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光学活性テトラゾール誘導体及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P140010967
掲載日 2014年9月1日
出願番号 特願2014-153692
公開番号 特開2016-030732
出願日 平成26年7月29日(2014.7.29)
公開日 平成28年3月7日(2016.3.7)
発明者
  • 柴田 哲男
  • 西峯 貴之
  • 森 悟
  • 平等 尋巳
  • 徳永 恵津子
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 光学活性テトラゾール誘導体及びその製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】不斉有機触媒を用いたアリルフルオリドに対するテトラゾールの触媒的エナンチオ選択的導入法を鍵反応とした光学活性テトラゾール誘導体の合成法開発
【解決手段】発明者らは鍵反応として,(トリメチルシリル)メチルテトラゾールとシンコナアルカロイド触媒を用い,アリルフルオリドに対するテトラゾールの求核的不斉導入法の開発に成功し,目的物である光学活性テトラゾール誘導体を得ることに成功した。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


テトラゾールは五員環に窒素原子を四つ含む複素環化合物であり,医薬,農薬,材料科学など,非常に幅広い分野に応用されている魅力的な分子である。特に医薬化学においては,カルボン酸等価体として見なされ,利尿薬アゾセミドやアンギオテンシンII受容体拮抗薬であるオルメサルタン,カンデサルタンなど,市販の医薬品にも多くのテトラゾール誘導体を見出すことができる(非特許文献1)。一方,熱や衝撃に不安定であることから,ロケット燃料や車のエアバック用火薬など,高エネルギー分子としての応用も盛んに研究されている(非特許文献2)。そのため,テトラゾール誘導体の簡便合成法の開発が強く望まれているが,特に不斉導入法の開発は十分な検討がなされていない。そのため現在では光学活性テトラゾール誘導体を得る手法として光学分割法が主流となっている(非特許文献3)。直接的な光学活性テトラゾール誘導体の立体選択的合成法としては,予め不斉点の有した箇所に対しテトラゾール環を構築する間接的な手法の開発が盛んに行われている(非特許文献4)。しかしながら,反応が定量的に進行しない為に,予め合成した光学活性な原料をすべて有効活用できない問題点がある。今回我々が開発に成功した本製造法はこの問題点を解決する直接的なテトラゾール骨格の不斉導入法である。この製造法により合成された光学活性テトラゾール誘導体は医薬・農薬合成における,魅力的なビルディングブロックとして期待できる。

産業上の利用分野


本発明は,光学活性テトラゾール誘導体及びその製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記の一般式(3)で表されるアリルフルオリドと,(トリメチルシリル)メチルテトラゾールを溶媒中,モレキュラーシーブス及び触媒量のシンコナアルカロイド触媒存在下で反応させることにより,高エナンチオ選択的に光学活性テトラゾール誘導体を製造する方法。
【化3】



(式中,R,R,R及びRは水素原子,置換もしくは未置換のアルキル基,アルケニル基,アルキニル基,アラルキル基,又はアリール基を示す。なおRおよびRが一体となって,ヘテロ原子の介在もしくは非介在で環状構造の一部を形成してもよい。)

【請求項2】
請求項1記載の(トリメチルシリル)メチルテトラゾールが下記一般式(1)であり、請求項1記載の光学活性テトラゾール誘導体が下記の一般式(4)である請求項1記載の製造の方法。
【化1】



(式中,Rは水素原子,置換もしくは未置換のアルキル基,アルケニル基,アルキニル基,アラルキル基,アリール基,アリールオキシ基,アルコキシ基,ハロゲン原子,アミノ基,アルキルチオ基,カルボキシ基,カルバモイル基,ヒドロキシル基,シアノ基,又はニトロ基を示す。)
【化4】



(式中,Rは式(1)に記載のRと同じものを示し、式中R,R,R及びRは、請求項1記載の一般式(3)に記載のR,R,R及びRと同じものを示す。)

【請求項3】
請求項1記載の(トリメチルシリル)メチルテトラゾールが下記一般式(2)であり、請求項1記載の光学活性テトラゾール誘導体が下記の一般式(5)である請求項1記載の製造の方法。
【化2】



(式中,Rは水素原子,置換もしくは未置換のアルキル基,アルケニル基,アルキニル基,アラルキル基,アリール基,アリールオキシ基,アルコキシ基,ハロゲン原子,アミノ基,アルキルチオ基,カルボキシ基,カルバモイル基,ヒドロキシ基,シアノ基,又はニトロ基を示す。)
【化5】




(式中,R,R,R,R及びRは上記一般式(2)及び一般式式(3)に記載のR,R,R,R及びRと同じものを示す。)

【請求項4】
下記一般式(4)で表される,光学活性テトラゾール誘導体。
【化4】



(式中,R,R,R,R及びRは式(1)及び式(3)に記載のR,R,R,R及びRと同じものを示す。)

【請求項5】
下記一般式(5)で表される,光学活性テトラゾール誘導体。
【化5】



(式中,R,R,R,R及びRは上記一般式(2)及び式(3)に記載のR,R,R,R及びRと同じものを示す。)
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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