TOP > 国内特許検索 > ドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材

ドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材

国内特許コード P140010861
整理番号 3201
掲載日 2014年8月11日
出願番号 特願2011-118849
公開番号 特開2012-246249
登録番号 特許第5867797号
出願日 平成23年5月27日(2011.5.27)
公開日 平成24年12月13日(2012.12.13)
登録日 平成28年1月15日(2016.1.15)
発明者
  • 岩田 博夫
  • 加藤 功一
  • 中路 正
出願人
  • 国立大学法人京都大学
  • 日本製粉株式会社
発明の名称 ドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材
発明の概要 【課題】ドーパミン産生神経を効率よく分化誘導できる新規な手段を提供すること。
【解決手段】本発明のドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材は、神経幹細胞、神経前駆細胞及び神経細胞を接着する細胞接着性ポリペプチドと、神経幹細胞のドーパミン産生神経への分化を誘導する少なくとも1種の分化誘導因子とが表面に固定化された支持体を含む。該基材によれば、グリア系細胞の混在量が極めて少なく、ドーパミン産生神経細胞が従来法よりも高い割合で含まれる、高純度のドーパミン産生神経細胞集団を得ることができる。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要



従来から、ドーパミン産生神経への分化誘導について多くの研究がなされている。胎児由来神経幹細胞を始めとして、胚性幹細胞や人工多能性幹細胞などから、ドーパミン産生細胞への分化誘導法が多数報告されている(例えば、非特許文献1、2等)。それらに共通するのが、細胞培養皿に接着させた細胞に、液性因子として分化誘導因子を添加することによって分化誘導するという点である。しかしながら、いずれの培養方法においても、ドーパミン産生細胞への誘導効率が低いこと、ドーパミン産生細胞以外の分化細胞(主にグリア細胞)が混在することが問題として挙げられる。分化誘導効率の低さや他の分化細胞の混在によって、十分なドーパミン産生を得ることができず、また、その再現性も十分ではない。





また、近年の幹細胞生物学の目覚ましい発展により、細胞移植医療の実現が現実味を帯びてきている。中枢神経疾患の再生医療、とくにパーキンソン病治療においても例外ではなく、動物モデルでの細胞移植実験が盛んに行われている。移植の効果および細胞の品質管理の観点から、移植細胞は均質な細胞集団であることが望ましいが、現状の培養法では、それを満足することはできない。





こうした現状から、ドーパミン産生神経を効率よく分化誘導できる誘導効率の高い培養法、選択的分化誘導が可能な培養法が求められている。

産業上の利用分野



本発明は、ドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
神経幹細胞、神経前駆細胞及び神経細胞を接着する細胞接着性ポリペプチドと、分化誘導因子であるBDNF及びGDNFとが表面に固定化された支持体を含む、ドーパミン産生神経の分化誘導用の細胞培養基材であって、細胞接着性ポリペプチドは、第1のαへリックス領域を含む配列番号6に示されるアミノ酸配列からなるLG3ポリペプチド鎖と、第2のαへリックス領域を含む配列番号8に示されるアミノ酸配列からなるLγPポリペプチド鎖とが、αへリックス領域間の相互作用により結合した複合体の形態にあるポリペプチドである、細胞培養基材

【請求項2】
分化誘導因子と細胞接着性ポリペプチドの固定化分子数の比率が0.5:1~1.5:1である請求項記載の細胞培養基材。

【請求項3】
請求項1又は2記載の細胞培養基材上で神経幹細胞を培養することを含む、ドーパミン産生神経の前駆細胞の製造方法。

【請求項4】
請求項1又は2記載の細胞培養基材上で神経幹細胞を培養することを含む、ドーパミン産生神経細胞の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2011118849thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close