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細胞死抑制剤 コモンズ

国内特許コード P140010770
整理番号 DP1556
掲載日 2014年7月17日
出願番号 特願2012-242950
公開番号 特開2014-091703
出願日 平成24年11月2日(2012.11.2)
公開日 平成26年5月19日(2014.5.19)
発明者
  • 浦野 泰臣
  • 野口 範子
  • 斎藤 芳郎
  • 山中 一哲
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 細胞死抑制剤 コモンズ
発明の概要 【課題】酸化ステロール誘導性細胞死のメカニズムを解明し、酸化ステロール誘導性細胞死を抑制する手段を提供すること。
【解決手段】ACAT阻害剤を含む、酸化ステロール誘導性細胞死の抑制剤。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



細胞死は、おおまかにプログラム細胞死と非プログラム性の細胞死の2つに分けられる。プログラム細胞死の代表であるアポトーシスは、生理的条件下で細胞自らが積極的に引き起こす制御された細胞死である。非プログラム細胞死として知られるネクローシスは、非生理的条件下で起こる強制的な細胞死である。アポトーシスでは、細胞膜構造の保持、フォスファチジルセリンの細胞表面への露出、caspase cascadeの活性化、及び核の断片化及び凝集等が生じ、アポトーシスを起こした細胞は速やかに貪食されて炎症反応を引き起こさない。一方、ネクローシスでは、細胞膜が破裂して内容物が流出し、周囲の細胞に炎症反応を引き起こすことが知られている。また、ネクローシスは、核の形態が保持されていることや細胞死の初期段階におけるATPの減少、及びミトコンドリアの膨張等がその特徴として知られている。





アポトーシス及びネクローシスの他に、近年新たに報告されたプログラム細胞死としてネクロトーシスがある。ネクロトーシスはアポトーシス抑制条件下で起きる代替的なプログラム細胞死として見出され、プログラムネクローシスとも呼ばれる。その形態的な特徴はネクローシスに似ているが、細胞によって制御されているという点で大きく異なる。また、ネクロトーシスは、necrostatin-1 (Nec-1) という阻害剤によって抑制されることによって特徴付けられる。更に、ネクロトーシスは、虚血性脳血管障害や神経細胞の興奮毒性に関与していることが知られている。興奮毒性は、アルツハイマー病やパーキンソン病等の慢性的な神経変性疾患の発症に関連すると考えられている。





上記のように細胞死には種々の形態が存在する。そして、いずれの細胞死がその主因であるかは十分に理解されていないが、神経細胞死がアルツハイマー病やパーキンソン病等に代表される神経変性疾患の一因であることは間違いないと考えられている。





一方、酸化ステロールは、細胞毒性を有することが報告されており、近年本発明者等は、酸化ステロールによって誘導される細胞死が上述するネクロトーシスに相当することを見出した(非特許文献1)。しかしながら、酸化ステロールによる細胞死の誘導が如何なる機構によって生じているのかは知られておらず、酸化ステロールによって誘導される細胞死の有効な抑制手段は未だ知られていない。

産業上の利用分野



本発明は、細胞死抑制剤に関する。より具体的に、本発明は、酸化ステロールによって誘導される細胞死をAcyl-CoA:cholesterol acyltransferase(ACAT)阻害剤を利用して抑制する細胞死抑制剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ACAT阻害剤を含む、酸化ステロール誘導性細胞死の抑制剤。
【請求項2】
酸化ステロールが24S-OHCである請求項1に記載の抑制剤。
【請求項3】
細胞が神経細胞又は免疫系細胞である、請求項1又は2に記載の抑制剤。
【請求項4】
ACAT阻害剤が、配列番号1で示される塩基配列を有するsiRNAである、請求項1~3のいずれかに記載の抑制剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の抑制剤を含む、神経変性疾患の予防及び/又は治療用医薬組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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