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粉茶の製造方法および粉茶製造用ボールミル装置 実績あり

国内特許コード P140010819
整理番号 799
掲載日 2014年8月8日
出願番号 特願2007-511199
登録番号 特許第4936395号
出願日 平成18年3月31日(2006.3.31)
登録日 平成24年3月2日(2012.3.2)
国際出願番号 JP2006306931
国際公開番号 WO2006106964
国際出願日 平成18年3月31日(2006.3.31)
国際公開日 平成18年10月12日(2006.10.12)
優先権データ
  • 特願2005-101399 (2005.3.31) JP
発明者
  • 日高 重助
  • 吉門 進三
  • 白川 善幸
  • 伊藤 嘉昭
  • 早川 潔
  • 渡辺 祐子
出願人
  • 学校法人同志社
  • 国立大学法人京都大学
  • 株式会社福寿園
発明の名称 粉茶の製造方法および粉茶製造用ボールミル装置 実績あり
発明の概要 ボールミル装置を使用して、石臼を使用した場合と同様の品質を有する粉茶を製造することができる方法を提供する。合成樹脂製のポットを備えたボールミル装置を用い、ポットに粉茶の原料と合成樹脂製のボールを封入し、ポットを公転運動、または公転および自転運動させて粉茶の原料を粉砕する。
従来技術、競合技術の概要



従来、石臼を使用して原料茶葉を粉砕することによって、抹茶や粉茶を製造する伝統的な方法が知られている。特に、石臼を用いて抹茶を製造すると、原料茶葉が必ず臼の粉砕部を通過するために、葉脈が確実に切断され、品質の良い製品が得られる。





しかし、この方法によれば、茶葉の粉砕に時間がかかり、また、臼を程良い加減で挽くには長い経験が必要であり、さらには、単位時間あたりの生産量が少ないという欠点があった。





この問題を解消するため、ボールミル装置を使用して抹茶や粉茶を製造する方法が提案されている(特許文献1、2および3参照)。これらの方法によれば、ステンレスや鉄等から形成されたポットと、クロム鋼、セラミックス、アルミナまたはジルコニア等から形成されたボールを備えたボールミル装置を用いて原料茶葉が粉砕され、粉茶が製造される。

しかしながら、従来のボールミル装置を使用した方法によって製造された粉茶は、石臼を用いて製造された粉茶と比べて、舌触り、喉ごしが悪く、また、味覚の面でも劣っていた。この主たる原因は、比重の大きい硬質ボールによる打撃によって、茶葉中の特に葉脈が、粉砕される前に押しつぶされて扁平化され、柔らかくなり、細かく切断されずに大量に残ってしまい、茶葉を均一に微粉末化することができない点にあると考えられる。また、この従来の装置では、粉砕の際に茶葉の温度が上昇し、製造される粉茶の品質を劣化させるという問題を生じていた。さらに、クロム鋼球等の重金属が使用されると、摩耗粉の発生等により食品衛生上の問題が生じるおそれもある。

【特許文献1】

開2000-135057号公報

【特許文献2】

開2001-45971号公報

【特許文献3】

開2003-93907号公報

産業上の利用分野



本発明は、ボールミル装置を使用して粉茶を製造する方法および粉茶製造用ボールミル装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
合成樹脂製のポットを備えたボールミル装置を使用し、前記ポットに粉茶の原料と合成樹脂製のボールを封入し、前記ポットを公転運動、または公転および自転運動させて前記粉茶の原料を粉砕することを特徴とする粉茶の製造方法。

【請求項2】
前記ボールの直径の2.6~4倍の大きさの内径を有する前記ポットを使用し、かつ同一の前記ボールを4~8個、前記ポット中に封入することを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記ポットの上端開口を蓋体によって密封した状態で、前記ポットの内部空間における周壁面から底壁面への移行部分および周壁面から上壁面への移行部分の一方または両方を、所定の曲率半径をもって湾曲させて形成し、前記移行部分の曲率半径を前記ボールの曲率半径と等しくまたはそれより大きくしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。

【請求項4】
前記ポットの上端開口を蓋体によって密封した状態で、前記ポットの内部空間の高さが前記ボールの直径の約1.1~1.9倍となるように、前記ポットを形成したことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の方法。

【請求項5】
前記ボールを、第1の合成樹脂から形成された球形の核と、前記核の外側を取り巻く、第2の合成樹脂から形成された外皮層からなる2層構造としたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の方法。

【請求項6】
前記ボールの内部に金属球からなる芯を組み込み、または前記ボールの内部を中空としたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の方法。

【請求項7】
前記合成樹脂が、ポリアセタール、テフロン(登録商標)、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリメチルペンテン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレートのうちの1つからなるグループより選ばれたポリマー、または当該ポリマーの混合物、または当該ポリマーの構成モノマーからなるコポリマーであることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の方法。

【請求項8】
前記ポット内の温度が所定温度以下となるように回転数と回転継続時間を設定して、前記ポットを公転運動、または公転および自転運動させることを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載の方法。

【請求項9】
粉茶を製造するのに適したボールミル装置であって、合成樹脂製のポットと合成樹脂製のボールを備え、かつ、前記ポットを公転運動、または公転および自転運動させることが可能なボールミル装置。

【請求項10】
前記ポットの内側空洞部の径は、前記ボールの直径の2.6~4倍の大きさを有し、かつ、前記ポットには、同一の前記ボールが4~8個封入されるようになっていることを特徴とする請求項9に記載のボールミル装置。

【請求項11】
前記ポットの上端開口が蓋体によって密封された状態で、前記ポットの内部空間における周壁面から底壁面への移行部分および前記周壁面から上壁面への移行部分の一方または両方が、所定の曲率半径をもって湾曲し、前記移行部分の曲率半径は前記ボールの曲率半径と等しくまたはそれよりも大きくなっていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のボールミル装置。

【請求項12】
前記ポットの上端開口が蓋体によって密封された状態で、前記ポットの内部空間の高さが前記ボールの直径の約1.1~1.9倍となっていることを特徴とする請求項9~請求項11のいずれかに記載のボールミル装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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