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タンパク質内包不織布の製造方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P140010964
掲載日 2014年9月1日
出願番号 特願2014-143141
公開番号 特開2016-015959
出願日 平成26年7月11日(2014.7.11)
公開日 平成28年2月1日(2016.2.1)
発明者
  • 水野 稔久
  • 小幡 亜希子
  • 市来 健太郎
  • 小枝 周平
  • 柴田 将英
  • 岩永 憲彦
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 タンパク質内包不織布の製造方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明はタンパク質を失活させることなく不織布に内包させ、さらに、高い酵素活性を示すものを提供することにある。
【解決手段】本発明は、水を溶媒とし、タンパク質共存下三次元ポリマーを作製し、電解紡糸して不織布を作製し、該不織布を不溶化処理する行程を含む方法により得られうるタンパク質内包不織布の製造方法である。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


タンパク質のポリマー(合成高分子)への導入及びポリマーの不織布への成形について以下の文献がある。



特許文献1は、天然蛋白質あるいはペプチドとアニオン性高分子電解質水溶液、カチオン性高分子電解質水溶液のいずれか、あるいは、両方との高度高分子複合体からなることを特徴とする成形品、及び、当該成形品の形態が、繊維、編み物、フィルム及びシート状物、ゲル及びゲル状物、カプセル及びビーズ状物、不織布及び紙のうちの少なくとも1種を含むことを開示している。



特許文献1は、反対の電荷をもつ高分子電解質溶液を混合すると、両者は直ちに対イオンを放出し、クーロン力を介して、ポリイオンコンプレックスを形成することを利用して、蛋白質、ペプチド、多糖、オリゴ糖などの生体高分子、ならびに、薬剤などの生理活性物質を水あるいは緩衝液に溶解させた後、その電荷によりカチオン性高分子とアニオン性高分子のいずれかあるいは両者へ混合後、両溶液を接触させた後、その界面に形成されるゲル状の膜を利用して化学修飾をすることなしに蛋白質、ペプチド、多糖、オリゴ糖などの生体高分子、ならびに、薬剤などの生理活性物質を導入した成形品へと状態変化させることが可能であるとしている。また、文献1に記載の発明における界面反応による成形品の製造法は、主に水を媒質として利用し、温度は室温程度、pHは中性付近、つまり生体内あるいは自然環境に近い緩和な条件で行うことができるとしている。



特許文献1において、成形の例として、カチオン性高分子電解質としてキトサン、アニオン性高分子電解質としてジェランを用い、導入する蛋白質としてヒト毛髪蛋白質溶液をジェラン水溶液に混ぜた混合液を調製し、キトサン水溶液に重層して、その界面をつまみ引っ張ることにより紡糸することを開示している。



さらに特許文献1において、成形例としてカプセルを形成することを開示しており、
カプセルのサイズは、チューブの太さや送液速度により変化し、蛋白質及びペプチドに加え、遺伝子、薬剤を含む生理活性物質、色素、香料を内部に埋め込むことや、表面に露出させることが可能であるとしている。



電界紡糸について、以下の文献がある。
特許文献2は、緑内障の治療のために眼からの房水の排水を支援するための処置で使用するため、軟組織を維持するために提供される繊維マトリックスが開示されており、当該繊維はポリマー材料を含むことができ、繊維マトリックスは電解紡糸法によって製造されることができるとしている。
特許文献2は、緑内障を治療するために眼から房水を排水するための空間の維持といった軟組織における空間の維持を課題としている。

産業上の利用分野


本発明は、タンパク質内包不織布に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
水を溶媒とし、タンパク質共存下三次元ポリマーを作製し、電解紡糸して不織布を作製し、該不織布を不溶化処理する行程を含む方法により得られうるタンパク質内包不織布の製造方法。

【請求項2】
水を溶媒とし、タンパク質共存下ポリγ―グルタミン酸と架橋剤から三次元ポリマーを作製し、電解紡糸して不織布を作製し、該不織布を不溶化処理する行程を含む方法により得られうる請求項1に記載のタンパク質内包不織布の製造方法。

【請求項3】
水を溶媒とし、キモトリプシン共存下ポリγ―グルタミン酸と3―グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランから三次元ポリマーを作製し、電解紡糸して不織布を作製し、該不織布を不溶化処理する行程を含む方法により得られうる請求項1または請求項2に記載のタンパク質内包不織布の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014143141thum.jpg
出願権利状態 公開
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