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ポリプロピレンおよびポリエーテルスルホンを含む樹脂組成物

国内特許コード P140010692
整理番号 87
掲載日 2014年7月3日
出願番号 特願2012-255451
公開番号 特開2014-101467
登録番号 特許第6094992号
出願日 平成24年11月21日(2012.11.21)
公開日 平成26年6月5日(2014.6.5)
登録日 平成29年2月24日(2017.2.24)
発明者
  • 大山 秀子
  • 古田 元信
  • 中山 梨菜
出願人
  • 学校法人立教学院
発明の名称 ポリプロピレンおよびポリエーテルスルホンを含む樹脂組成物
発明の概要 【課題】耐熱性、熱安定性、強度、成形加工性に優れた樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリプロピレン、(B)ポリエーテルスルホン、および(C)ポリエーテルスルホンと反応しうる官能基を含有する変性ポリプロピレン、を含む樹脂組成物。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



ポリプロピレンは優れた性能を有し、産業界で幅広く用いられているが、耐熱性や難燃性が不十分という問題点がある。この欠点を改良するために、無機添加剤や難燃剤をPPに配合する検討が多く行われてきた。しかし物性の向上が不十分である、あるいは燃焼して廃棄処理する場合に、無機物のアッシュが多量に生成し、かつ難燃剤中のハロゲンが空気中に放出される等の問題があった。





ポリプロピレンの性能向上のために、ポリプロピレンに官能基を導入することが提案されている。例えば特許文献1(特開昭55-50008号公報)には、ポリプロピレン系樹脂に対して、固形ゴム、不飽和カルボン酸またはその誘導体などを配合して溶融混練する、改質ポリプロピレンの製造方法が開示されている。特許文献2(特開平08-3379号公報)にはアミンで官能化したポリプロピレンが、特許文献3(特開平06-172422号公報)および特許文献4(特開平6-184377号公報)には、エポキシ化合物で官能化したポリプロピレンが開示されている。さらに、特許文献5(国際公開91/14717号)にはエポシキ基含有アクリルアミドモノマーを、ラジカル発生剤の存在下でポリプロピレンと反応させて得た変性ポリオレフィン組成物が開示されている。





一方、ポリエーテルスルホンは機械的性質、化学的性質、熱的性質、電気的性質などに優れた性能を有しており、機械部品、航空部品、電気・電子部品などに幅広く利用されている。しかし、ポリエーテルスルホンは溶融時の粘性が高いため成形加工性に問題があった。また、ポリエーテルスルホンは、汎用エンジニアリングプラスチックに比べ非常に高価であるため、用途が限定されていた。ポリエーテルスルホンを改質するために、特許文献6(特開平7-11134号公報)にはポリエーテルスルホンにポリカーボネートを配することが開示されている。

産業上の利用分野



本発明は、ポリプロピレンおよびポリエーテルスルホンを含む樹脂組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
(A)ポリプロピレン、
(B)ポリエーテルスルホン、および
(C)ポリプロピレンに、グリシジルメタクリレートおよび/またはグリシジルアクリレートがグラフトしており、かつ式(C1)で示されるスチレン化合物に由来する構造:
【化1】


(式中、Rは水素原子、水酸基、メチル基、またはアリル基である)
をさらに含む、変性ポリプロピレン、
を含む樹脂組成物。

【請求項2】
重量比(A):(C)が、99:1~70:30であり、
重量比(A)と(C)の合計:(B)が、99:1~1:99
である、請求項1に記載の樹脂組成物。

【請求項3】
前記(C)変性ポリプロピレンが、
ポリプロピレン、
グリシジルメタクリレートおよび/またはグリシジルアクリレート、
前記式(C1)で表されるスチレン化合物、ならびに
ラジカル開始剤を、
溶融混練して得られた変性ポリプロピレンである、請求項1または2に記載の樹脂組成物。

【請求項4】
前記(A)~(C)を溶融混練する工程を含む、請求項1~に記載の樹脂組成物の製造方法。

【請求項5】
(1)前記(C)変性ポリプロピレンと、(A)ポリプロピレンとを溶融混練する工程、ならびに
(2)工程(1)で得た混練物と、(B)ポリエーテルスルホンとを溶融混練する工程、
を含む、請求項に記載の製造方法。

【請求項6】
前記工程(1)が、
ポリプロピレン、ポリエーテルスルホンと反応しうる官能基を含むモノマー、およびラジカル開始剤を溶融混練して、(C)変性ポリプロピレンを準備する工程を含む、請求項に記載の製造方法。

【請求項7】
前記工程(1)が、
ポリプロピレン、グリシジルメタクリレートおよび/またはグリシジルアクリレート、前記式(C1)で示されるスチレン化合物、およびラジカル開始剤を溶融混練して、(C)変性ポリプロピレンを準備する工程を含む、請求項に記載の製造方法。

【請求項8】
前記溶融混練を、不活性ガス雰囲気下で実施することを含む、請求項またはに記載の製造方法。

【請求項9】
前記溶融混練を、二軸押出機または四軸押出機によって実施する、請求項のいずれかに記載の製造方法。

【請求項10】
請求項1~のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、射出成形体、押出し成形体、プレス成形体、フィルム、または繊維。

【請求項11】
請求項1~のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、電気部品、電子部品、光学部品、または自動車部品。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012255451thum.jpg
出願権利状態 登録
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