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移動式ソーラ調理装置 実績あり

国内特許コード P140010615
掲載日 2014年6月6日
出願番号 特願2008-119504
公開番号 特開2009-270738
登録番号 特許第5110488号
出願日 平成20年5月1日(2008.5.1)
公開日 平成21年11月19日(2009.11.19)
登録日 平成24年10月19日(2012.10.19)
発明者
  • 新宮 秀夫
  • 大谷 暢夫
  • 大西 東洋司
  • 重田 達雄
出願人
  • 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター
発明の名称 移動式ソーラ調理装置 実績あり
発明の概要 【課題】 幅広い形状のフライパンや重い銅鍋等を調理容器として使用しても調理作業に不都合が生じず、調理場所の変更や屋内への片付け作業も容易に行うことができ、しかも、レンズ角度の調節作業を省力的に確実かつ迅速に行える太陽光を利用する移動式ソーラ調理装置を提供すること。
【解決手段】 キャリア台車と;この台車上に配設されたソーラ調理部と;このソーラ調理部に対して太陽光を集中せしめる集光レンズ部と;この集光レンズ部の両側に連結されてレンズ部を台車上に支持する支持フレームとを含んで構成する一方、
前記支持フレームを、前記台車上におけるソーラ調理部を挟んだ位置に枢支して、この枢支した支持フレームを、太陽光の焦点の水平位置にある枢軸を支点として回動可能とすると共に、前記キャリア台車における太陽光の焦点の鉛直位置に支持脚を出し入れ可能に設けて、接地した前記支持脚を支点として台車全体を水平方向に回転可能とした。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



近年では、自然エネルギーである太陽光をエネルギー源として利用したソーラーシステムが様々な技術分野で取り入れられており、調理器具の分野においても集光した太陽光を熱エネルギーに変え、その熱で肉や野菜を煮たり焼いたりすることができる加熱調理器(通称、「ソーラークッカー」)がよく知られている。





そして、そのような加熱調理器としては、<特許文献1>にあるような凹面鏡を使用して太陽光を集光する構造のものが従来において提案されているが、このような凹面鏡を用いた構造の加熱調理器においては、凹面鏡上部の焦点位置に配置する調理容器に幅広い 形状のフライパンなどを使用すると、調理容器自体が採光の邪魔になってしまい充分な熱エネルギーを得られなくなるという欠点があった。





また、これと同じ理由で調理容器を上部で保持するための支持枠もできるだけ細い形状で作製する必要があったことから、調理容器に重い銅鍋などを使用した場合に支持枠が撓んで支持状態が不安定になることがあり、また重い調理容器が上部に配置されることで重心が高くなって調理器全体もぐらつき易くなることも多かったため、調理作業を行い難いという不満があった。





一方、従来においては、太陽光の集光に凸レンズ又はそれと同様の効果を持つフレネルレンズを使用した構造の加熱調理器も提案されているが、<特許文献2>にあるような鉛直方向に伸縮する複数の支持体によってレンズ角度を調節する構造では、レンズの傍で各支持体を伸縮操作する際にレンズから離れた場所に設置した調理容器に対して焦点が合わせるのが難しく、容器自体を焦点に合わせて動かしたり、焦点が本当に合っているかをいちいち確認したりする作業が必要となったため、調節作業が面倒なものになって時間も無駄にかかった。





さらに、上記<文献2>に係る加熱調理器においては、フレネルレンズが装着された支持体と調理容器が配置された調理台とが別々の器材から構成されていたため、調理場所の変更や片付け作業を行う際にそれぞれの器材を往復して運ばなければならず、しかも、そうして調理場所を変更した後には、もう一度支持体と調理台とを適正な間隔で配置し直す作業も必要になって非常に余計な手間がかかっていた。

【特許文献1】

開昭60-137325号公報(第1-4頁、第1-6図)

【特許文献2】

開平5-302759号公報(第2-8頁、第1-12図)

産業上の利用分野



本発明は、ソーラ調理装置の改良、詳しくは、幅広い形状の調理容器や重量が大きい調理容器を自由に不都合なく使用することができ、調理場所の変更や屋内への片付け作業も容易に行え、しかも、レンズ角度の調節作業も非常に簡単な太陽光を利用する移動式ソーラ調理装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
太陽光を受光可能な屋外箇所へ移動させることができるキャリア台車1と;この台車1上に配設されたソーラ調理部2と;このソーラ調理部2に対して太陽光Lを受光集束して熱エネルギーを集中せしめる集光レンズ部3と;この集光レンズ部3の両側に連結してレンズ部3をキャリア台車1上に支持する一対の支持フレーム4・4とを含んで構成する一方、
前記支持フレーム4・4を、前記台車1上におけるソーラ調理部2を挟んだ位置に枢支して、この枢支した支持フレーム4・4を、太陽光Lの焦点Fの水平位置にある枢軸P・Pを支点として回動可能とすると共に、
前記キャリア台車1における太陽光Lの焦点Fの鉛直位置に支持脚13を出し入れ可能に設けて、接地した前記支持脚13を支点としてキャリア台車1全体を水平方向に回転可能としたことにより、前記集光レンズ部3を移動する太陽に合わせて所定の仰角及び方位角に調節した際におけるソーラ調理部2に対する太陽光Lの焦点位置を一定に保持可能としたことを特徴とする移動式ソーラ調理装置。

【請求項2】
ソーラ調理部2の所定位置に、表面部に被調理物Aを加熱する受光発熱体21aを備えた調理容器21が固定されているか、或いは透光性材料から作製され、内部に被調理物Aを加熱する受光発熱体22aが収容された調理ポット22が固定されていることを特徴とする請求項1記載の移動式ソーラ調理装置。

【請求項3】
支持フレーム4・4に、押引してキャリア台車1全体を進退移動させることができる操作ハンドル41を構成するベルクランク形の持出部41a・41aの屈曲部位Bを回動自在に取着すると共に、この持出部41a・41aにおけるグリップ部41bの反対側のアーム部41c・41cにはリング部41d・41dを設け、このリング部41d・41dを、キャリア台車1に前後方向に揺動自在に枢支された係止ロッド5・5にクリアランスCを有する状態で装着して、支持フレーム4・4の揺動に連動して前記リング部41dをロッド5上でスライド進退可能とする一方、
前記支持フレーム4を任意の角度に傾けた状態において、前記操作ハンドル41のグリップ部41bを押し下げてリング部41dを持ち上げ、その持ち上げたリング部41dで係止ロッド5を手前に倒しつつ摩擦力でリング部41dを係止ロッド5に係止せしめるとともに、手前に倒した係止ロッド5・5を集光レンズ部3の自重で押さえ込んで支持フレーム4・4を一定の角度で固定可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の移動式ソーラ調理装置。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2008119504thum.jpg
出願権利状態 登録


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