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ハロゲン化炭素溶媒の性能を測定する方法 コモンズ

国内特許コード P140010786
掲載日 2014年8月1日
出願番号 特願2014-128077
公開番号 特開2016-008833
出願日 平成26年6月23日(2014.6.23)
公開日 平成28年1月18日(2016.1.18)
発明者
  • 森 悟
  • 徳永 恵津子
  • 柴田 哲男
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 ハロゲン化炭素溶媒の性能を測定する方法 コモンズ
発明の概要 【課題】含フッ素フタロシアニンがハロゲン化炭素溶媒の経年変化,純度,添加剤などの液性の差によって色調を変化させることを利用し,液性の差を識別する方法を提供する。
【解決手段】フタロシアニンは酸を加えることでプロトンを受容し,色調が変化することが知られている。一方含フッ素フタロシアニンは,ハロゲン化炭素溶媒中に元から存在する微量のプロトンによって色調を変えるほど感度が高く,同種の溶媒でも製造会社や経年,純度,添加剤などの液性の違いにより色調が変化することを見出した。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


フタロシアニンは青・緑色の顔料として利用されてきた。その優れた物理学的な性質から,電荷発生材,光磁気ディスク用色素として利用されている機能性色素である。さらに光線力学的治療の光増感剤,非線型光学材料など,さまざまな分野での応用が期待されている。
一般的にフタロシアニンは有機溶媒中での可視・紫外吸収スペクトルにおいて680nm付近にQ帯と呼ばれる非常に強い吸収帯を有する。このQ帯の形状は,フタロシアニンのメソ位がプロトン化することにより変化することが知られている(非特許文献1~4)。
しかしフタロシアニンのメソ位をプロトン化するためには,酸を添加する必要があり,その感度は高いとは言い難い。このことに鑑み本発明者はこれまでに,中性溶媒中においてメソ位がプロトン化される含フッ素フタロシアニンを開発している。これらは酸などの添加物を添加することなく,溶液中に存在する微量なプロトンを捕捉し色調を変化させる。
一方、同じ種類のハロゲン化炭素溶媒でも,経年変化,純度,添加剤などの違いがあるが、これらの違いを感度良く識別する方法はまだない。
たとえば、純度測定では、純度99.0%と99.8%のクロロホルムの差をGC,HPLC,NMRを用いた機器的純度測定では感度良く測定することは困難である。

産業上の利用分野



本発明は,含フッ素フタロシアニンがハロゲン化炭素溶媒に存在するプロトンを受容し,色調を変化させることにより,ハロゲン化炭素溶媒の性能(経年変化,純度,添加剤などの液性)の測定する方法である。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)
【化1】



(式中,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,及びR8はそれぞれ独立にフッ素原子を少なくとも1つ含むアルキル基,アルケニル基,又はアルキニル基を示し,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15,及びR16はそれぞれ独立に水素原子,アルキル基,アルコキシ基,ハロゲン原子,置換基を有していてもよいアミノ基,ヒドロキシル基,アルキルチオ基,カルボニル基,置換基を有していてもよいカルバモイル基,シアノ基,ニトロ基,アリール基,アリールオキシ基,アルケニル基,又はアルキニル基を示し,R9乃至R16のうち隣接する2つの基は一緒になって置換基を有していてもよい5乃至7員環を形成してもよく,Mは水素原子,金属元素,半金属元素,金属酸化物,半金属酸化物,金属水酸化物,半金属水酸化物,金属ハロゲン化物,半金属ハロゲン化物,を示す。)で表される含フッ素フタロシアニンが,ハロゲン化炭素溶媒中のプロトンを受容することで色調を変化させる特性を利用し,ハロゲン化炭素溶媒の液性の差を識別する方法。

【請求項2】
前記請求項1に記載の液性が純度,添加剤,経年変化であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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