクバエ科に属するハエは、比較的大型であり、飼育が容易な上に、約3週間で次世代個体を得ることができる。このような特徴から、ニクバエ科に属するハエは、生化学的な解析に適したモデル動物である。





このように、ニクバエ科に属するハエを実験モデル動物として用いる場合、遺伝子組換え技術により、個体の形質変化を観察できることが望ましい。現在までに、昆虫の遺伝子導入法は確立されているが、これらの遺伝子導入法は、産卵された卵に対して行われるものである(非特許文献1)。

ニクバエ科に属するハエは、一般的に卵胎生であるため、従来の昆虫の遺伝子導入方法をニクバエ科に属するハエに適用することはできない。





ニクバエ細胞に対する遺伝子導入方法として、Tanaka Y et alは、ニクバエの胚由来のセルラインにRNAi発現ベクターを導入し、IDGF遺伝子をノックダウンしたことを報告している(非特許文献2)。しかしながら、この報告は、胚そのものに遺伝子を導入したことを示したものではない。





一方、本発明者らは、羽化後6日目のメス9個体から取り出した胚に遺伝子導入を行っている(非特許文献3)。しかしながら、導入された遺伝子からのタンパク質発現の検出までは行っていない。





このような背景から、ニクバエ科のハエに遺伝子導入を行い、所望の形質を有するハエ個体を作製する方法の確立が待たれている。

産業上の利用分野



本発明は、ニクバエ科に属するハエに遺伝子を導入する方法、当該方法により得られる遺伝子組換えハエ、及び当該ハエ又はその処理物を含む飼料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
羽化後0~5日目のニクバエ科に属するハエ個体から採取した胚に、水に懸濁された目的遺伝子をマイクロインジェクション法により導入することを特徴とする、遺伝子導入方法。

【請求項2】
前記個体が、羽化後4~5日目のものである、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記個体が、羽化後5日目のものである、請求項1に記載の方法。

【請求項4】
前記目的遺伝子は、トランスポゾン配列を有する発現ベクターに組み込まれたものである、請求項1に記載の方法。

【請求項5】
前記トランスポゾン配列が、ITR配列である、請求項に記載の方法。

【請求項6】
前記発現ベクターが、piggyBacシステム発現ベクターである、請求項に記載の方法。

【請求項7】
前記導入は、ガラス管を加熱し、引き伸ばす工程により作製されたガラスキャピラリーを介して行われる、請求項に記載の方法。

【請求項8】
前記ガラスキャピラリーは、前記工程を少なくとも2回繰り返すことにより作製されたものである、請求項に記載の方法。

【請求項9】
目的遺伝子が、DsRed、Green Fluorescent Protein、Yellow Fluorescent Protein、抗菌タンパク質、酵素又は生理活性を有するタンパク質をコードする遺伝子、及びRNA干渉用遺伝子からなる群から選択されるいずれか1つのものである、請求項1に記載の方法。

【請求項10】
請求項1~のいずれか1項に記載の方法により、目的遺伝子が導入された胚から発生したハエ。

【請求項11】
請求項10に記載のハエ又はその処理物を含む飼料。

【請求項12】
家畜用飼料である、請求項11に記載の飼料。

【請求項13】
羽化後0~5日目のニクバエ科に属するハエ個体から採取した胚に、目的タンパク質をコードする遺伝子であって水に懸濁された遺伝子マイクロインジェクション法により導入することにより、前記目的タンパク質を製造することを特徴とするタンパク質の製造方法。

【請求項14】
前記目的タンパク質が、DsRed、Green Fluorescent Protein、Yellow Fluorescent Protein、抗菌タンパク質、酵素又は生理活性を有するタンパク質である、請求項13に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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