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建築物の耐震補強構造 コモンズ

国内特許コード P140010599
掲載日 2014年6月3日
出願番号 特願2014-095620
公開番号 特開2015-212491
出願日 平成26年5月7日(2014.5.7)
公開日 平成27年11月26日(2015.11.26)
発明者
  • 市之瀬 敏勝
  • 高橋 之
  • 堀田 和敬
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 建築物の耐震補強構造 コモンズ
発明の概要 【課題】多層の鉄筋コンクリート構造等建築物の耐震性をあげるため、従来柱と梁で区画される開口部に、縦筋および横筋とコンクリートからなる補強壁をアンカーで柱と梁に固定している。しかし、強い地震の際、補強壁の下層のコーナ部では、大きな揺れにより補強壁がアンカーから外れる等により座屈し破壊する。
【解決手段】梁を介して、上下の補強壁を固定する補強材を取り付ける。補強材はスタッドにより補強壁に固定する。補強材は補強壁を複数のスパンにわけ取り付け、補強材の引張強度およびスタッドの前段強度は、各スパン内の縦筋の引張強度より大きくする。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


建築基準法の改正に伴って、建築基準法の要件(以下、要件)を満足しなくなってしまった既存の不適格建築物は、要件を満足するために耐震補強が行われている。



耐震補強は、例えば特許文献1の図1に示すように、柱と梁に区画された開口部に耐震性を増す補強壁を増設(以下、補強壁)する構造が一般的に用いられている。



補強壁は、開口部に面した柱および梁に複数のアンカーを埋め込み、開口部に複数の縦筋および横筋を設置しコンクリートを流し込む(以下、打設)方法が採用されている。



このように、補強壁を増設する従来の耐震補強では、既存の柱および梁と増設する耐震壁とを接続するためにアンカーが使用されているが、この方法は、非特許文献1のような不都合がある。



非特許文献1で報告されている補強壁を施工した建築物の被害は、施工した最下部において柱が座屈破壊するものである。これは補強壁の施工の際に使用されたアンカーが、地震の振動により建築物全体が揺れることにより、補強壁から引き抜けたことが原因であり、耐震補強が耐震性能に悪影響を与えた例である。

産業上の利用分野


本発明は、鉄筋コンクリート構造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物(以下、建築物)を対象とした、鋼材を用いた耐震補強構造に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
梁および柱により区画された開口部に、
複数の縦筋および横筋を配しコンクリートを打設した補強壁を有し、
前記補強壁は、前記梁および柱につけたアンカーにより固定された、
複数層の建築物おいて、
梁を介して、
上部を前記補強壁に、
下部を前記梁または前記補強壁に、
複数のスタッドにより固定する補強材を、
有する建築物の補強構造。

【請求項2】
前記補強材の引張強度は、
前記補強壁の縦筋の引張強度の総和より、
大きいことを特徴とする請求項1記載の建築物の補強構造。

【請求項3】
前記補強材の上側または下側の前記補強壁に固定するスタッドの剪断強度の総和は、
前記補強壁の縦筋の引張強度の総和より、
大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の建築物の補強構造。

【請求項4】
前記補強壁を前記柱に平行に複数のスパンに区切り、
スパン毎に、
前記補強板を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の建築物の補強構造。

【請求項5】
前記補強材は、
上側または下側のスタッドを取り付けた二つの固定部と、
前記固定部を連結する連結部からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の建築物の補強構造。


















国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014095620thum.jpg
出願権利状態 公開
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