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π電子化合物及び硬化反応可視化剤 コモンズ

国内特許コード P140010675
整理番号 NU-0536
掲載日 2014年7月1日
出願番号 特願2013-257581
公開番号 特開2015-113312
出願日 平成25年12月13日(2013.12.13)
公開日 平成27年6月22日(2015.6.22)
発明者
  • 齊藤 尚平
  • 山口 茂弘
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 π電子化合物及び硬化反応可視化剤 コモンズ
発明の概要 【課題】接着剤などのように液状物から固形物へ変化する化学品が硬化する過程を肉眼で観察するのに適した新規なπ電子化合物を提供する。
【解決手段】本発明のπ電子化合物は、下記式(1)で表される。式(1)中、Rは、分岐を有するアルキル基か、少なくとも2位と6位に同じか互いに異なるアルキル基を備えたフェニル基である。このπ電子化合物は、溶剤としてケトン類、酢酸エステル類、アルコール類及びシクロアルカン類の1種又は2種以上を含む液状物が硬化する過程を肉眼で観察するための硬化反応可視化剤の主成分として利用可能である。
【化1】



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



本発明者らは、既に、非特許文献1で、フレキシブルで非平面のπジョイントと2つの剛直で平面状のウイングとで構成されたπ共役系化合物を報告した。具体的には、πジョイントとしてシクロオクタテトラエン、ウイングとして発光性アントラセンイミドを持ち、両者を縮環させた構造のπ共役系化合物A(R=n-Bu)を合成し、その性質を調べた。そうしたところ、化合物Aは、ポリマーマトリクス中では青色、溶液中では緑色、結晶では赤色の発色を示すことを見いだした。化合物Aは、ポリマーマトリクス中ではπジョイントを挟んで両ウイングがV字をなすV字型構造になり、溶液中ではπジョイントと両ウイングとが同一平面に並んだ平面型構造になり、結晶中ではV字型構造が積み重なったスタッキング構造になると考えられる。また、化合物Aは、MTHF溶液(MTHFは2-メチルテトラヒドロフラン)では温度に依存して発光色が変化した。すなわち、温度163KでMTHF溶液が液体の場合には緑色に発光したのに対して、温度77KでMTHF溶液がガラス化した場合には青色に発光した。





【化1】




産業上の利用分野



本発明は、π電子化合物及びこれを含む硬化反応可視化剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1)で表される新規なπ電子化合物。
【化1】


(式(1)中、Rは、分岐を有するアルキル基か、少なくとも2位と6位に同じか互いに異なるアルキル基を備えたフェニル基である)

【請求項2】
前記アルキル基は、R1CH2(R2CH2)CHCH2-(但し、R1は水素原子又はアルキル基であり、R2はアルキル基である)で表されるアルキル基である、請求項1に記載のπ電子化合物。

【請求項3】
前記フェニル基は、2,4,6-トリアルキルフェニル基又は2,6-ジアルキルフェニル基である、
請求項1に記載のπ電子化合物。

【請求項4】
溶剤としてケトン類、酢酸エステル類、アルコール類及びシクロアルカン類の1種又は2種以上を含む液状物が硬化する過程を肉眼で観察するための硬化反応可視化剤であって、
請求項1~3のいずれか1項に記載のπ電子化合物を主成分とする硬化反応可視化剤。

【請求項5】
前記液状物は、接着剤、塗料又は保冷剤である、請求項4に記載の硬化反応可視化剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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