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ケイ素試薬による不活性sp3C-F結合活性化反応を経由するモノフルオロメチル置換エポキシドの触媒的製造方法及びそのモノフルオロメチル置換エポキシド コモンズ

国内特許コード P140010971
掲載日 2014年9月1日
出願番号 特願2014-157623
公開番号 特開2016-034911
出願日 平成26年8月1日(2014.8.1)
公開日 平成28年3月17日(2016.3.17)
発明者
  • 柴田 哲男
  • 田中 隼紀
  • 徳永 恵津子
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 ケイ素試薬による不活性sp3C-F結合活性化反応を経由するモノフルオロメチル置換エポキシドの触媒的製造方法及びそのモノフルオロメチル置換エポキシド コモンズ
発明の概要 【課題】強固な炭素-フッ素結合開裂反応による,2-フルオロメチルエポキシド化合物の触媒的合成手法の開発
【解決手段】発明者らは鍵反応として,強固な炭素-フッ素結合を,触媒量の塩基とフッ素と強く相互作用をするケイ素試薬を用いることで活性化し開裂させる反応を用いて,2-フルオロメチルエポキシド化合物を触媒的に製造する方法を開発した。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


フッ素原子は全原子中で最大の電気陰性度をもつ等,その特異的な性質から医薬,農薬分野において注目を集め,生理活性物質への導入が盛んに研究されている。特に農薬分野においてはその利用が盛んに行われ,上市されている農薬の約半数近くにフッ素原子が含まれているといわれている。その中でもトリフルオロメチル基は,フッ素原子のもつ特徴を特に強く現す官能基として,広く医農薬への利用が進んでいる。一方で,最近ではフッ素原子のもつ電気陰性度,分子サイズ,分子間力低減能力等をより精密にコントロールすることで,より生理活性物質の効果を高めることを目的としてモノフルオロメチル基,ジフルオロメチル基等の導入が検討されるようになっているが,その直接的な導入法の例は少ない (非特許文献1,2) 。一般的にフルオロアルキル基を含む化合物の合成手法としては,あらかじめフルオロアルキル基の導入された化合物を出発原料として用いるビルディングブロック法が利用されるが,この方法では合成が困難な化合物も少なくない。そのため複数のフッ素を含む化合物中の本来極めて強い結合である炭素-フッ素結合を開裂させて,目的のフルオロアルキル基有する化合物を合成する手法の開発が求められてきた。



当技術を用いて合成されるエポキシドは各種医農薬品の有用合成中間体であり,その合成手法が盛んに研究されている。エポキシドを合成する主な合成手法としては,過酸化物によるオレフィンの酸化反応(非特許文献3),及び1,2-ハロヒドリンからの分子内ウィリアムソン合成法が知られている(非特許文献4)。後者の分子内ウィリアムソン合成法において,用いる基質中の脱離基として,フッ素原子はその低い脱離能からほとんど用いられず,注目を集めることはなかった。しかしながら,近年強固な炭素-フッ素結合の活性化による含フッ素化合物の合成が注目を集めており,その手法を用いる含フッ素エポキシドの触媒的合成手法の開発が望まれてきた。

産業上の利用分野


本発明は,触媒量の塩基と化学量論量のケイ素試薬を用い,不活性な炭素-フッ素結合の開裂を伴う,モノフルオロメチル置換エポキシドの製造方法及びモノフルオロメチル置換エポキシドに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で表される1,3-ジフルオロプロパン-2-オールを,触媒量の塩基と化学量論量のケイ素試薬存在下で反応させることからなる下記一般式(2)で表わされる2-フルオロメチルエポキシドの製造方法。
【化1】



(式中,Rはアルキル基,アルケニル基,アルキニル基,アラルキル基,アリール基を示す。これらの官能基は無置換でも,置換されていてもよい。)
【化2】



(式中,Rは式(1)に記載の通りである。)


【請求項2】
下記一般式(2)で表される2-フルオロメチルエポキシド化合物。
【化2】



(式中,Rは式(1)に記載の通りである。)
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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