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言語獲得支援装置、言語獲得支援プログラム、及び言語獲得支援方法 コモンズ

国内特許コード P140010712
整理番号 02-48
掲載日 2014年7月3日
出願番号 特願2002-240749
公開番号 特開2004-077995
登録番号 特許第3733425号
出願日 平成14年8月21日(2002.8.21)
公開日 平成16年3月11日(2004.3.11)
登録日 平成17年10月28日(2005.10.28)
発明者
  • 村田 真樹
  • 井佐原 均
出願人
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
発明の名称 言語獲得支援装置、言語獲得支援プログラム、及び言語獲得支援方法 コモンズ
発明の概要 【課題】シリトリを利用してユーザがある言語を修得するのに極めて適した言語獲得支援装置、及びそのためのプログラム並びに方法を提供する。
【解決手段】ユーザからの提示単語の入力を受け付け、この提示単語の語尾文字に基づいてその語尾文字を語頭文字とし既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く候補単語を所定の単語辞書から自動抽出し、単語辞書に含まれる文字ごとに関してシリトリに勝つための所定の数量的統計データに基づいて候補単語ごとに文字に依存するシリトリでの有利さの度合いを示す選好度を演算し、この演算された選好度に基づいて回答単語となり得る候補単語を決定する回答単語を決定したうえで出力する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



誰もが幼少期から慣れ親しんできたシリトリ遊びは多くの国に存在し、単にゲームとしての楽しみを味わうという側面を有するだけでなく、子供が母国語の単語を覚えたり、外国人が他国語を覚えるのに役立つという教育的側面や、人間と機械とのコミュニケーションをテーマとする研究対象となるという学究的側面をも有している。近年では、例えば教育的側面である言語習得の補助を目的としたシリトリゲームソフトの開発がなされている。また、人間がどのようなときに楽しみを感じるかという研究では、シリトリの相手がシリトリゲームソフトであってもそれが人間であると教示されているときに面白さを感じるという研究結果も得られている。

産業上の利用分野



本発明は、シリトリ遊びを応用して言語を習得するために役立つ言語獲得支援装置、及びそのためのプログラム並びに方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
入力された提示単語の語尾文字を語頭文字とし且つ当該提示単語とは異なり既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く回答単語を出力する所定のシリトリに係る規則に基づいた言語獲得支援装置であって、
提示単語の入力を受け付ける入力受付部と、
この入力受付部で受け付けた提示単語の語尾文字に基づいてその語尾文字を語頭文字とし既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く候補単語を所定の単語辞書から自動抽出する候補単語抽出部と、
前記単語辞書に含まれる文字ごとに関してシリトリに勝つための複数の数量的統計データに基づいて、候補単語抽出部で抽出した候補単語ごとに文字に依存するシリトリでの有利さの度合いを示す選好度を演算する選好度演算部と、
自然言語文を格納した所定のコーパスにおいて提示単語と各候補単語が共に出現する頻度を、前記コーパスにおいて提示単語が出現する頻度で割った値に基づく連想度を演算する連想度演算部と、
選好度演算部で演算された選好度と連想度演算部で得られた連想度の両方を含み、且つそれら選好度と連想度の値が大きいほど大きい値が得られる演算式により候補単語ごとの良好度を求め、当該良好度が最大の候補単語を回答単語に決定する回答単語決定部と、
回答単語決定部で決定された回答単語を出力する回答単語出力部とを具備しており、
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字とする単語の数に対する候補単語の語尾文字を語頭文字として持ち且つシリトリの規則において負けを意味する文字を語尾文字に持つ単語の数の比率と、候補単語の語尾文字を語尾文字とする二文字のみで構成される候補単語の集合においてそれら単語の語頭文字の種類の数を選好度要素値として有し、選好度演算部が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものであることを特徴とする言語獲得支援装置。

【請求項2】
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語尾文字とする単語の集合においてそれら単語の語頭文字の種類の数を選好度要素値としてさらに有し、選好度演算部が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものである請求項1記載の言語獲得支援装置。

【請求項3】
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字として持ち且つシリトリの規則において負けを意味する文字を語尾文字に持たない単語の数に対する候補単語の語尾文字を語尾文字とする単語の数の比率を選好度要素値としてさらに有し、選好度演算部が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものである請求項1又は2の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項4】
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字及び語尾文字に持つ単語の数を選好度要素値としてさらに有し、選好度演算部が、前記選好度要素値の値が小さい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものである請求項1、2又は3の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項5】
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字として持つ単語の数を選好度要素値としてさらに有し、選好度演算部が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものである請求項1、2、3又は4の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項6】
シリトリの規則として利用可能な単語群の分野を設定しておき、いずれかの分野を指定する分野変更命令の入力を受け付けることにより一連のシリトリにおける単語群の分野を変更する単語分野変更部をさらに具備し、この単語分野変更部が、入力を受け付けた分野変更命令に基づいて、予め分野ごとに設定された複数の単語辞書、複数の統計データ又は自然言語文を格納した複数のコーパスの少なくとも何れか一つから参照すべき単語辞書、統計データ又はコーパスを選択するものである請求項1、2、3、4又は5の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項7】
シリトリの規則として利用可能な複数の難易度を設定しておき、いずれかの難易度を指定する難易度変更命令の入力を受け付けることにより一連のシリトリにおける難易度変更部をさらに具備し、この難易度変更部が、予め設定された複数の難易度にそれぞれ対応した複数の単語辞書及び複数の統計データ、又は自然言語文を格納した複数のコーパスから入力を受け付けた難易度変更命令に対応する単語辞書及び統計データ、又はコーパスを選択するもの、又は選好度及び連想度に基づいて回答単語を決定するための演算式に変更を加えるものである請求項1、2、3、4、5又は6の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項8】
入力すべき提示単語に関するヒントを要請するヒント要請命令を受け付けるヒント要請受付部と、このヒント要請受付部で受け付けたヒント要請命令に基づいて直前に回答単語出力部で出力した回答単語の語尾文字を語頭文字とする単語からヒントを生成し出力するヒント生成・出力部とをさらに具備している請求項1、2、3、4、5、6又は7の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項9】
少なくとも回答単語出力部で出力した回答単語に関して入力された単語意味要請命令を受け付ける単語意味要請受付部と、この単語意味要請受付部で受け付けた単語意味要請命令に基づいて所定の単語意味辞書から当該回答単語の意味を抽出し出力する単語意味抽出・出力部をさらに具備している請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の何れかに記載の言語獲得支援装置。

【請求項10】
コンピュータを動作させることにより、当該コンピュータに入力された提示単語の語尾文字を語頭文字とし且つ当該提示単語とは異なり既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く回答単語を出力する所定のシリトリに係る規則に基づいた言語獲得支援装置として機能させるプログラムであって、当該コンピュータを、
提示単語の入力を受け付ける入力受付手段と、
この入力受付手段で受け付けた提示単語の語尾文字に基づいてその語尾文字を語頭文字とし既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く候補単語を所定の単語辞書から自動抽出する候補単語抽出手段と、
前記単語辞書に含まれる文字ごとに関してシリトリに勝つための複数の数量的統計データに基づいて、候補単語抽出手段で抽出した候補単語ごとに文字に依存するシリトリでの有利さの度合いを示す選好度を演算する選好度演算手段と、
自然言語文を格納した所定のコーパスにおいて提示単語と各候補単語が共に出現する頻度を、前記コーパスにおいて提示単語が出現する頻度で割った値に基づく連想度を演算する連想度演算手段と、
選好度演算手段で演算された選好度と連想度演算手段で得られた連想度の両方を含み、且つそれら選好度と連想度の値が大きいほど大きい値が得られる演算式により候補単語ごとの良好度を求め、当該良好度が最大の候補単語を回答単語に決定する回答単語決定手段と、
回答単語決定手段で決定された回答単語を出力する回答単語出力手段として機能させ、
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字とする単語の数に対する候補単語の語尾文字を語頭文字として持ち且つシリトリの規則において負けを意味する文字を語尾文字に持つ単語の数の比率と、候補単語の語尾文字を語尾文字とする二文字のみで構成される候補単語の集合においてそれら単語の語頭文字の種類の数を選好度要素値として有し、選好度演算手段が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものであることを特徴とする言語獲得支援プログラム。

【請求項11】
前記コンピュータをさらに、予め設定されたシリトリの規則として利用可能な単語群の複数の分野のうちいずれかの分野を指定する分野変更命令の入力を受け付けることにより一連のシリトリにおける単語群の分野を、予め分野ごとに設定された複数の単語辞書、複数の統計データ又は自然言語文を格納した複数のコーパスの少なくとも何れか一つから参照すべき単語辞書、統計データ又はコーパスを選択することによって変更する単語分野変更手段として機能させるものである請求項10記載の言語獲得支援プログラム。

【請求項12】
コンピュータに入力された提示単語の語尾文字を語頭文字とし且つ当該提示単語とは異なり既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く回答単語を当該コンピュータの処理に基づいて出力する所定のシリトリに係る規則に基づいた言語の獲得を支援する方法であって、
提示単語の入力を受け付ける入力受付ステップと、
この入力受付ステップで受け付けた提示単語の語尾文字に基づいてその語尾文字を語頭文字とし既に入力を受け付けた又は既に出力した単語を除く候補単語を所定の単語辞書から自動抽出する候補単語抽出ステップと、
前記単語辞書に含まれる文字ごとに関してシリトリに勝つための複数の数量的統計データに基づいて、候補単語抽出ステップで抽出した候補単語ごとに文字に依存するシリトリでの有利さの度合いを示す選好度を演算する選好度演算ステップと、
自然言語文を格納した所定のコーパスにおいて提示単語と各候補単語が共に出現する頻度を、前記コーパスにおいて提示単語が出現する頻度で割った値に基づく連想度を演算する連想度演算ステップと、
選好度演算ステップで演算された選好度と連想度演算ステップで得られた連想度の両方を含み、且つそれら選好度と連想度の値が大きいほど大きい値が得られる演算式により候補単語ごとの良好度を求め、当該良好度が最大の候補単語を回答単語に決定する回答単語決定ステップと、
回答単語決定ステップで決定された回答単語を出力する回答単語出力ステップとからなり、
前記数量的統計データが、候補単語の語尾文字を語頭文字とする単語の数に対する候補単語の語尾文字を語頭文字として持ち且つシリトリの規則において負けを意味する文字を語尾文字に持つ単語の数の比率と、候補単語の語尾文字を語尾文字とする二文字のみで構成される候補単語の集合においてそれら単語の語頭文字の種類の数を選好度要素値として有し、選好度演算手段が、前記選好度要素値の値が大きい候補単語ほど有利さの度合いが大きいことを示す演算式で得られる選好度を演算するものであることを特徴とする言語獲得支援方法。

【請求項13】
シリトリの規則として利用可能な単語群の複数の分野を予め設定しておき、いずれかの分野を指定する分野変更命令の入力を受け付けることにより一連のシリトリにおける単語群の分野を、予め分野ごとに設定された複数の単語辞書、複数の統計データ又は自然言語文を格納した複数のコーパスの少なくとも何れか一つから参照すべき単語辞書、統計データ又はコーパスを選択することによって変更する単語分野変更ステップをさらに有している請求項12記載の言語獲得支援方法。
国際特許分類(IPC)
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画像

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出願権利状態 登録
※ 詳細内容の開示にあたっては、別途、JSTと秘密保持契約を締結していただくことが必要となります。


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