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フェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法

国内特許コード P140010488
整理番号 13823
掲載日 2014年4月16日
出願番号 特願2012-191537
公開番号 特開2014-048164
出願日 平成24年8月31日(2012.8.31)
公開日 平成26年3月17日(2014.3.17)
発明者
  • 駒 義和
  • 中村 雅弘
  • 高畠 容子
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 フェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法
発明の概要 【課題】材料コストが安価で、しかも除染作業が簡単で能率の良いセシウム及び遷移金属の除染方法を提供する。
【解決手段】放射性セシウムならびに遷移金属イオンを含む放射性廃液にフェロシアン化物イオンを添加して、前記遷移金属イオンを取り込んでフェロシアン化遷移金属を生成し、
その生成したフェロシアン化遷移金属により前記放射性セシウムを吸着して、
その放射性セシウムを吸着したフェロシアン化遷移金属の粒子を廃液から分離することを特徴とする。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



原子力発電設備の事故などで出た放射性汚水は、燃料成分や海水成分や設備の腐食成分などを含んでおり、この汚水は水処理され、処理された水は燃料冷却に再利用されが、Cs,Mn,Co,Ru,Sbやベータ核種など各種成分が濃縮された濃縮廃液は残る。そのためこの濃縮廃液の除染処理が必要となる。





Ni,Co,Feなどのフェロシアン化遷移金属は、例えばCs-134,Cs-137等の放射性セシウムを選択的に吸着するので除染に好適であることが知られている。図5は、このフェロシアン化遷移金属を使用した従来の放射性廃液の除染方法を説明するためのフローチャートである。





図5に示すように、まず、ステップ(以下、Sと略記する)11で例えばフェロシアン化ニッケル等のフェロシアン化遷移金属からなるセシウム除染剤を調製(合成)する。予め準備した放射性廃液に前記セシウム除染剤を所定量添加して、廃液中の放射性セシウムの除染を行う(S12)。





次にS13で遷移金属を除染するために例えば水酸化鉄やキレート樹脂等の別の除染剤を準備し、この別の除染剤を前記廃液に添加することにより廃液中の遷移金属の除染を行い(S14)、除染済み廃液とする(S15)という手順で除染作業が行われる。

このような除染方法については、例えば下記の非特許文献1などに記載されている。

産業上の利用分野



本発明は、放射性廃液の除染方法に係り、特にフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
放射性セシウムならびに遷移金属イオンを含む放射性廃液にフェロシアン化物イオンを添加して、前記遷移金属イオンを取り込んでフェロシアン化遷移金属を生成し、
その生成したフェロシアン化遷移金属により前記放射性セシウムを吸着して、
その放射性セシウムを吸着したフェロシアン化遷移金属の粒子を廃液から分離することを特徴とするフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法。

【請求項2】
請求項1に記載のフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法において、
前記フェロシアン化イオン源がフェロシアン化カリウムであることを特徴とするフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法。

【請求項3】
請求項2に記載のフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法において、
前記フェロシアン化カリウムの添加量が、前記放射性廃液に含まれている遷移金属の総量に対して重量比で[遷移金属]:[フェロシアン化カリウム]=1:10~1:6の範囲に規制されていることを特徴とするフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法。

【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法において、
前記放射性セシウムを吸着したフェロシアン化遷移金属を有する廃液にアニオン系ポリマー溶液を添加してフロックを生成させ、そのフロックを沈降させた後、上澄み液をフィルターでろ過することを特徴とするフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法。

【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法において、
前記放射性廃液が、海水成分を含んだ放射性廃液であることを特徴とするフェロシアン化物イオンによるセシウム及び遷移金属の除染方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2012191537thum.jpg
出願権利状態 公開
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