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液中装飾体観賞器、及び液中装飾体観賞器の製造方法

国内特許コード P140010614
掲載日 2014年6月6日
出願番号 特願2007-096177
公開番号 特開2008-254229
登録番号 特許第5177351号
出願日 平成19年4月2日(2007.4.2)
公開日 平成20年10月23日(2008.10.23)
登録日 平成25年1月18日(2013.1.18)
発明者
  • 高城 啓一
出願人
  • 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター
発明の名称 液中装飾体観賞器、及び液中装飾体観賞器の製造方法
発明の概要 【課題】 アクアリウム観賞器としての使用に適すると共に、容器等のデザイン自由度が高く、意匠性にも優れ、しかも、極めて簡単に作製可能な液中装飾体観賞器、及び液中装飾体観賞器の製造方法を提供すること。
【解決手段】 収容物を透視可能な容器1と、この容器1に収容された浮遊媒液Wの中に揺蕩(ようとう)状態に浸漬された装飾体Dと、前記容器1の浮遊媒液Wよりも比重が小さく、前記浮遊媒液Wとは非相容性のポリマーが熱履歴により固化して当該浮遊媒液の液面を封止する液面封止層2とを含んで構成した。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



周知のとおり、近年においては、透明なガラス瓶やプラスチック容器内に水を充填し、その水中に水生動物を没入して飼育したり、前記容器内に水生植物をレイアウトして栽培したりすることにより、水中で魚が泳ぎ回る様子や水草が揺れ動く様子などを外部から観賞して楽しむことができるようにしたアクアリウム観賞器の人気が高い。





また、市販の玩具やインテリアとしてはアクアリウム観賞器だけでなく、液体を充填した容器に水生動植物の模型や人形、造花などを封入して、それらの液中での独特の動きや光の屈折作用による視覚効果を利用して装飾効果を得られるようにしたものもよく見受けられる。





そうして従来、これらの液中装飾体の観賞器における収容容器の密封構造として、開口部が比較的小さいものについては<特許文献1>にあるような栓体で封止する構造が一般的であり、また、開口部が比較的大きいものについては<特許文献2>にあるような嵌合蓋又は螺合蓋を取着して密封する構造が採用されることが多い。





ところが、このような従来の密封構造は、開口形状が複雑な収容容器に適用することが難しかったため、容器デザインが制限されてしまい意匠性の高いガラス瓶などを容器として使用できないという不満があった。





一方、従来においては、<特許文献3>にあるように収容容器の下部に開口部を設け、この開口部を台座により閉塞して容器内部に充填液を密封する構造も公知となっている。





しかしながら、上記従来の台座を用いた密封構造にあっては、容器内部の充填液が自重で漏れ出さないように密閉状態に台座を取り付ける必要があったことから、容器と台座部の取着構造が複雑化してしまい、成形性の良いプラスチック材料を使用しないと台座部を安価に作製することが難しかった。





加えて、台座を用いた密封構造では、台座部を手で持って容器に取り付ける必要があったため、台座部の形態が軽量で小型なものに限定されてしまい、それにより結果的に台座を多様な材質及び形態が制限されてしまうという問題があった。





また、上記従来の充填液の密封構造では、密封空間内の液面上に隙間が生じ易かったため、その隙間によって密封空間内における意匠の統一感が欠けてしまうだけでなく、特に水生植物を装飾体として封入していた場合には、残留空気中の有害なバクテリアによって水中の水生植物が枯死してしまう虞れもあった。

【特許文献1】

開平6-63394号公報(第2-4頁、第1~4図)

【特許文献2】

録実用新案3054644号公報(第2-9頁、第1~7図)

【特許文献3】

開平3-19100号公報(第2-10頁、第1~2図)

産業上の利用分野



本発明は、液中装飾体観賞器、及び液中装飾体観賞器の製造方法の改良、詳しくは、アクアリウム観賞器としての使用に適し、更に容器等のデザイン自由度が高く、意匠性にも優れ、しかも、極めて簡単に作製可能な液中装飾体観賞器、及び液中装飾体観賞器の製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
収容物を透視可能な容器1と、この容器1に収容された浮遊媒液Wの中に揺蕩状態に浸漬された装飾体Dと、前記容器1の浮遊媒液Wよりも比重が小さく、前記浮遊媒液Wとは非相容性のポリマーが熱履歴により固化して当該浮遊媒液の液面を封止する液面封止層2とを含んで構成されることを特徴とする液中装飾体観賞器。

【請求項2】
容器1内に装飾体Dとして水生植物が使用されていることを特徴とする請求項1記載の液中装飾体観賞器。

【請求項3】
ポリマーを固化して形成した液面封止層2が透明性を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の液中装飾体観賞器。

【請求項4】
液面封止層2を形成するポリマーにポリオレフィン系エラストマー樹脂が使用されていることを特徴とする請求項1~3の何れか一つに記載の液中装飾体観賞器。

【請求項5】
液面封止層2を形成するポリマーに柔軟性を有するゲル材料が使用されていることを特徴とする請求項1~4の何れか一つに記載の液中装飾体鑑賞器。

【請求項6】
液面封止層2を形成するポリマーに可燃性オイルを含有したゲル材料が使用されると共に、前記液面封止層2にはキャンドル芯Cが埋め込み立設されていることを特徴とする請求項5記載の液中装飾体観賞器。

【請求項7】
容器1内部に複数の液面封止層2・2'…が形成されて浮遊媒液Wが複数の密閉空間に収容されていることを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載の液中装飾体観賞器。

【請求項8】
内部が透視可能な容器1の内部に浮遊媒液Wを収容し、この浮遊媒液Wの中に装飾体Dを浸漬させて当該媒液W中に揺蕩わせてから、当該容器1内の浮遊媒液Wの上から当該浮遊媒液Wとは非相容性で比重が小さいポリマーを注入し、ついで、このポリマーを加熱して固化させることを特徴とする液中装飾体観賞器の製造方法。

【請求項9】
容器1内に形成した液面封止層2上に更に浮遊媒液Wを収容し、ついで、その媒液上には液面封止層2'を再度形成して浮遊媒液Wの収容空間を容器内に複数作出することを特徴とする請求項8記載の液中装飾体観賞器の製造方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2007096177thum.jpg
出願権利状態 登録


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