TOP > クイック検索 > 国内特許検索 > 金属板製造装置及び金属板の製造方法

金属板製造装置及び金属板の製造方法

国内特許コード P140011018
整理番号 S2014-0629-N0
掲載日 2014年10月9日
出願番号 特願2014-071815
公開番号 特開2015-193021
出願日 平成26年3月31日(2014.3.31)
公開日 平成27年11月5日(2015.11.5)
発明者
  • 羽賀 俊雄
出願人
  • 学校法人常翔学園
発明の名称 金属板製造装置及び金属板の製造方法
発明の概要 【課題】表面が平滑な金属板を製造できる金属板製造装置及び金属板の製造方法を提供する。
【解決手段】冷却能を有し走行するコンベア手段20と、コンベア手段上に形成され、金属溶湯50を貯めるためのプール30と、を具える金属板を製造する金属板製造装置であって、回転方向前方に位置するスクレイパープレート40は、先端部42にコンベア手段によって冷却されて半凝固状態及び/又は凝固状態で送出される基層52に当接する当接部46と、当接部よりもコンベア手段の表面から離れる方向に凹んで形成され、基層よりも凝固状態の低い半凝固状態及び/又は溶湯状態で送出される通過層54の通過を許容する通過部48と、を具える。
【選択図】図12
従来技術、競合技術の概要


近年、自動車業界等において、車両の軽量化などを図るために、アルミニウム合金薄板を使用することが提案されている。



アルミニウム合金薄板を作製する方法としては、DC鋳造・熱間圧延を用いる方法や双ロール法が知られている。また、これら方法よりも安価に作製する方法として、非特許文献1に示されているような単ロール法が提案されている。



非特許文献1の単ロール法では、連続して生産していると、ロールにより形成された金属層の表面に、塊状の盛り上がった部分が発生するために、得られたアルミニウム合金薄板の板厚が不均一になるという不具合がある。



そこで、発明者は、上記問題を解消すると共に、省工程で、安価に単層の金属板又は複層のクラッド金属板を製造する新たな金属板製造装置及び金属板製造方法を提案した(特許文献1)。



特許文献1は、ロールを用いた連続鋳造によって、単層の金属板を製造する金属板製造装置であって、冷却能を有するロールと、金属溶湯を貯めるためのプールとを具える。プールには、ロールの回転方向前方に位置し、先端部とロールの表面との間の距離が変わり得るように可動に設けられた前プレートを有している。ロールを回転すると、プール内の金属溶湯が冷却されつつロール表面に半凝固状態乃至凝固状態でプールから引き出される。引き出される金属には、前プレートの先端部が一定の力で面的に押し付けられているから、ロールにて冷却されて凝固状態となった金属層の表面に形成される溶湯又は半凝固状態の金属は、前プレートの先端部によって掻き取られ、略一定厚さの金属層を得ることができる。

産業上の利用分野


本発明は、ロールの如きコンベア手段を用いた連続鋳造によって、金属板を製造する金属板製造装置及び金属板の製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
冷却能を有し走行するコンベア手段と、
前記コンベア手段上に形成され、金属溶湯を貯めるためのプールと、を具えており、
前記プールは、前記コンベア手段の表面と、前記コンベア手段の走行方向前方に位置するスクレイパープレートと、前記コンベア手段の走行方向後方に位置する後部材と、幅方向左右のサイド部材と、によって形成され、
前記スクレイパープレートは、前記コンベア手段の表面と対向する先端部を有し、前記先端部が、前記コンベア手段の表面との間の距離が変わり得るように可動に設けられ、前記先端部が前記コンベア手段の表面方向に付勢される、
金属板を製造する金属板製造装置であって、
前記スクレイパープレートの先端部は、
前記コンベア手段によって冷却されて半凝固状態及び/又は凝固状態で送出される基層に当接する当接部と、
前記当接部よりも前記コンベア手段の表面から離れる方向に凹んで形成された通過部であって、前記基層上に溶湯及び/又は前記基層よりも固相率の低い半凝固状態の金属にてなる通過層の通過を許容する通過部と、
を具える、
金属板製造装置。

【請求項2】
前記スクレイパープレートよりも走行方向前方にて前記コンベア手段と対向し、前記通過部を通過した前記通過層を均す均し手段を具える、
請求項1に記載の金属板製造装置。

【請求項3】
前記スクレイパープレートの前記先端部は、前記通過部の深さが、前記当接部よりも0.1mm~10mm凹んでいる、
請求項1又は請求項2に記載の金属板製造装置。

【請求項4】
前記スクレイパープレートの前記先端部は、前記通過部の幅は、5mm以上である、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の金属板製造装置。

【請求項5】
金属板製造装置を用いて金属板を製造する方法であって、
前記金属板製造装置は、
冷却能を有し走行するコンベア手段と、
前記コンベア手段上に形成され、金属溶湯を貯めるためのプールと、を具えており、
前記プールは、前記コンベア手段の表面と、前記コンベア手段の走行方向前方に位置するスクレイパープレートと、前記コンベア手段の走行方向後方に位置する後部材と、幅方向左右のサイド部材と、によって形成され、
前記スクレイパープレートは、前記コンベア手段の表面と対向する先端部を有し、前記先端部が、前記コンベア手段の表面との間の距離が変わり得るように可動に設けられ、前記先端部が前記コンベア手段の表面方向に付勢され、
前記スクレイパープレートの先端部は、
前記コンベア手段によって冷却されて半凝固状態及び/又は凝固状態で送出される基層に当接する当接部と、
前記当接部よりも前記コンベア手段の表面から離れる方向に凹んで形成された通過部であって、前記基層上に形成され、前記基層よりも凝固状態の低い金属溶湯及び/又は半凝固状態で送出される通過層の通過を許容する通過部と、
を有したものであって、
前記プールに前記金属溶湯を注湯し、
前記コンベア手段を走行させて、前記プール内の前記金属溶湯を前記コンベア手段によって冷却して前記コンベア手段の表面に半凝固状態及び/又は凝固状態の基層を形成しながら、前記コンベア手段の表面と共に前記基層を移動させ、
前記スクレイパープレートの前記先端部の前記当接部を前記基層の半凝固及び/又は凝固状態表面に一定の力で面的に常時当接させて、前記スクレイパープレートの前記先端部の前記通過部から、前記基層の上に前記プール内の前記金属溶湯を溶湯及び/又は基層より固相率の低い半凝固状態の通過層として送出し、
前記コンベア手段によって、基層及び通過層を冷却して凝固させて金属板を得る、
金属板の製造方法。

【請求項6】
前記金属板製造装置は、前記スクレイパープレートよりも走行方向前方にて前記コンベア手段と対向し、前記通過部を通過した前記通過層を均して前記基層と一体化する均し手段を具え、
前記基層の上に前記プール内の前記金属溶湯を溶湯及び/又は基層よりも固相率の低い半凝固状態で送出された前記通過層を、前記コンベア手段と前記均し手段によって押圧し、前記通過層の表面を平滑に均した後、
前記コンベア手段によって、基層及び通過層を冷却して凝固させて金属板を得る、
請求項5に記載の金属板の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2014071815thum.jpg
出願権利状態 公開


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close