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炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を評価する方法、及び前記活性を有する物質をスクリーニングする方法 UPDATE

国内特許コード P140010876
整理番号 3819,S2012-1053-N0
掲載日 2014年8月11日
出願番号 特願2012-184630
公開番号 特開2014-039515
登録番号 特許第6049352号
出願日 平成24年8月23日(2012.8.23)
公開日 平成26年3月6日(2014.3.6)
登録日 平成28年12月2日(2016.12.2)
発明者
  • 高野 義孝
  • 入枝 泰樹
  • 池田 恭子
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を評価する方法、及び前記活性を有する物質をスクリーニングする方法 UPDATE
発明の概要 【課題】炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を有する物質を、スクリーニングする手段を提供する。さらに、炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を有する物質であって、耐性菌出現のリスクがより軽減されており、かつ有用微生物等への負の影響が緩和されている物質をスクリーニングする手段を提供する。
【解決手段】炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を評価する方法であって、下記工程(1)~(3)を含む方法:(1)被験物質と炭疽病菌とを接触させる工程;(2)前記工程(1)により被験物質と接触させられた炭疽病菌の、HSB1の分泌の程度を評価する工程;及び(3)前記工程(2)の分泌の程度が、被験物質と接触させられていない対照炭疽病菌におけるHSB1の分泌の程度を基準として、どの程度抑制されているかを評価し、抑制の程度がより高い被験物質を、宿主感染を抑制する前記活性がより高いものであると判定する工程を含む、評価方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



世界の食糧損失の約15%が病気に起因すると推定されており、その病気の少なくとも7割は植物病原糸状菌(カビ)によって引き起こされているとされる。したがって、植物病原糸状菌を農薬により制圧することは、極めて重要な課題である。





しかしながら、従来の農薬開発のほとんどは、噴霧接種による化合物スクリーニング法により行われるが、これには莫大な時間、労働力及び施設等が必要となる。また、医薬品分野等で成果を上げているゲノミクス・プロテオミクス等を駆使するアプローチも考えられるが、このアプローチには莫大な費用が必要である。





また、従来の多くの農薬は殺菌型農薬であるため、一般に耐性菌出現の選択圧が非常に高まることとなる。このため、従来の多くの農薬は常に無効化されるリスクにさらされている。また、殺菌型農薬は、有用微生物等への負の影響を与えるリスクがあることも懸念されている。

産業上の利用分野



本発明は、炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を評価する方法、及び前記活性を有する物質をスクリーニングする方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を評価する方法であって、下記工程(1)~(3)を含む方法:
(1)被験物質と炭疽病菌とを接触させる工程;
(2)前記工程(1)により被験物質と接触させられた炭疽病菌の、HSB1の分泌の程度を評価する工程;及び
(3)前記工程(2)の分泌の程度が、被験物質と接触させられていない対照炭疽病菌におけるHSB1の分泌の程度を基準として、どの程度抑制されているかを評価し、抑制の程度がより高い被験物質を、宿主感染を抑制する前記活性がより高いものであると判定する工程
を含む、評価方法。

【請求項2】
前記工程(1)で用いられる炭疽病菌が外来性HSB1を保持するものであり、前記工程(2)及び(3)におけるHSB1の分泌の程度が、当該外来性HSB1の分泌の程度である、請求項1に記載の評価方法。

【請求項3】
前記外来性HSB1が標識されている、請求項2に記載の評価方法。

【請求項4】
炭疽病菌による宿主感染を抑制する活性を有する物質をスクリーニングする方法であって、下記工程(1)~(3)を含む方法:
(1)被験物質と炭疽病菌とを接触させる工程;
(2)前記工程(1)により被験物質と接触させられた炭疽病菌の、HSB1の分泌の程度を評価する工程;及び
(3)前記工程(2)の分泌の程度が、被験物質と接触させられていない対照炭疽病菌におけるHSB1の分泌の程度よりも抑制されている被験物質を、宿主感染を抑制する前記活性を有するものであるとして選択する工程
を含む、スクリーニング方法。

【請求項5】
配列番号2で表されるアミノ酸配列と同一性が90%以上のアミノ酸配列からなり、かつ宿主感染促進活性を有するポリペプチドをコードする塩基配列を含むDNA。

【請求項6】
配列番号2で表されるアミノ酸配列と同一性が0%以上のアミノ酸配列からなり、かつ宿主感染促進活性を有するポリペプチドを含むタンパク質。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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