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経時変化記録画像による動画構造、動画作成用画像データ構造および経時変化記録画像による動画作成方法

国内特許コード P140010911
掲載日 2014年8月22日
出願番号 特願2007-054892
公開番号 特開2008-217493
登録番号 特許第4914249号
出願日 平成19年3月5日(2007.3.5)
公開日 平成20年9月18日(2008.9.18)
登録日 平成24年1月27日(2012.1.27)
発明者
  • 中澤 満
  • 黒滝 淳二
  • 類家 浩司
出願人
  • 国立大学法人弘前大学
発明の名称 経時変化記録画像による動画構造、動画作成用画像データ構造および経時変化記録画像による動画作成方法
発明の概要 【課題】 観察対象の経時的変化を記録した複数の写真を基に、各写真間に存在する観察目的外の原因により生ずる差異が適切に修整され、円滑な動画を提供できる動画作成方法を提供すること。
【解決手段】 本発明方法は、画像間差異修整過程P1、画像間連続性付与過程P2、および動画化過程P3を備えて構成される。このうち前2過程は、電子計算機を用いて実行される適宜の画像処理プログラムによる各処理過程によって、また最後の動画化過程P3は、電子計算機を用いて実行される適宜の動画作成プログラムによる各処理過程によって構成される。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


眼底写真では、網膜で捉えた情報を大脳へ伝える視神経の出口である視神経乳頭、網膜、網膜の血管等が観察され、記録される。眼科において、各種眼科疾病の診断、治療、手術の基礎的資料として、眼底写真が広く用いられている。現在の状態について詳細な情報を写真すなわち静止画像として得られることに加え、特に、経時的に観察、撮影、保存された複数の眼底写真を過去から現在へと比較観察することによって、病態の進行、治癒の経過を容易に観察、比較検討できるものであるため、眼科では、眼底写真はまさに不可欠なものとなっている。



また眼底写真は、人体において、動脈および静脈を体外から直接観察してこれを記録することができる唯一のものであるため、健康診断にも広く用いられている。眼底検査では、血管を直接観察して、その血管の色や形、あるいは走行の仕方といった形状に関する情報を得、眼病、高血圧、糖尿病等の疾病の有無や病期の診断、治療に役立てることができる。また、眼底の血管は脳血管の一部が分岐したものであるため、脳内における血管の状態を推測することも可能である。



このように重要な眼底写真技術については従来、眼底カメラ、眼底画像処理装置やコンピュータプログラム、眼底写真診断システム、眼底写真のパノラマ化システム、眼底の立体表示・座標計測装置など、種々の技術的提案や改良がなされている。後掲特許文献はその一部である。



【特許文献1】
特開2002-269539号公報「画像処理装置、画像処理装置方法、及び画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びにこれを用いた診断支援システム」
【特許文献2】
特開2002-34925号公報「多方向から撮影した眼底画像の重合せによる眼底3次元パターンの復元法及び装置」
【特許文献3】
特開2006-246991号公報「情報処理装置および方法、並びにプログラム」
【特許文献4】
特開2000-166874号公報「眼底画像輝度補正方法、その装置及びそのプログラムを記録した記録媒体

産業上の利用分野



本発明は経時変化記録画像による動画構造、動画作成用画像データ構造および経時変化記録画像による動画作成方法に係り、特に、観察対象の経時的変化を記録した複数の写真を基に、各写真間に存在する観察目的外の原因により生ずる差異が修整され、かつ円滑な動画を提供できる、経時変化記録画像による動画の作成方法等に関するものである。



特許請求の範囲 【請求項1】
電子計算機画像処理プログラムおよび動画作成プログラムによる処理を実行して、対象の経時変化を連続的に静止画記録した複数の経時変化記録画像により該対象の経時変化を動画化した動画を得る「経時変化記録画像による動画作成方法」であって、該方法は、(I)画像間差異修整過程、(II)画像間連続性付与過程、および(III)動画化過程からなり、
該画像間差異修整過程(I)は、電子計算機が、その読み込み手段により読み込まれた画像データを表示手段に表示しつつ、画像処理プログラムと協働して
(I-1)特定された一の画像において入力手段により設定された修整用基準点に、他の画像における対応点を重ねる処理をする
(I-)該基準点を中心として、両画像間における回転・歪み・拡大縮小などの差異を修整する処理をする
(I-3)修整した画像を記憶手段に記憶する処理をする
(I-4)上記(I-1)ないし(I-3)を必要枚数分繰り返す
各手順を経ることによって、動画化するための複数の画像間における差異が修整されてなる各画像を得る過程であり、
該画像間連続性付与過程(II)は、電子計算機が、画像処理プログラムと協働して
(II-1)時系列上隣接する二の画像間において、先の画像の不透明度100%と設定する処理をする
(II-2)後の画像の不透明度を、0%を超え100%未満とする変更処理をする
(II-3)先の画像と後の画像を統合処理して統合化画像を形成し、統合化画像を記憶手段に別途保存処理する
(II-4)上記(II-1)ないし(II-3)を必要枚数分繰り返して、後の画像の不透明度が相違する複数の統合化画像を形成、保存する
各手順を経ることによって、動画化した場合に先の画像のフェイドアウトと後の画像のフェイドインの映像変化が得られるよう各画像を処理して統合化画像を得る過程であり、
該動画化過程(III)は、電子計算機が、動画作成プログラムと協働して
(III-1)入力手段による設定入力に基づき、各統合化画像すなわち1コマの再生時間(以下、「画像再生時間」という。)を設定処理する
(III-2)上記(II)において動画用に作成された各統合化画像、不透明度を変化させた順に読み込み処理する
(III-3)読み込まれた各統合化画像タイムラインへ追加もしくは編集する処理をする
(III-)編集作成した動画を記憶手段に保存する
各手順を経ることによって、経時変化記録画像による動画を得る過程である
ことを特徴とする、経時変化記録画像による動画作成方法。

【請求項2】
前記(I-1)中の「特定された一の画像」は、対象の経時変化を連続的に静止画記録した複数の経時変化記録画像のうち最先のものであることを特徴とする、請求項1に記載の経時変化記録画像による動画作成方法。

【請求項3】
前記(II-2)~(II-3)中の後の画像における不透明度の変更処理、統合化画像の保存処理では、電子計算機は、前記後の画像における不透明度を等間隔に変化させた複数の画像に基づいて作成保存することを特徴とする、請求項1または2に記載の経時変化記録画像による動画作成方法。

【請求項4】
前記経時変化記録画像は眼底写真であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の経時変化記録画像による動画作成方法。

【請求項5】
前記基準点には、黄斑部中心窩、網膜血管、または視神経乳頭血管のいずれかを用いることを特徴とする、請求項4に記載の経時変化記録画像による動画作成方法。

【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかの方法により作成され経時変化記録画像が内包する構造であるところの経時変化記録画像構造によって構成されている動画の内包する構造であることを特徴とする、動画構造。

【請求項7】
請求項1ないし5のいずれかに記載の「経時変化記録画像による動画作成方法」に用いることのできる「経時変化記録画像の動画化用画像データ」の内包する構造であるところの「動画化用画像データ構造」であって、該動画化用画像データ構造は、画像処理プログラムにより、特定した一の画像において設定された修整用基準点を基にして該画像との間における回転・歪み・拡大縮小などの差異が修整されており、かつ、すべての時系列上隣接する二の画像間において、先の画像の不透明度を100%とし、後の画像の不透明度を0%とし、さらに先の画像と、不透明度を0%を超え100%未満とする変更が加えられた後の画像とが統合されてなる一または複数の統合化画像が別途形成されてなることを特徴とする、経時変化記録画像の動画化用画像データ構造
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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