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水質改善用の人工湿地 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P140010472
掲載日 2014年4月11日
出願番号 特願2013-113071
公開番号 特開2014-231042
登録番号 特許第6112604号
出願日 平成25年5月29日(2013.5.29)
公開日 平成26年12月11日(2014.12.11)
登録日 平成29年3月24日(2017.3.24)
発明者
  • 中野 和典
  • 橋本 純
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 水質改善用の人工湿地 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】人工湿地に必要な用地面積を縮小することである。
【解決手段】水質改善用の人工湿地10は、有機物と栄養塩について微生物による分解作用を利用する水質改善用の人工湿地であって、バイオフィルムまたは植物根圏微生物群が形成される濾床22,24,26,28を、重力によって水が落下する鉛直方向に複数段積み重ねた積み重ね濾床部20と、積み重ね濾床部20において、各濾床22,24,26,28の間に設けられる濾床間管路40と、積み重ね濾床部20における最下段の濾床28の底部側に配置され、最下段の濾床28の底部からの水を排水する排水管路60を備える。濾床間管路40は、複数の空気供給管路42,44,46で構成される。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



下水道をはじめとする汚水処理施設によって事業所排水や生活排水の汚染対策が進んでいるが、人口の少ない市町村では依然として汚水処理率が低い。例えば、欧米諸国では、下水道の普及が難しい農村地域における小規模汚染対策として人工湿地の活用が進んでいる。人工湿地とは、汚水処理を主な目的として人工的に構築した湿地のことである。我が国でも人口減少の進む農村地域における汚水処理方法として、人工湿地が注目されている。





例えば、特許文献1には、伏流式人工湿地システムとして、汚水を浄化するように順次流通させるように配置した第1の伏流式縦型湿地と第2の伏流式縦型湿地と伏流式横型湿地を備えるものが開示されている。ここでは、第1と第2の縦型湿地は、上層に粒径の細かい軽石層を配置し、下層に粒径の粗い軽石層を配置し、上層から下層に向けて鉛直に配置される縦型暗渠を有し、下層の底部には縦型暗渠と接続する横型暗渠が配置され、酸化的汚水浄化を行う。横型湿地は、汚水が流れる横方向の入口と出口に粒径の粗い軽石層を配置し、それ以外の中間部には、上層に粒径の細かい軽石層、下層に火山灰性腐食土壌層が配置され、底部に横型暗渠を有し、還元的汚水浄化を行う。

産業上の利用分野



本発明は、水質改善用の人工湿地に係り、特に、有機物と栄養塩について微生物による分解作用を利用する水質改善用の人工湿地に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
有機物と栄養塩について微生物による分解作用を利用する水質改善用の人工湿地であって、
バイオフィルムまたは植物根圏微生物群が形成される濾床を、重力によって水が落下する鉛直方向に複数段積み重ねた積み重ね濾床部と、
大気に連通する空気連通管と、
積み重ね濾床部において、積み重ねの互いに隣接する上段側の濾床と下段側の濾床の間にそれぞれ設けられ、鉛直方向に沿った上段側の濾床の底部側に設けられる複数の貫通穴と、鉛直方向に沿った下段側の濾床の天井部側に設けられる複数の貫通穴と、を有し、上段側の濾床からの水を下段側の濾床に滴下することができ、さらに、空気連通管に接続されて上段側の濾床と下段側の濾床とに空気を供給する空気供給層としての機能を有し、水平方向に延伸する管路である濾床間管路と、
積み重ね濾床部における最下段の濾床の底部側に配置され、最下段の濾床の底部からの水を排水する排水管路と、
を備え
濾床間管路は、
網目を貫通穴とする網目構造を有し、網目が外周に均等に分布する樹脂製パイプで構成されることを特徴とする水質改善用の人工湿地。

【請求項2】
請求項1に記載の水質改善用の人工湿地において、
積み重ね濾床部は、2段以上の濾床を有し、
下段側の濾床の厚さが上段側の濾床の厚さよりも厚いことを特徴とする水質改善用の人工湿地。

【請求項3】
請求項1または2に記載の水質改善用の人工湿地において、
濾床に配置される濾材は、
水受入側である上段側の濾材の粒径が水排出側である下段側の濾材の粒径よりもいことを特徴とする水質改善用の人工湿地。

【請求項4】
請求項1から3のいずれか1に記載の水質改善用の人工湿地において、
空気連通管に空気を送り込む送風装置を備えることを特徴とする水質改善用の人工湿地。

【請求項5】
請求項1から4のいずれか1に記載の水質改善用の人工湿地において
床間管路は、少なくとも2つ以上配置され、上段側に配置される濾床間管路は、下段側に配置される濾床間管路よりも空気連通管から供給される空気量が多いことを特徴とする水質改善用の人工湿地。

【請求項6】
請求項1から4のいずれか1に記載の水質改善用の人工湿地において
床間管路は、少なくとも2つ以上配置され、上段側に配置される濾床間管路は空気連通管に接続され、下段側に配置される濾床間管路に接続されていないことを特徴とする水質改善用の人工湿地。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013113071thum.jpg
出願権利状態 登録
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