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塩酸溶液からの貴金属の溶媒抽出分離方法

国内特許コード P140010493
整理番号 13835
掲載日 2014年4月16日
出願番号 特願2012-271448
公開番号 特開2014-025144
出願日 平成24年12月12日(2012.12.12)
公開日 平成26年2月6日(2014.2.6)
優先権データ
  • 特願2012-136715 (2012.6.18) JP
発明者
  • 佐々木 祐二
  • 三村 均
  • 池田 泰久
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 塩酸溶液からの貴金属の溶媒抽出分離方法
発明の概要 【課題】塩酸溶液から貴金属元素を効率的に、簡単な工程及び操作で抽出分離できる溶媒抽出分離方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(I):CH-N-(CHCONR・・・・(I)(式中、Rは炭素数8個~12個のアルキル基を示す)で表されるメチルイミノ-N,N-ビスジアルキルアセトアミドを用いることを特徴とする貴金属類の溶媒抽出分離方法である。さらに、前記メチルイミノ-N,N-ビスジアルキルアセトアミドを含浸させた樹脂を抽出媒体とする貴金属抽出カラムに、貴金属を含む塩酸溶液を通液することにより、塩酸溶液から貴金属を抽出分離する。貴金属は、オスミウム、イリジウム、白金、金及又は水銀である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



メチルイミノ-N,N-ビスジアルキルアセトアミド(以下「MIDOA」と略すこともある。)は、2個のアミド基を連結するアルキル基中に窒素原子を含み、2個のカルボニル酸素と窒素で金属と反応できる3座配位性の抽出剤である。本発明者らは、MIDOAが硝酸溶液からのCr、Mo、Pd、Tc、W、Re、Puの抽出剤として有効であることを確認している(特許文献1及び2)。





貴金属は、錯体としての安定性や溶解性が高いことから、塩酸溶液として使用されることが多く、塩酸溶液からの貴金属の回収に対するニーズがある。従来の貴金属の精錬法として、金はアマルガム法や青化法が利用されるが、人体に有害な水銀やシアン化合物を利用するため危険性が高い。活性炭への吸着を利用するオスミウムの回収法が提案されているが、吸着法はpH6以上に調整しなければならない(特許文献3)。アルカリ融解を利用するイリジウムの回収法が提案されているが、650℃の高温が融解に必要となる(特許文献4)。パラジウムの回収について陽イオン交換法が提案されているが、pH2-12の領域で塩酸酸性の条件ではない(特許文献5)。白金の回収について、イリジウムと同様に融解後電解回収法があるが、1400℃の高温が必要である(特許文献6)。水銀について、汚染土壌からの回収法が提案されるが、気化させるために、300℃の高温条件が必要である(特許文献7)。

産業上の利用分野



本発明は、塩酸溶液からの貴金属の溶媒抽出分離方法に関し、特に、塩酸溶液からオスミウム、イリジウム、パラジウム、白金、金及又は水銀を有機相に抽出分離する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(I):
CH-N-(CHCONR・・・(I)
(式中、Rは炭素数が8個~12個のアルキル基を示す)
で表されるメチルイミノ-N,N-ビスジアルキルアセトアミドを抽出剤として用いる塩酸溶液からの貴金属の溶媒分離方法。

【請求項2】
前記貴金属は、オスミウム、イリジウム、白金、金及又は水銀である、請求項1に記載の溶媒分離方法。

【請求項3】
下記一般式(I):
CH-N-(CHCONR・・・(I)
(式中、Rは炭素数が8個~12個のアルキル基を示す)
で表されるメチルイミノ-N,N-ビスジアルキルアセトアミドを含浸させた樹脂を抽出媒体とする貴金属抽出カラム。

【請求項4】
請求項3に記載の貴金属抽出カラムに貴金属を含む塩酸溶液を通液することにより、塩酸溶液から貴金属を抽出分離する方法。

【請求項5】
前記貴金属は、オスミウム、イリジウム、白金、金及又は水銀である、請求項4に記載の貴金属を抽出分離する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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