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屎処理装置及び屎処理方法 コモンズ

国内特許コード P140010475
掲載日 2014年4月11日
出願番号 特願2014-034748
公開番号 特開2015-160146
出願日 平成26年2月26日(2014.2.26)
公開日 平成27年9月7日(2015.9.7)
発明者
  • 平石 年弘
出願人
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構
発明の名称 屎処理装置及び屎処理方法 コモンズ
発明の概要 【課題】簡単な構成であるにもかかわらず、太陽光により短時間で衛生的に屎を処理して、安全な肥料として有効利用することが可能な屎処理装置及び屎処理方法を提供する。
【解決手段】屎を処理する屎処理装置1であって、屎を内部に入れた屎容器10と、集光した太陽光を前記屎容器10に照射して、前記屎を加熱する集光照射部11と、前記屎容器10を断熱して、前記屎に太陽熱を蓄熱する蓄熱部12とを備え、前記屎をパスチャライズ殺菌することを特徴とする屎処理装置1。又、集光した太陽光を、屎を内部に入れた屎容器に照射して、当該屎を加熱するステップと、前記屎容器を断熱して、前記屎に太陽熱を蓄熱するステップとを備え、前記屎をパスチャライズ殺菌させることを特徴とする屎処理方法。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


従来より、人等の哺乳動物の屎(糞)を肥料にする技術は、多数存在する。例えば、特開2009-279367号公報(特許文献1)には、屎尿を分離する無水屎尿処理方法と無水屎尿処理システムが開示されている。このシステムでは、水を使用せず、屎尿分離構造を有するトイレであって、当該分離した屎と尿を貯蔵した貯蔵用コンテナを交換し、移動し、屎尿をそれぞれ分離収集し、太陽光の熱によって屎尿をそれぞれ乾燥し、粉体化し、利用することを特徴とする。又、特開2010-260039号公報(特許文献2)には、屎尿を分離し、その分離した屎尿をそれぞれコンテナに収集し、太陽熱を集熱する可動式屋根の下に設置し、屎尿それぞれを太陽熱により乾燥することを特徴とする無水屎尿処理装置が開示されている。これにより、電気、水道、下水の使用を必要とせず、安い材料で製作することができ、更に、低コストで屎尿分離後の利用システムを、衛生、資源化が容易に実現できることができるとしている。又、電気、水道、下水に依存しないことから、災害時にも使用上の制約を受けない利点があり、乾燥された大便は、土壌改良材とし、尿も太陽熱で乾燥したものを肥料として利用でき、6ケ月程度、太陽熱により高温乾燥させることによって、病原菌の消毒を行うことができるため、衛生的であるとしている。



又、特開平7-136639号公報(特許文献3)には、太陽熱を収束して耐熱性のある熱流動体を加熱する太陽熱集熱器と、この太陽熱集束器から集められた熱流動体を貯留する熱油タンクと、熱油タンクから供給された熱流動体により屎尿を蒸発、乾燥させることができる太陽熱利用の屎尿処理装置が開示されている。この装置では、屎尿を収納する耐熱性のある密閉された容器と、この容器内で回転する複数の羽根を持つ攪拌手段と、容器内に収納されて熱を保持する球形状をした複数個の蓄熱体と、この容器の外側に間隔を置いて位置させた外容器と、容器と外容器との間の空間に熱油タンクからの熱流動体を循環させる熱供給手段とから構成されたことを特徴とする。これにより、太陽光を熱源および動力源とし、屎尿の蒸発、乾燥を行わせることができるので、屎尿の処理に液化燃料や電力を必要とせず、交通事情が悪く、液化燃料を運搬するのが困難な険しい山中や、電力線を架設することができない孤島においても、エネルギーの補給をせずに屎尿の蒸発と乾燥の処理を継続して行うことができるとしている。又、この処理のためのエネルギーは地面に照射する太陽光を利用するため、国立公園の敷地内や海水浴場の海岸で使用しても二酸化炭素などを発生させず、自然の環境を汚染することがないものであるとしている。



又、特開2002-62050号公報(特許文献4)には、熱源により加熱される水分含有物質を収容する水分含有物質収容部材と、蒸発冷却面及び該水分含有物質から蒸発した水蒸気が凝結する凝結面を有する水分浸透通気抑制部材とを有する乾燥装置が開示されている。この装置では、該凝結面に凝結した水が該蒸発冷却面に導かれることを特徴とする。これにより、自然エネルギーを有効利用することが出来て、又、少量の水分含有物質の乾燥にも適し、更に、省スペース化や乾燥に伴う悪臭や有害物質の放出の抑制を可能とするとしている。

産業上の利用分野


本発明は、屎処理装置及び屎処理方法に関し、詳しくは、簡単な構成であるにもかかわらず、太陽光により短時間で屎を安全な肥料にすることが可能な屎処理装置及び屎処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
屎を処理する屎処理装置であって、
屎を内部に入れた屎容器と、
集光した太陽光を前記屎容器に照射して、前記屎を加熱する集光照射部と、
前記屎容器を断熱して、前記屎に太陽熱を蓄熱する蓄熱部と
を備え、
前記屎をパスチャライズ殺菌することを特徴とする屎処理装置。

【請求項2】
前記パスチャライズ殺菌の条件は、LTLT法の条件である
請求項1に記載の屎処理装置。

【請求項3】
前記パスチャライズ殺菌の条件は、HTST法の条件である
請求項1又は2に記載の屎処理装置。

【請求項4】
前記パスチャライズ殺菌の条件は、屎容器内の屎の温度が100度以上の条件である
請求項1-3のいずれか一項に記載の屎処理装置。

【請求項5】
集光照射部と蓄熱部との間の太陽光が屎容器に照射される照射面に、空気層を有する光透過部を更に備える
請求項1-4のいずれか一項に記載の屎処理装置。

【請求項6】
屎を処理する屎処理方法であって、
集光した太陽光を、屎を内部に入れた屎容器に照射して、当該屎を加熱するステップと、
前記屎容器を断熱して、前記屎に太陽熱を蓄熱するステップと
を備え、
前記屎をパスチャライズ殺菌することを特徴とする屎処理方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014034748thum.jpg
出願権利状態 公開


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