TOP > 国内特許検索 > 牛の肉質の改善方法

牛の肉質の改善方法 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P140010903
整理番号 3673
掲載日 2014年8月19日
出願番号 特願2001-011122
公開番号 特開2002-209528
登録番号 特許第3433212号
出願日 平成13年1月19日(2001.1.19)
公開日 平成14年7月30日(2002.7.30)
登録日 平成15年5月30日(2003.5.30)
発明者
  • 矢野 秀雄
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 牛の肉質の改善方法 実績あり 外国出願あり
発明の概要 【課題】 牛の肉質を改善し、その脂肪交雑(BMS。いわゆる霜降り)の等級を上げる。
【解決手段】 牛にビタミンC(L-アスコルビン酸)を投与する。ビタミンCの投与は、注射等によってもよいが、経口投与するのが最も簡易である。しかし、単にビタミンCのみを経口投与した場合、第一胃内の微生物により分解されてしまい、所期の効果を挙げることができない。そのため、胃を通過して腸において吸収されるように、ビタミンCに何らかの被覆を施す必要がある。このような被覆剤としては、大豆硬化油脂が好ましい。投与量は、ビタミンCとして20mg/kg体重/日~60mg/kg体重/日程度が適当である。黒毛和牛で試験を行った結果、歩留に関しては、給与/非給与群の間に有意差は認められないが、肉質に関しては、脂肪交雑(霜降り)及び光沢、締まり、きめに有意な差が現れた。
従来技術、競合技術の概要

霜降り肉(脂肪交雑肉)は、その柔らかさや歯切れのよさ等により、特に日本では大きな需要があるが、生産が難しいという問題がある。このため、日本のみならず、近年では海外においても霜降り肉生産のための研究が進められている。牛の肉質改善のための提案は、これまで数多くなされている。例えば、特開平6-22704公報には、特定組成を有する脂肪酸のカルシウム塩を飼料に配合して牛に給与することにより、牛の肉質等級、脂肪交雑、しまり、味、柔らかさ等を改善するという方法が記載されている。また、特開平06-169726号公報には、水溶性の酸化マグネシウムと共に金属クロロフィリンを牛に投与するという方法が記載されている。これにより、屠殺後の枝肉処理において冷却するとミオグロビンは組織内残留酸素により再び酸化型ミオグロビンとなり、肉色、光沢がよくなる等の効果を生ずるとしている。特開平07-132050号公報には、ウコン粉末を1日の摂取量が約0.1g~0.4g/10kg体重になるように配合して給与すると、肥育用牛の育成後期より肥育期に発生し易いとされる肝膿瘍を予防し、併行して発症する肝変性、肝充血を防止すると共に、これらの肝機能の改善にあわせて肉質を向上させることができると記載されている。特開平10-113129号公報には、不飽和脂肪酸を含む脂肪酸の金属塩と、リン化合物又はこれと抗酸化剤とを用いて飼料組成物を構成することが記載されている。これにより、黒毛和牛、ホルスタイン、F1などの種々の品種の牛の肉の肉質改善、増体効果などに大きく寄与することができるとしている。特開平11-196776号公報には、香辛料及びビタミンEを添加した飼料を給与すると、鮮度、日持ちがよいと共に、ドリップが少なく、味がよい肉質の牛を生産することができると記載されている。

産業上の利用分野



本発明は、牛の肉質を改善し、その脂肪交雑(BMS。いわゆる霜降り)の等級を上げる方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
牛にビタミンCを投与することによりの脂肪交雑等級を改善する方法。

【請求項2】
牛に油脂被覆ビタミンCを経口投与することにより肉の脂肪交雑等級を改善する方法。

【請求項3】
ビタミンCの投与量を20mg/kg体重/日~60mg/kg体重/日とする請求項1又は2に記載の牛の肉の脂肪交雑等級の改善方法。

【請求項4】
牛にビタミンCを投与することにより肉の光沢、締まり、きめを改善する方法。

【請求項5】
牛に油脂被覆ビタミンCを経口投与することにより肉の光沢、締まり、きめを改善する方法。

【請求項6】
ビタミンCの投与量を20mg/kg体重/日~60mg/kg体重/日とする請求項4又は5に記載の牛の肉の光沢、締まり、きめの改善方法。

【請求項7】
ビタミンCを牛の肥育中期から肥育後期を通して投与する請求項1~6のいずれかに記載の方法。

【請求項8】
ビタミンCを牛の10ヶ月齢以降投与する請求項1~6のいずれかに記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2001011122thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close