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MEP経路中の酵素DXSの阻害剤

国内特許コード P140010498
整理番号 J150
掲載日 2014年4月21日
出願番号 特願2012-189523
公開番号 特開2013-241387
登録番号 特許第5862889号
出願日 平成24年8月30日(2012.8.30)
公開日 平成25年12月5日(2013.12.5)
登録日 平成28年1月8日(2016.1.8)
発明者
  • 矢嶋 俊介
  • 佐々木 康幸
  • 北原 一治
  • 越野 広雪
  • 高橋 俊哉
出願人
  • 学校法人東京農業大学
発明の名称 MEP経路中の酵素DXSの阻害剤
発明の概要 【課題】原核生物が主に保有している2-C-methyl-D-erythritol 4-phosphate(MEP)経路中の酵素1-deoxy D-xylulose 5-phosphate synthase(DXS)を阻害する新規化合物、及び該化合物を含有するDXS阻害剤の提供。
【解決手段】下記式(1)



(式(1)中、Rは、-OH基または炭素原子数1~6のアルキル基、mは、0~3の整数、nは、3~20の整数である。)で表される化合物、及び該化合物を含有するDXS阻害剤。該化合物または該阻害剤は、結核菌の類縁菌(Mycobacterium smegmatis)に対する生育阻害活性を示す。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



生物にとって必要不可欠なイソプレノイドはイソペンテニル2リン酸から生合成されている。イソペンテニル2リン酸合成経路は2種類知られている。真核生物が主に保有しているメバロン酸経路と、原核生物が主に保有している2-C-methyl-D-erythritol 4-phosphate(MEP)経路である。また、植物は葉緑体内でMEP経路を使用し、細胞質内ではメバロン酸経路を使用していることも知られており、進化的にも非常に興味深い経路である。原核生物の中には結核菌やマラリア原虫などの病原菌が多く存在している。そして、MEP経路は人には存在しないため、新規薬剤分子の有用なターゲットと考えられている。





MEP経路を以下に示す。





【化1】








MEP経路では、まずピルビン酸(Pyr)とグリセルアルデヒド3リン酸(G3P)が酵素DXSによってDXPに縮合される。その後、酵素DXRによってMEPが合成される。その後は5つの段階を経てイソペンテニル2リン酸が生合成される。





本発明は、MEP経路の最初の反応に関わる酵素DXSに関する。現在、MEP経路阻害剤としてフォスミドマイシンとケトクロマゾンが知られている。フォスミドマイシンは酵素DXR(1-deoxy D-xylulose 5-phosphate reductoisomerase)を阻害し、ケトクロマゾンは酵素DXS(1-deoxy D-xylulose 5-phosphate synthase)を阻害する。どちらもMEP経路の最初の反応に関係する酵素である。しかし、この2つの阻害物質は薬剤への応用としていくつかの問題があると言われている。フォスミドマイシンは体内で分解しやすいため、多量の摂取を必要とされる。ケトクロマゾンは元々除草剤として使用されていることから人体への影響が懸念されている。このような問題から、これらの化合物はMEP経路阻害剤としてはまだ改善の余地があり、新たな阻害剤が求められている。

産業上の利用分野



本発明は、MEP経路中の酵素DXSの阻害剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1-1)で表される化合物。
【化2】



【請求項2】
記式(1-1)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩を含有するMEP経路中の酵素DXSの阻害剤。
【化4】


産業区分
  • 高分子化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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